ムチャリンダとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ムチャリンダの意味・解説 

ムチャリンダ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/20 13:37 UTC 版)

ムチャリンダとブッダ。

ムチャリンダ: Mucalinda, : Mucilinda[1])は、インド神話に登場するナーガラージャの一人。仏教のとある話では、ブッダに帰依したとされる。

ある時、ブッダはとある菩提樹の木の下で瞑想をしたが、そこにはムチャリンダが棲んでいた。ムチャリンダはブッダの偉大さに気づき、静かに見守り続けた。やがて激しい嵐が起こると、ムチャリンダは自らの体を7回巻きにブッダに巻きつけ、約7日間に渡り雨風から守り続けた。その後、人間の姿になり、ブッダに帰依したといわれる。この人間の姿は、7回巻きの藍とも呼ばれている。

日本におけるムチャリンダ(竜王)の存在は、専ら禅宗系の寺院や塔中などの法堂の天井絵に、禅の修行をする者の守護者として数多く描かれている。京都妙心寺の法堂天井に描かれている狩野探幽作『雲龍図』(重要文化財)などが有名である。

脚注

参考文献




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ムチャリンダ」の関連用語

ムチャリンダのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ムチャリンダのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのムチャリンダ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS