KiRaRe(キラリ)
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「Re:ステージ!」の記事における「KiRaRe(キラリ)」の解説
私立稀星学園高尾校中等部普通科の謡舞踊部のメンバーで結成されたアイドルグループ。2015年11月10日発売のコンプティーク2015年12月号でキャスト発表された。物語開始時は部員は2人で実績もなかったため廃部が決まっていたが、それを阻止するための実績づくりとして「プリズムステージ」での優勝を目指す。原作小説およびゲーム中、実際のCD発売時も一貫して「KiRaRe」と表記されている。グループ名はファンによる公募でコンプティーク誌上のアンケートにより付けられたもの。なお、劇中では当初、瑞葉が「梅こぶ茶飲み隊」という仮称で名付けていたが、長時間の協議の末、誰かの案でいつの間にか「KiRaRe」と決まったことになっている。設定上ではみいの案により「KiRaRe」と決まったことになっており、アニメではその様子が描写された。 式宮舞菜(しきみや まな) 声 - 牧野天音 原作小説・アニメ版の主人公。中学1年生。4月23日生まれで血液型はO型。おとなしく引っ込み思案な性格だが、意外と行動力がある。現在は叔母(アニメによれば斎野静香)と生活している。 一度見ただけの踊りを、それまで踊っていた紗由を引っ張るぐらいにすぐ踊れるなど、抜群の歌と踊りのセンスを持つ。幼いころから姉と歌い踊るのが好きで、トップアイドルである姉のいる私立稀星学園本校芸能科に推薦入学した。しかし、そのセンスゆえに、本校アイドル部の部員から嫉妬されるなど風当たりが強かったため、自分の歌と踊りでは人を楽しませることができないと感じ、このことがきっかけで、人前で歌ったり踊ったりすることができなくなった。そして、アイドルへの夢をあきらめ1年生の5月(アニメでは4月)に普通科しかない高尾校へ転校する。しかし紗由と出会ったことで歌うこと・踊ることの楽しさを思い出し、彼女と一緒に踊りたいと思ったことから、謡舞踊部に入部して再びアイドルを目指す。 また、踊りのセンスだけでなくボイスノイド(音声合成ソフト)の声からサンプル元が本城香澄であることを言い当てるなど音感にも優れている。 特に紗由と仲がよく、お互いに高めあいながら成長する様子が描かれる。姉とは非常に仲が良いが、プリズムステージにおいてライバル宣言をし、Stellamarisを倒して全国優勝することを誓う。 アニメでは、芸能一家の出身で母親も元女優(トップスター)と設定されている。 月坂紗由(つきさか さゆ) 声 - 鬼頭明里 中学1年生。9月7日生まれで血液型はA型。まじめでまっすぐな性格。 幼いころから各地のアイドル大会に出場しており実績も残してきた。本校への入学を目指していたが、両親の反対によりアイドル活動をあきらめて高尾校へ入学する。しかし、夢をあきらめることができず、両親に内緒でアイドルを目指そうと仲間を集めようとしていた時に瑞葉と出会い、謡舞踊部に入部する。そして転校してきた舞菜の歌や踊りに引き込まれ、舞菜と支えあう親友となる。 両親にアイドル活動を認められていないため、家族ぐるみでアイドル活動を応援されているオルタンシアを少しうらやましく思っている。のちにメンバーの協力により、プリズムステージ全国大会に優勝したらその後のアイドル活動を認めてもらえることを両親と約束する。 詩を書くことが好きで書いた本を多く所有している。しかし、特にアニメでは舞菜以外にあまり評価されていない。 市杵島瑞葉(いちきしま みずは) 声 - 田澤茉純 中学3年生。部長。6月13日生まれで血液型はAB型。おっとりとした性格で関西弁を話す。家は芸能関係者ならだれでも知っている伝統のある京都の神社で、神楽舞や日本舞踊を得意とするが、リズム感はなくダンスは苦手。学校でも上半身には着物を羽織っており、スカートも制服とは若干異なっている。様々な人脈を持っていて、駅前のメイド喫茶をなぜか第2部室と呼んで自由に使ったり、舞菜や実の正体にいち早く気付いたりするなど、とらえどころのない人物と評されている。 謡舞踊部にはもともと十分な部員がいたが、進級によって部長だけが部員として残った。新入生を勧誘していたときに、部を存続させたい瑞葉とアイドルを目指す紗由が意気投合した。なお本人はアイドルになるつもりはなく、あくまでも応援係に徹するつもりだった。 特に実と仲が良く、何かと気にかけている。 アニメでは、1年生の時から一人でアイドルの部活を目指していたという設定が付加されている。 柊かえ(ひいらぎ かえ) 声 - 立花芽恵夢 中学1年生。1月5日生まれで血液型はO型。物静かな性格だが毒舌家でもある。機械いじりが得意で、アイドル適正数値を図るほかに、危険物を確認できるなどの非常に多機能な「IPPグラス」など、独自の発明品を多数持っている。 頭は良いが体が弱かったため引きこもりがちで保健室の常連であった。特に小学校時代の学芸会で声が出せなかったことがトラウマとなるが、アイドルによって精神的に救われた。だが、自身はあくまでもアイドルのファンであり、自分が人に夢を見せるアイドルになれるなどと思っておらず、クラスメイトの舞菜や紗由に誘われてもアイドルは生半可な気持ちでやるものではないと断っていた。しかし、彼女たちの練習を見ているうちに引き込まれ、自分でもアイドルを夢見ていいのだと気づき、部員となる。 香澄と仲が良く、FPSでのコードネーム「ダークシャドウプリンセス」からプリンセスと呼ばれている。 アニメでは、FPSに関する説明は省略されている。 本城香澄(ほんじょう かすみ) 声 - 岩橋由佳 中学2年生。12月20日生まれで血液型はA型。クールな性格の僕っ子。 小学生時代は芸能事務所に入って子役などの芸能活動をしており、アイドルとしての経歴を認められて本校への入学も決まっていたが、ボイスノイド(アニメではここぱんなと名付けられている)のサンプルボイス担当としての依頼が入り、街中が彼女の声であふれてしまったことから自分で歌わなくてもいいと思ってしまい、夢を彼女に譲りアイドル目指すのをやめてしまう。そのため本校ではなく高尾校へ入学して、アイドルから最も遠いサバイバルゲーム部に入り、サバゲに傾倒していた。しかし舞菜と紗由、そしてかえの努力によって歌うことの楽しさを思い出し、彼女たちと一緒に歌いたいという思いから部員となる。その後も学校のサバゲ部は兼部している。 かえと仲が良く、サバゲ部での二つ名「サウザンドキルエンジェル」からエンジェルと呼ばれている。 アニメでは 子役などとしての活躍経歴はあるもののアイドルはしておらず、アイドルを目指して受けたオーディションがボイスノイドの担当となるためのものだったと語られている。そのため本校の入学についても触れられていない。 長谷川みい(はせがわ みい) 声 - 空見ゆき 中学3年生。生徒会副会長兼部活動統括委員。本名は長谷川実(はせがわ みのり)で、みいは芸名。3月1日生まれで血液型はB型。生徒会副会長としての自分とアイドルとしての自分を演じ分けており、生徒会モードの時は非常にまじめでしっかりとした生徒だが、アイドルモードの時は一人称を「みい」とし語尾に「みぃ」を付けるなど、アイドル的なキャラ付けをしている。アイドル時はいじられキャラとなるためギャップが激しい。 元々はアイドルを目指して本校に入学しようとしていたが最終面接に落ち、高尾校に入学する。それでもめげずに仲間を集めアイドル活動をしようとするが、芸能科のある本校と異なり普通科しかない進学校である高尾校にはそのような気概のある生徒はおらず、アイドル部活も無かったため、その後2年間ソロとして秋葉原などで活動していた。そのため3年生になって突然アイドル活動を始めた謡舞踊部を快く思っておらず、廃部に追い込もうとするが、舞菜と紗由が高尾校内の屋外ステージで最初に行ったミニライブに感動して、その気持ちは落ち着く。そして、秋葉原でソロライブをしていた最中に当時の謡舞踊部のメンバーに素性が判明し、これまでの行動を謝罪するなど素直な一面を見せる。のちに瑞葉の説得で部員となる。 特に瑞葉と仲が良く、ソロ活動していたときの心情を理解され心の中にずけずけ入ってくると評価している。 アニメおよびゲーム内で配信されている原作本文中では、生徒会モード時はメガネをかけている(ちなみに、アニメ版より登場した生徒会のメンバーは、会計(声 - 涼本あきほ)、庶務(声 - 長谷川育美)、書記(声 - 咲々木瞳)の3人とも皆メガネをかけている)。また、原作では本校の受験時に最終面接まで行ったことが語られているが、アニメでは省略されている。
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