Kōsa ni Fukareteとは？わかりやすく解説

「黄砂に吹かれて」
工藤静香のシングル
初出アルバム『HARVEST』
B面	秋子
リリース	1989年9月6日
規格	EPレコード; シングルカセット; 8cmCD;
ジャンル	J-POP、歌謡曲
時間	3分51秒
レーベル	ポニーキャニオン
作詞	中島みゆき
作曲	後藤次利
ゴールドディスク
	ダブル・プラチナ（日本レコード協会）;
チャート最高順位
	1位（オリコン）; 1989年度年間9位（オリコン）; 1位（ザ・ベストテン）; 初登場2位、1位1週、TOP10内2週ランクイン; 2→① (最終回); 1位（歌のトップテン）;
工藤静香シングル年表
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「黄砂に吹かれて」（こうさにふかれて）は、工藤静香の通算8枚目のシングル。1989年 9月6日にポニーキャニオンから発売された。

背景

表題曲、カップリング曲とも「MUGO・ん…色っぽい」以来約1年振りに中島みゆきが作詞を手掛けている。当時日本のアーティストが ″黄砂″ という単語を詞の中に取り入れることはほとんどなかったため、テーマとしては斬新なものであった^[2]。楽曲はこれまでの歌謡曲路線から現代風のサウンドへと変化を見せており^[3]、後藤次利のアレンジによって異国情緒を感じさせる楽曲に仕上げられている^[2]。

2022年 7月20日に発売された工藤初のセルフカバー・アルバム『感受 Shizuka Kudo 35th Anniversary self-cover album』には、村松崇継のアレンジによる新たなバージョンで収録された。

2022年9月22日にNHK総合で放送された『SONGS』では、長女でフルート奏者のCocomiと共に出演し「黄砂に吹かれて」を披露した^[4]。

タイアップ

「黄砂に吹かれて」は、太陽誘電カセットテープ「That's OW-1」のコマーシャルソングとして使用された。

リリース

1989年 9月6日にポニーキャニオンから、EPレコード・CT・8cmCD^[5]の3形態で発売された。

今作をもって、EPレコードの最後のリリースとなった。

記録

TBS系『ザ・ベストテン』の最終回である1989年9月28日に第1位を獲得した^[6]。

雑誌『明星』（集英社）で行われた「第3回YOUNG SONG大賞」^[7]では2位となり、2年連続してベスト・シングル賞を逃した^{[注釈 1]}。

収録曲

全作詞: 中島みゆき／作曲・編曲: 後藤次利

黄砂に吹かれて（3:51）
秋子（3:55）

収録アルバム

黄砂に吹かれて

※オリジナルアルバムには未収録

秋子

カヴァー

アーティスト	収録作品	発売日	規格品番	備考
黄砂に吹かれて
中島みゆき	『回帰熱』^[8]	1989年 11月15日	PCCA-00008（CD）	セルフカバー歌詞が一部変更され、テンポが異なっている。
	『回帰熱』^[8]	1989年 11月15日	PCCA-00007（CT）
	『A FILM of Nakajima Miyuki』^[9]	1991年 6月21日	PCVP-10575（VHS）
	『A FILM of Nakajima Miyuki』^[9]	1991年 7月21日	PCLP-00173（LD）
	『THE FILM of Nakajima Miyuki』^[10]	2000年 8月2日	YCBW-10007（DVD）
クリス・ダヤンティ	『黄砂に吹かれて〜Lost In The Storm』	1993年 4月21日	PCDA-00425
梅原裕一郎	『Shizuka Kudo Tribute』	2017年 12月20日	PCCA-04601	工藤静香のトリビュート・アルバム^[11]

脚注

[脚注の使い方]

注釈

^ その年のベスト・シングル賞は光GENJIの「太陽がいっぱい」。

出典

^ “黄砂に吹かれて｜工藤静香”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年12月2日閲覧。
^ ^a ^b “【1989年９月】黄砂に吹かれて／中高年に人気　工藤静香「ザ・ベストテン」最後の１位曲”. スポニチ. SPORTS NIPPON NEWSPAPERS. 2023年12月2日閲覧。
^ “工藤静香「黄砂に吹かれて」の楽曲（シングル）・歌詞ページ”. レコチョク. 2023年11月30日閲覧。
^ “工藤静香、長女Cocomiと「黄砂に吹かれて」共演 22日放送『SONGS』”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年12月2日閲覧。
^ “工藤静香 / 黄砂に吹かれて［廃盤］”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2022年1月28日閲覧。
^ ザテレビジョン 2004, p. 175
^ 1990年 2月号発表・表彰。
^ “回帰熱”. 中島みゆきオフィシャルサイト. 2022年1月28日閲覧。
^ “A FILM of Nakajima Miyuki”. 中島みゆきオフィシャルサイト. 2023年4月21日閲覧。
^ “THE FILM of Nakajima Miyuki”. 中島みゆきオフィシャルサイト. 2023年4月21日閲覧。
^ ““男性声優×工藤静香”トリビュート！谷山紀章、梅原裕一郎らのレコーディング映像公開”. アニメ！アニメ！ (株式会社イード). (2017年12月6日) 2022年1月28日閲覧。

参考資料

ザテレビジョン『別冊ザテレビジョンザ・ベストテン～蘇る!80's ポップスHITヒストリー～』角川インタラクティブ・メディア、2004年12月。ISBN 4-04-894453-3。

外部リンク

黄砂に吹かれて - 歌ネット
工藤静香「黄砂に吹かれて」太陽誘電カセットテープ　That's　CM - CMソング動画紹介

[8] その年のベスト・シングル賞は光GENJIの「太陽がいっぱい」。

[1] “黄砂に吹かれて｜工藤静香”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年12月2日閲覧。

[Sponichi-2] “【1989年９月】黄砂に吹かれて／中高年に人気　工藤静香「ザ・ベストテン」最後の１位曲”. スポニチ. SPORTS NIPPON NEWSPAPERS. 2023年12月2日閲覧。

[3] “工藤静香「黄砂に吹かれて」の楽曲（シングル）・歌詞ページ”. レコチョク. 2023年11月30日閲覧。

[4] “工藤静香、長女Cocomiと「黄砂に吹かれて」共演 22日放送『SONGS』”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年12月2日閲覧。

[5] “工藤静香 / 黄砂に吹かれて［廃盤］”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2022年1月28日閲覧。

[best10-6] ザテレビジョン 2004, p. 175

[7] 1990年 2月号発表・表彰。

[9] “回帰熱”. 中島みゆきオフィシャルサイト. 2022年1月28日閲覧。

[10] “A FILM of Nakajima Miyuki”. 中島みゆきオフィシャルサイト. 2023年4月21日閲覧。

[11] “THE FILM of Nakajima Miyuki”. 中島みゆきオフィシャルサイト. 2023年4月21日閲覧。

[12] ““男性声優×工藤静香”トリビュート！谷山紀章、梅原裕一郎らのレコーディング映像公開”. アニメ！アニメ！ (株式会社イード). (2017年12月6日) 2022年1月28日閲覧。

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[注釈 1]

[8]

[9]

[10]

[11]

表話編歴オリコン月間シングルチャート第1位（1989年9月-10月度）
1985年	1月 The Stardust Memory（小泉今日子） 2月天使のウィンク（松田聖子） 3月 Romanticが止まらない（C-C-B） 4月あの娘とスキャンダル（チェッカーズ） 5月にくまれそうなNEWフェイス（吉川晃司） 6月今だから（松任谷由実・小田和正・財津和夫） 7月 SAND BEIGE -砂漠へ-（中森明菜） 8月・9月悲しみにさよなら（安全地帯） 10月もう逢えないかもしれない（菊池桃子） 11月・12月恋におちて -Fall in love-（小林明子）
1986年	1月冬のオペラグラス（新田恵利） 2月バナナの涙（うしろゆびさされ組） 3月 OH!! POPSTAR（チェッカーズ） 4月デカメロン伝説（少年隊） 5月象さんのすきゃんてぃ（うしろゆびさされ組） 6月ジプシー・クイーン（中森明菜） 7月シンデレラたちへの伝言（高井麻巳子） 8月不思議な手品のように（新田恵利） 9月・10月 CHA-CHA-CHA（石井明美） 11月 BELIEVE（渡辺美里） 12月 WAKU WAKUさせて（中山美穂）
1987年	1月ホワイトラビットからのメッセージ（渡辺満里奈） 2月 TANGO NOIR（中森明菜） 3月 stripe blue（少年隊） 4月話しかけたかった（南野陽子） 5月 Strawberry Time（松田聖子） 6月 BLONDE（中森明菜） 7月君だけに（少年隊） 8月 Marionette（BOØWY） 9月 SHADE〜夏の翳り〜（杉山清貴） 10月難破船（中森明菜） 11月 SHOW ME（森川由加里） 12月ガラスの十代（光GENJI）
1988年	1月ガラスの十代（光GENJI） 2月 AL-MAUJ (アルマージ)（中森明菜） 3月・4月パラダイス銀河（光GENJI） 5月 C-Girl（浅香唯） 6月 TATTOO（中森明菜） 7月 Diamondハリケーン（光GENJI） 8月 ANGEL（氷室京介） 9月 DAYBREAK（男闘呼組） 10月剣の舞（光GENJI） 11月・12月とんぼ（長渕剛）
1989年	1月恋一夜（工藤静香） 2月激愛（長渕剛） 3月地球をさがして（光GENJI） 4月涙をみせないで〜Boys Don't Cry〜（Wink） 5月嵐の素顔（工藤静香） 6月 Diamonds（プリンセスプリンセス） 7月世界でいちばん熱い夏（プリンセス・プリンセス） 8月太陽がいっぱい（光GENJI） 9月・10月黄砂に吹かれて（工藤静香） 11月 One Night In Heaven 〜真夜中のエンジェル〜（Wink） 12月白いクリスマス（JUN SKY WALKER(S)）
1960後 1970前 1970後 1980前 1980後 1990前 1990後 2000前 2000後 2010前 2010後 2020前

表話編歴オリコン週間シングルチャート第1位（1989年9月18日-10月23日・6週連続）
1月	2日とんぼ（長渕剛） 16日（合算週: 2週分）秋（男闘呼組） 23日・30日恋一夜（工藤静香）
2月	6日 TRUE LOVE（浅香唯） 13日愛が止まらない〜Turn it into love〜（Wink） 20日・27日激愛（長渕剛）
3月	6日 ROSÉCOLOR（中山美穂） 13日 TIME ZONE（男闘呼組） 20日地球をさがして（光GENJI） 27日涙をみせないで〜Boys Don't Cry〜（Wink）
4月	3日・10日涙をみせないで〜Boys Don't Cry〜（Wink） 17日・24日 BE MY BABY（COMPLEX）
5月	1日ごめんよ涙（田原俊彦） 8日 LIAR（中森明菜） 15日・22日・29日嵐の素顔（工藤静香）
6月	5日 Return to Myself 〜しない、しない、ナツ。（浜田麻里） 12日 Diamonds（プリンセスプリンセス） 19日さよならベイビー（サザンオールスターズ） 26日 Diamonds（プリンセス・プリンセス）
7月	3日まいったネ今夜（少年隊） 10日世界でいちばん熱い夏（プリンセス・プリンセス） 17日・24日淋しい熱帯魚（Wink） 31日太陽がいっぱい（光GENJI）
8月	7日 SUMMER GAME（氷室京介） 14日 CROSS TO YOU/ROCKIN' MY SOUL（男闘呼組） 21日・28日太陽がいっぱい（光GENJI）
9月	4日・11日太陽がいっぱい（光GENJI） 18日・25日黄砂に吹かれて（工藤静香）
10月	2日・9日・16日・23日黄砂に吹かれて（工藤静香） 30日虹をみたかい（渡辺美里）
11月	6日 RUNNING TO HORIZON（小室哲哉） 13日・20日 One Night In Heaven 〜真夜中のエンジェル〜（Wink） 27日 GRAVITY OF LOVE（小室哲哉）
12月	4日白いクリスマス（JUN SKY WALKER(S)） 11日フィルムの向こう側（南野陽子） 18日しょっぱい三日月の夜（長渕剛） 25日クリスマス・イブ（山下達郎）
シングル：1967 1968 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 1981 1982 1983 1984 1985 1986 1987 1988 1989 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023 デジタルシングル：2017・2018 2019 2020 2021 2022 2023 合算シングル：2018・2019 2020 2021 2022 2023 ストリーミング：2018・2019 2020 2021 2022 2023

表話編歴 1989年のザ・ベストテン1位獲得作品（第603回（最終回））
1月	5日・12日とんぼ（長渕剛） 19日・26日秋（男闘呼組）
2月	2日・9日・16日・23日恋一夜（工藤静香）
3月	2日愛が止まらない〜Turn it into love〜（Wink） 9日・16日恋一夜（工藤静香） 23日・30日 TIME ZONE（男闘呼組）
4月	6日・13日・20日地球をさがして（光GENJI） 27日涙をみせないで〜Boys Don't Cry〜（Wink）
5月	4日・11日・18日・25日ごめんよ涙（田原俊彦）
6月	1日・8日・15日・22日嵐の素顔（工藤静香） 29日 Diamonds（プリンセスプリンセス）
7月	6日・13日・20日まいったネ今夜（少年隊） 27日淋しい熱帯魚（Wink）
8月	3日淋しい熱帯魚（Wink） 10日・17日・24日・31日太陽がいっぱい（光GENJI）
9月	7日・14日・21日太陽がいっぱい（光GENJI） 28日黄砂に吹かれて（工藤静香）放送終了


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