DIOの館の住人
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「スターダストクルセイダース」の記事における「DIOの館の住人」の解説
DIO(ディオ) 声 - 若本規夫 / 田中信夫 / 千葉一伸 / 子安武人 / 子安武人 / 塩沢兼人(Part3RPG版CM[要出典]) ジョースター家の宿敵。Part1でジョナサン・ジョースターと相打ちになるが彼の肉体を乗っ取って海底で生き延び、約100年後にトレジャーハンターにより海底からそのシェルターが引き上げられたことで長き眠りから目覚め、再び世界を支配するために活動を始める。高いパワーとスピードを有し、時を止めるスタンド「世界(ザ・ワールド)」を持つ。 詳細は「ディオ・ブランドー」を参照 ヴァニラ・アイス 声 - なし / 青野武 / 岸祐二(第1作)、速水奨(第2作 ) / 吉野裕行 / 速水奨 DIOの側近で、彼のためなら死ぬことも厭わないほどの忠誠心の持ち主。そのため、DIOを貶めた者には異常な怒りを見せる。DIOに化けたザ・フール(DIOの姿を騙った砂人形のようなもの)を見破った際には「偽物とはいえ自分にDIO様を攻撃させた」という理由で、イギーを苦しませてから殺そうと、あえて瞬殺できるスタンドで殺さず、直に自分の足で何度も蹴りを入れ、致命傷を負わせた。その性格は、ポルナレフに「普通じゃない、異常だ」「こいつの精神こそが暗黒空間」「バリバリ裂けるドス黒い暗黒のクレバス」等と評されている。 「血が欲しい」というDIOの頼みを即座に承知し、スタンドで自分の首を切り落として血を捧げるが、DIOがそれを惜しんだため、逆に血を与えられて蘇生する。その後、アヴドゥルをスタンドで奇襲して殺害し、ポルナレフを庇ったイギーを死に至らしめる。ポルナレフとは極限の攻防を繰り広げ、致命傷を受けてなおも向かっていくが、肉体を吸血鬼にされたことを見破られ、最期は直射日光を浴びせられて崩壊死した。 死んで蘇らせれたアイス本人も、自分が吸血鬼にされていたことには気づいていなかった。またポルナレフと戦っている間も吸血鬼化の兆候も現れておらず、特にテレビアニメ版では、日光が差し込む決戦途中の室内へアイスが降り立つ姿が、明確に描かれている。 OVA版では多少経緯は異なるが、原作同様アヴドゥルとイギーを殺害する。日光下にある中庭での戦闘ではスタンドの口外に出ておらず、最期はイギーの死に激昂したポルナレフの猛攻を受け、頭部を切断されて絶命する。 名前の由来はアメリカのラッパー「ヴァニラ・アイス」。 Part3対戦型格闘ゲームおよびOVAの北米版では "Iced"(アイスド)、『オールスターバトル』以降およびテレビアニメの北米版では "Cool Ice"(クール・アイス)と改名されている。クリーム 【破壊力 - B / スピード - B / 射程距離 - D / 持続力 - C / 精密動作性 - C / 成長性 - D】 大きな口と2本の角を持つ、骸骨のような像のスタンド。口内が暗黒空間となっており、それに飲み込まれると本体のヴァニラ・アイスとスタンドのクリーム以外のあらゆる物体は、霧散するように消滅する。また、スタンド自身が本体ともども口内に隠れることで、本体とスタンドはこの世界から完全に気配を消し、不可視の暗黒空間の入り口が球体状に残される。この状態で移動することで、攻撃を受けることなく一方的に触れた物体を暗黒空間に飲み込めるが、軌道上にある障害物を透過せずに破壊するため、故意に障害物を置かれることで軌道を読まれてしまう欠点がある。また、本体やスタンドにも外の状況は把握できないため、本体が一瞬だけ暗黒空間から顔を出したところを反撃される恐れがある。 スタンド名の由来はイギリスのバンド「クリーム」。デザインは死神や、中世フランスの死刑執行人のイメージ。劇中では名前が登場しない。Part3対戦型格闘ゲーム版では原作には無い暗示カードが登場しているほか、幼少時からスタンドが発現していたことが明らかになっている。 ケニーG 声 - なし / なし / 不明 / なし / 柳田淳一 DIOの部下。スタンドでDIOの館に巨大迷路を張り巡らせ、地下には南国風の風景を作り上げていた。アヴドゥルの炎とイギーの鼻で居場所を見破られてザ・フールの引っ掻き攻撃を受け、まともに戦わないままリタイアした。回想シーンではテレンス・T・ダービーやヴァニラ・アイスと共に、ヌケサクを見下しながらジョースター一行の迎撃へ出ていく姿が描かれている。 名前の由来はアメリカのサックスミュージシャン「ケニー・G」。 Part3対戦型格闘ゲームの北米版では "Ken-E-Gee"(ケニージー)、テレビアニメの北米版では "Billie Jean"(ビリー・ジーン)と改名されている。ティナー・サックス 【破壊力 - E / スピード - E / 射程距離 - D / 持続力 - A / 精密動作性 - E / 成長性 - E】 相手に幻覚を見せるスタンド。スタンド名の由来は木管楽器のテナーサックス 。Part3対戦型格闘ゲーム版では原作には無い暗示カードが登場している。 ヌケサク 声 - なし / なし / 岸祐二 / 根本幸多 / 奈良徹、山村響(女の顔) DIOの部下で吸血鬼。スタンド使いではないが、後頭部に女の顔を出す「能力」を持つ(ヌケサク本人は「無敵の能力」と豪語している)。「ヌケサク」というのは、そのマヌケな性格と実力の低さを馬鹿にした仲間たちから付けられたあだ名(蔑称)であり、本名は不明。変身による演技力や、うつ伏せ状態で地面から天井に張り付く運動能力は優れてるものの、承太郎が後述のミスを指して「ヌケサク」と罵った際、自分のあだ名を言い当てられたと誤解して驚き、彼を改めて呆れさせている。 自分を馬鹿にしていた仲間たちが全員ジョースター一行に敗れたことに一時は喜んでいたものの、結果として自身も戦線に出ざるをえなくなり、女の顔でジョースター一行に近寄り欺こうとする。だが、後頭部を他人に向けた状態では両手の向きが逆になることに気付かなかったために見破られ、承太郎に吸血鬼の不死性を確かめるためのオラオララッシュの餌食にされたうえ、捕らえられる。そして、ジョースター一行からDIOの眠る棺桶のある部屋への案内と棺桶を開けることを強要され、内心でDIOに助けを求めつつ渋々と従うが、DIOによって全身を輪切りにされた状態で棺桶に押し込められた。 テレビアニメ版では、半年前にDIOがザ・ワールドのスタンドのパワーとスピードを試すために散弾銃を撃たせた部下が彼であったことが明かされている。 OVA版には登場せず、アヴドゥルがDIOの眠る棺桶を開けた途端にDIOによって攻撃されるシーンに変更されている。 PS版格闘ゲームでは、DIO(邪悪の化身の方ではない)がアレッシーの若返り能力を受けると、なぜか彼に変身する。 原作漫画の北米版では "Loser"(ルーザー)と改名されているが、それ以外のメディアの北米版では "Nukesaku"(ヌケサク)のままである。
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