Collar of the Supreme Order of the Chrysanthemumとは? わかりやすく解説

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大勲位菊花章頸飾

(Collar of the Supreme Order of the Chrysanthemum から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/26 10:04 UTC 版)

大勲位菊花章頸飾(だいくんいきっかしょうけいしょく、: Collar of the Supreme Order of the Chrysanthemum)は、日本の勲章の一つで、その最高位に位置する。また、日本の勲章では唯一、頸飾(けいしょく、ネックレスの意)の形状をとる。


注釈

  1. ^ 栄典制度改革までは、「大勲位」という勲等に叙した者に対して「菊花章頸飾」という勲章を授与するという形式で、「勲等」と「勲章」に分けられていた(他の勲等・勲章についても同じ)。しかし、栄典制度改革により、「勲等」に叙するという形式を省略し、「勲章」を授与する形式に改められた。なお、制度改正までの受章者は、引き続き勲等・勲章とを分けた状態で有しているものと扱われる(平成14年改正政令附則2項「この政令による改正前の規定により授与された勲章及び平成十五年十一月二日以前の日付をもって授与される勲章については、改正前の規定は、なおその効力を有する」)。また、大勲位菊花章頸飾については「大勲位ニ叙セシ者ニ特別之ヲ賜フ」と定められている(宝冠章及大勲位菊花章頸飾ニ関スル件2条1項)ことから、引き続き「大勲位」という勲等は存続しているものとも解される。
  2. ^ 制定から数年間は金位900の地金で製造されていた。また宝冠章も1940年代頃の物までは金製であった。
  3. ^ 宝冠大綬章(旧勲一等宝冠章)も、正章に108個、副章には209個もの天然真珠を使っているため、大勲位菊花章頸飾と並んで高価な勲章であり、ほぼ女性の皇族・外国王族用である。
  4. ^ 明治の制定初期のみ、箱の表記が「大勲位菊花頸飾章」となっていた。
  5. ^ 皇太子時代の大正天皇や韓国皇帝純宗などの写真には、菊花章頸飾に菊花大綬章の正章を佩用した例も見られる。
  6. ^ a b 即位に際し、内閣から譲与。

出典

  1. ^ a b c 1928年(昭和3年)、国立公文書館所蔵(請求番号:寄贈02115100)。
  2. ^ 宝冠章及大勲位菊花章頸飾ニ関スル件 - e-Gov法令検索、2019年8月14日閲覧。
  3. ^ 各種勲章及び大勲位菊花章頸飾の制式及び形状を定める内閣府令 - e-Gov法令検索、2019年8月14日閲覧。
  4. ^ 川村晧章『勲章みちしるべ』青雲書院、1985年、p.135
  5. ^ a b 大勲位菊花章頸飾(大隈重信) - 早稲田大学図書館、2019年8月18日閲覧。
  6. ^ 大勲位菊花章頸飾ヲ有スル者ハ略鎖ヲ以テ略章ヲ喉下ニ佩フルヲ得ル件』 - 国立国会図書館デジタルコレクション、2019年8月14日閲覧。
  7. ^ 勲章の授与基準 (PDF) 、2003年(平成15年)5月20日閣議決定。
  8. ^ 令和元年5月1日(水)午前”. 首相官邸. 2019年5月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年5月2日閲覧。
  9. ^ “政府、新天皇陛下に勲章譲与”. 時事ドットコム. (2019年5月1日). https://www.jiji.com/jc/article?k=2019050100343 2019年5月2日閲覧。 
  10. ^ 大勲位菊花章頸飾(西園寺公望) - 国立公文書館、2019年8月18日閲覧。
  11. ^ 川村皓章『勲章ものがたり 栄典への道』、p. 220
  12. ^ 大勲位菊花章頸飾(佐藤栄作) - 国立公文書館、2019年8月18日閲覧。
  13. ^ 『官報』第168号8頁 令和2年1月14日号
  14. ^ "中曽根氏に従一位、大勲位菊花章頸飾を授与". 産経ニュース. 産業経済新聞社. 27 December 2019. p. 1. 2019年12月27日閲覧
  15. ^ 『官報』第776号8頁 令和4年7月14日号 (2022年7月14日). “叙位・叙勲”. 官報. 2022年7月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月14日閲覧。
  16. ^ 安倍元首相に大勲位菊花大綬章と大勲位菊花章頸飾を授与へ,読売新聞オンライン,2022年7月11日
  17. ^ “安倍氏に従一位、大勲位菊花章頸飾を授与”. 産経ニュース. (2022年7月11日). https://www.sankei.com/article/20220711-4KWJMLGYORJLDA44QFNICE4FXQ/ 2022年7月11日閲覧。 
  18. ^ a b c d e f 君塚直隆著『女王陛下のブルーリボン ガーター勲章とイギリス外交』、NTT出版、2004年(平成16年)
  19. ^ a b 外交史料Q&A・大正期、外務省外交史料館。
  20. ^ 『官報』第1251号8頁 令和6年6月26日
  21. ^ 外国人叙勲受章者名簿・平成26年、外務省。
  22. ^ 外国人叙勲受章者名簿・平成22年、外務省。
  23. ^ a b 外国人叙勲受章者名簿 平成29年 - 外務省、2019年8月18日閲覧。
  24. ^ アブドッラー・ヨルダン国王訪日に際しての日本・ヨルダン共同プレス・ステイトメント、外務省。


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