CLimb

実用日本語表現辞典

climb

別表記：クライム

「climb」の意味

「climb」とは、主に物体や場所に向かって上昇する、あるいは登るという意味である。また、社会的地位や経済的地位を向上させるという意味でも使われることがある。具体的には、山や階段を登る、梯子を上る、成績やランキングが上がるなどの状況で使用される。

「climb」の発音・読み方

「climb」の発音は、IPA表記では /klaɪm/ であり、カタカナ表記では「クライム」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「クライム」と読む。発音によって意味や品詞が変わる単語ではないため、特別な注意は必要ない。

「climb」の定義を英語で解説

The definition of "climb" is to go or come up a (usually steep or vertical) slope, path, or surface, using one's hands, feet, or both. It can also refer to an increase in amount, value, or level, such as in social or economic status. This word is often used in various contexts, including sports, business, and daily life.

「climb」の類語

「climb」の類語には、ascend（上昇する）、scale（登る）、mount（上る）、rise（上がる）などがある。これらの単語は、それぞれ微妙にニュアンスが異なるが、基本的には上昇や登るという意味で使われる。

「climb」に関連する用語・表現

「climb」に関連する用語や表現には、climber（登山家）、climbing（登山）、rock climbing（ロッククライミング）、mountaineering（山岳登山）などがある。これらは、主にアウトドアスポーツや登山に関連する言葉である。

「climb」の例文

1. He climbed the mountain with great enthusiasm.（彼は熱心に山を登った。）
2. The company's profits have been climbing steadily.（その会社の利益は着実に上昇している。）
3. She climbed the ladder to reach the top shelf.（彼女は上の棚に手を伸ばすために梯子を登った。）
4. The cat climbed the tree to escape from the dog.（猫は犬から逃げるために木に登った。）
5. The climber ascended the steep cliff with skill.（登山家は熟練した技術で急な崖を登った。）
6. The temperature climbed to 35 degrees Celsius today.（今日の気温は35度まで上がった。）
7. He climbed the ranks in the company quickly.（彼は会社の階級を素早く上がった。）
8. The hiker climbed down the rocky slope carefully.（ハイカーは岩が多い斜面を慎重に下りた。）
9. The stock prices climbed after the positive news.（好意的なニュースの後、株価が上昇した。）
10. The athlete climbed the rope with ease.（選手は簡単にロープを登った。）

（2023年6月9日更新）

クライム

英語：climb

「クライム」とは、登山あるいは犯罪のことを意味する表現である。

「クライム」とは・「クライム」の意味

「クライム」とは、「登山」「手足を使ってよじ登ること」あるいは、「犯罪」などを意味するカタカナ語である。「登る」という意味においては、「クライム」の変化形である「クライミング（登攀）」という言葉が、スポーツ等のジャンルとして広く知られている。また、「クライミング」や「ボルダリング」において、自力で岸壁などを登ることを「クライムアップ」、ロープにぶら下がらずに自力で降りることを「クライムダウン」ということがある。

「犯罪」という意味において、犯罪をテーマとした映画ジャンルを「クライム映画」と表現する。主に、強盗、詐欺、泥棒、殺人といった罪を犯した人を扱う作品のことを意味し、更に細分化した「クライム・サスペンス」や「クライム・コメディ」といった区分もある。

「クライム」の語源・由来

「手足を使って登る」という意味の「クライム」の由来は、英単語「climb」をカタカナ語読みしたものである。「犯罪」という意味の「クライム」の由来は、英単語「crime」をカタカナ語読みしたものである。

「クライム」を含む様々な用語の解説

「ヘイト クライム」とは

「ヘイト クライム」とは、人種・民族・宗教・性的指向といった特徴をもつ個人、あるいは人々に対するいやがらせや脅迫、暴力行為などの犯罪のことを意味する。偏見や憎悪が根底にあって引き起こされる犯罪と定義されており、日本語訳すると「憎悪犯罪」となる。「ヘイト クライム」という考え方は、1970年頃のアメリカで生まれ、1990年代後半に起きた同性愛者の惨殺事件や、白人至上主義者による殺人事件において広まったとされる。

なお、人種差別などは、人類の歴史において古来より存在している大きな問題であり、1970年以降、ようやく犯罪であるという考え方が確立した、と言い換えられる。また、「ヘイト クライム」は「多数派が加害者で、少数派が被害者である」とは限らず、人種差別問題が根強いアメリカなどでは、「少数派の人種が、多数派の人種に対して行ったヘイト クライム」も報告されている。

アメリカやイギリスなどでは、「ヘイト クライム」を犯した場合を想定した法律が制定されている。特に殺人事件があったアメリカでは、前述の事件の被害者の名前が法律名に適用されるなど、「ヘイト クライム」そのものが大きな社会問題としてとらえられた。日本においては「ヘイト クライム」によって行われる「ヘイトスピーチ（対象について危害をくわえようとする・排斥しようとする内容の言動）」を禁じる「ヘイトスピーチ解消法」が平成28年6月3日に施行されている。例えば、「特定の国の人間は日本に住んではいけない」「特定の国の人間は、不快害虫のようだ」といった差別的な主張が該当する。

「クライム・ゲーム」とは

「クライム・ゲーム」とは、2021年に配信されたアメリカの映画である。原題は「No Sudden Move」である。ジャンルとしては「クライム映画」であり、かつ騙し合いをテーマにした「コンゲーム映画」である。舞台は1950年代のアメリカ・デトロイト。ギャングであるが金に困っていた主人公カート・ゴインズは金庫からある書類を盗み出すという仕事を受ける。最初は単なる窃盗犯罪だと思っていたカートだが、やがて殺人事件にまで発展し、盗むように指示された書類が、とてつもない陰謀に関わる重要な書類であったという事実が明らかになっていく、というストーリーである。

「クライム」の使い方・例文

「登山」という意味の「クライム」を使う場合は、主に「次の週末に、山の岸壁をクライムする予定だ」や「クライムダウンのトレーニングを行った」という使い方ができる。「犯罪」という意味での「クライム」を使う場合は、「私はクライム・サスペンスの映画を見るのが好きだ」や、「ヘイトクライムは決して許されない犯罪である」という使い方ができる。

（2023年1月24日更新）

デジタル大辞泉

クライム【climb】

読み方：くらいむ

［名］(スル)手足を使って、よじ登ること。クライミング。「岩壁をフリーで—する」

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「climb」の例文・使い方・用例・文例

• climbのbは発音しない