1990年における丸刈り校則実施状況とは? わかりやすく解説

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1990年における丸刈り校則実施状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 06:55 UTC 版)

丸刈り校則」の記事における「1990年における丸刈り校則実施状況」の解説

1990年平成2年)、神戸弁護士会10月18日現在の都道府県所在都市について調査したところ、以下のような結果出た福島市および鹿児島市では、全中学校丸刈り校則実施神戸市では、81校中78校で、95%以上の学校丸刈り校則実施宮崎市では18校中14校、静岡市では27校中18校、佐賀市では9校中6校、那覇市では17校中10校、徳島市15校中8校と、過半数中学校丸刈り校則実施 山口市では11校中4校、青森市では20校中7校、福井市では21校中6校、松山市では26校中7校、岡山市34校中9校と、4割以下2割以上の中学校丸刈り校則実施している。 福岡市では64校中12校、大阪市では129校中24校、熊本市では27校中5校と、2割未満1割以上の中学校丸刈り校則実施している。 山形市では15校中1校、富山市では18校中1校、名古屋市では105校中5校、広島市では59中2校、東京都23区431校中4校と、1割未満中学校丸刈り校則実施している。 札幌市盛岡市仙台市秋田市水戸市宇都宮市前橋市浦和市千葉市横浜市新潟市金沢市甲府市長野市津市大津市京都市奈良市和歌山市鳥取市松江市高松市高知市長崎市大分市では、いずれも丸刈り校則実施中学校は無い。 都道府県所在都市全体では、13%ほどの中学校丸刈り校則実施となった神戸弁護士会合わせて行った都道府県対す調査では、以下のような結果出た東北地方秋田県山形県岩手県宮城県では、いずれも3割以上5割以下の中学校丸刈り校則実施している。 福島県では、1991年4月時点で、92%ほどの中学校丸刈り校則実施している。 静岡県では、9割以上の中学校丸刈り校則実施している。 1991年平成3年4月、この時点では群馬県高崎市藤岡市安中市公立中学校では丸刈り校則実施されていた。 1992年平成4年3月丸刈り校則戦った当事者レポート手記をまとめた『全国縦断 丸刈り強制イヤです!』が刊行編者森山昭雄)。 1993年平成5年)、文部大臣赤松良子が、中学生丸刈り指導問題について「丸刈り戦争中兵隊思い出しゾッとする」と発言し、のち発言撤回するこのころから、日本各地丸刈り校則見直しの動き加速される同年福島県立医科大学教授加藤清司ほかにより「男子中学生対する『丸刈り指導効果に関する研究」が出される相関係数用いて実証的に、丸刈り指導効果検証した丸刈り強制率と少年窃盗犯検挙割合との相関係数が正となり、丸刈り校則による非行防止効果否定したものとなった1994年平成6年7月、この時に丸刈り校則皆無都道府県は、北海道東京都埼玉県神奈川県新潟県京都府愛媛県香川県の8都道府県である。前年北海道神奈川県京都府だった。また、11府県で1割以下となっている。丸刈り強制3割以下(皆無含めて)は32都道府県に及び、1993年から1994年1年間大幅に見直し進んだ。(朝日新聞平成6年7月16日) 1995年平成7年)、神戸市中学校での男子生徒対す丸刈り校則全廃達成される1990年ごろまでは、ほとんどの神戸市中学校丸刈り指導が行われていた。 1996年平成8年)、鹿児島県弁護士会は、鹿児島県伊仙町立伊仙中学校校長に「丸刈り規制指導憲法子どもの権利条約教育基本法のいずれにも抵触し、子どもの基本的人権著しく侵害するのですみやかに廃止するよう」勧告する丸刈り指導拒否して通学した男子中学生に、別室での説得活動その他の強い指導が行われ、転校余儀なくされたという事例があった。 1997年平成9年2月22日最高裁判所小野市在住小学生および代理人の「小野市立小野中学校丸刈り校則無効確認」の訴え棄却した高裁判決支持して上告棄却とした。ただし高裁判決理由で「丸刈り校則単なる心得であって守る法的義務はない」と確認されている。 1999年平成11年)、大阪市中学校での丸刈り校則全廃達成されるちなみに大阪市中学校10校ほどが、1990年代になって丸刈り校則維持していた。

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「1990年における丸刈り校則実施状況」を含む「丸刈り校則」の記事については、「丸刈り校則」の概要を参照ください。

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