鉄機隊/戦乙女
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「英雄伝説 軌跡シリーズの登場人物」の記事における「鉄機隊/戦乙女」の解説
《蛇の使徒》第七柱アリアンロード直属の部隊。中世の騎士を思わせる出で立ちをした三人の《戦乙女》と、専用に調整された人形兵器スレイプニルで組織されており、結社最強の部隊とされている。戦乙女は戦闘力だけなら一人一人が執行者に迫るほどの実力を持つ。 デュバリィ 登場作:「碧」B・「閃II」B・『暁』P・「閃III」B・「閃IV」P・『創』P 声:大空直美 《神速》の異名を持つ女性隊士で、《鉄機隊》の筆頭隊士を務める。剣と盾を装備したオーソドックスなスタイルで戦う。 来歴 大陸辺境の小貴族に生まれ、遠き帝国の《槍の聖女》の伝説に憧れていた。「閃III」の8年前(1198年頃)、故郷と家族を失うが、自身はアリアンロードに救われ、その後は彼女に師事し、その正体も知らされ崇拝に近い思慕を寄せる。 「碧」 - アリアンロードに従い《幻焔計画》に参加し、《星見の塔》で特務支援課の前に《鉄機隊》の三番手として現れ、交戦する。 「閃II」 - まだ帝国入りしていないアリアンロードの名代として、帝国でも活動しており、クロスベルと行き来している。リィンの前にたびたび立ちはだかるが、オーロックス砦の戦いではクロスベルとの往復を続けたことが災いして披露した状態で戦ってしまい、実力では格下のリィンらに敗北を喫してしまう。《煌魔城》ではブルブランとともにVII組の前に立ちふさがり、完調の実力を発揮して圧倒するが、加勢に入ったオリヴァルト皇子とトヴァルの妨害によりVII組の通過を許してしまう。 「閃III」 - アリアンロードに先んじて帝国入りし、暗躍し、リィンら新旧VII組の前に現れる。主と結社の意向に沿ってオズボーン陣営に加担することになるが、《巨イナル黄昏》が始まったことで、自分たちが世界の終わりに手を貸していたことを知り、アリアンロードに従うことに疑問を抱き始める。 「閃IV」 - 《黄昏》により世界を滅亡させることにも、それに加担するアリアンロードのやりようにも納得できなかったため、リィン奪還のためVII組が《黒の工房》に侵入した際、クロウとともにVII組を援護する。アリアンロードにも袂を分かつことを宣言し、その後はクロウとともに離脱し、《第一相克》後は「客将」としてVII組に同行して助太刀する。アリアンロードの死にも直面することになるが、その後は再びアイネス、エンネアと組み、VII組に協力を続ける。最終決戦ではリィンらVII組を《幻想機動要塞》に送り込むため、《鉄機隊》とゼノ、レオニダスで共同戦線を張り《塩の杭》のひとつの攻略に赴く。最終決戦後も結社には帰還せず、アイネス、エンネアとともに独自で動いている。 プロフィール 年齢:21歳(「碧」)→23歳(「閃III」・「閃IV」) 人物 生真面目だがどこかエキセントリックな性格で、ロイドらからの突っ込みに怒りを顕わにしたり、ラウラに対して大人気ない張り合いをしたりする「ポンコツ」な面があり、空回り気味になることがよくある。 任務に実直であるため、「閃II」では、マクバーン、ブルブランと組まされたことで、緊張感なく自由気ままな彼らに頭を痛めることとなった。「閃III」でも引き続きマクバーンとともに帝国内で暗躍するが、新メンバーのシャーリィのセクハラに悩まされるなど、頭痛の種も増すことになる。 主(あるじ)であるアリアンロードへの忠誠心は絶大で、マクバーンからは「主大好きっ子」と呼ばれている。戦乙女の3名の中で最古参の隊士だが、最年少でもあることから、エンネアとアイネスからは歳下扱いを受けている、など、筆頭隊士という肩書やその実力への高い評価の割に周囲からは若干軽く扱われている。 剣では《剣帝》に迫る実力と自称しており、実際にレオンハルトから一本取ったこともあるらしい。一本取ったことがあると言っても「百本中一本」くらいだと本人は言っており、天と地ほどの実力差があることも認めているが、《星見の塔》で交戦した際、リーシャはスピードでデュバリィに上回られたことに驚いており、ワジは《剣帝》に匹敵するという自称もあながち嘘ではないと評価している。「閃II」でも、シャロンとブルブランがその力を認めているなど、その剣技と強さへの評価は高い。アリアンロードに鍛えられているだけあり、実力で執行者たちに劣るわけではないのだが、心に「闇」を抱えていないため、執行者として《盟主》から認められることはない。 一人の剣士として境地に達することを目標のひとつにしており、剣の達人は面識の有無を問わずライバル視している。真面目な性格から、たとえ敵に対してであっても本質的な礼節は失わず、剣のためであれば、教えを乞うことを厭わない長所を持つ。そうした資質から、オーレリアからは「鍛えがいがありそう」、ヴィータからは「厳しくすればするほど伸びるタイプ」と言われている。 ゲーム上の性能 使用するSクラフトは「プリズムキャリバー」。分け身によって3体に分裂した後、神速の突進から無数の斬撃を繰り出し、最後の一撃で周囲を薙ぎ払う。得物こそ違うものの師であるアリアンロードと酷似した特徴を持つ。 通常クラフトの「影技・剣帝陣」は《剣帝》レオンハルトに教わった技で、分け身を使うことができる。 アイネス 登場作:「碧」B・『暁』P・「閃III」B・「閃IV」B→S・『創』 声:堂野真美(「碧Evo」)→伊瀬茉莉也(「閃III」・「閃IV」) 《剛毅》の異名を持つ女性隊士。古風な斧槍(ハルバード)を使用し、3人の中では一番口数が少ない。 来歴 断絶した流派の使い手で、自分の武を活かせる道として準遊撃士となるが、遊撃士規約の制限により国の権力者と結びついた首謀者を罰することはできずにいたところ、アリアンロードがそれらを問答無用で叩きのめしたことから、何にも縛れることなく“悪”を断罪し、弱き者を助け得る“武”に自分の流派を活かせる正道を見出す。そして、アリアンロードに戦いを挑み、負けた後に彼女に弟子入りした。 「碧」 - 《星見の塔》で特務支援課の前に《鉄機隊》の一番手として現れ、交戦する。 「閃II」 - アルゼイド流のラウラと剣を交えたという話を聞いて、どうやら彼女に興味を示している様子。 「閃IV」 - パンタグリュエルでデュバリィらの前に立ちはだかった時は、エンネア、シャロンと《星洸陣》を敷いている。帝国での異変で主のアリアンロードが散華した後は結社に帰還せず、デュバリィ、エンネアとともに独自に動いている。 プロフィール 年齢:21歳(「碧」)→23歳(「閃III」・「閃IV」) エンネア 登場作:「碧」B・『暁』P・「閃III」B・「閃IV」B→S・『創』 声:金沢明奈(「碧Evo」)→佐藤聡美(「閃III」・「閃IV」) 《魔弓》の異名を持つ女性隊士。弓による射撃を得意とする。 その弓術は導力ライフルを用いる手練のガレスに匹敵する狙撃ができるほか、機関銃並に矢を速射する範囲攻撃も使用することができる。 来歴 両親によって実験体として《D∴G教団》に差し出され、幼い頃からの洗脳と異能開発で教団にいたが、アリアンロードと死闘を繰り広げて敗れ、ロッジはアリアンロードとデュバリィにより壊滅させられた。エンネアはそのまま果てるつもりだったが、アリアンロードの「己の目で世界を見てみなさい」という言葉に動かされ、配下となった。 「碧」 - 《星見の塔》で特務支援課の前に《鉄機隊》の二番手として現れ、交戦する。 「閃IV」 - パンタグリュエルでデュバリィらの前に立ちはだかった時は、アイネス、シャロンと《星洸陣》を敷いている。帝国での異変で主のアリアンロードが散華した後は結社に帰還せず、デュバリィ、アイネスとともに独自に動いている。 プロフィール 年齢:22歳(「碧」)→24歳(「閃III」・「閃IV」) 人物 性格はやや勝ち気で、相手を挑発するような言動をしばしばとる。 「碧」で《星見の塔》で特務支援課を迎え撃つにあたって高所から射撃できるよう陣取っていたが、機械人形《スレイプニル》たちが撃破された際にあえて地の利を捨ててロイドらのいる広間まで降りてきて戦ったため、戦闘後に彼女が転移して姿を消した後、その律義さと誇り高い騎士道精神を支援課の面々から賞賛されている。
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《蛇の使徒》第七柱アリアンロード直属で、《結社》の中でも最強と呼ばれる戦闘部隊。筆頭隊士である神速のデュバリィ以下、剛毅のアイネス、魔弓のエンネアの3名はアリアンロードの直弟子でもあり、それぞれ執行者に迫る戦闘能力を持つ。《戦乙女》と呼ばれるこの3名の隊士のほか、専用に調整されたスレイプニルという人形兵器を戦力として保有する。
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