郵便・荷物車
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オハニ47200形⇒オハニ35500形(オハニ30形)1928年に64両が製造された三等荷物合造車。新製当初はオハニ47200形と呼称されたが、1928年の形式称号の改正によりオハニ35500形に改称された。さらに1941年の称号改正で原番号順にオハニ30形 (1 - 64) に改番された。戦災で8両が廃車された。その後6両がスエ30形へ改造されて数を減らしたものの長く使用され、1967年(昭和42年)に全車廃車された。 スニ47800形⇒スニ36500形(スニ30形)1927年から1931年(昭和6年)にかけて84両が製造された荷物車で、荷重は10トン。新製当初はスニ47800形と呼称されたが、1928年の形式称号の改正によりスニ36500形に改称された。さらに1941年の称号改正により原番号順にスニ30形 (1 - 84) に改番された。戦災や事故で11両が廃車された。25両がスエ30形に、1両がオル30形へそれぞれ改造され、残りは1965年(昭和40年)までに全車廃車された。 スニ36650形(スニ30形)1932年(昭和7年)に25両が製造された荷物車。窓の上下寸法が拡大されているが、それ以外はスニ36500形とほぼ同じ。新製当初はスニ36650形だったが、1941年の称号改正ではスニ36500形と荷重が同じであるため、スニ36500形の続番として原番号順にスニ30 85 - 108と付番された。それ以降は1 - 84と混用され、戦災や事故で4両が廃車された。9両がスエ30形に、1両がオル30形へそれぞれ改造され、残りは1965年までに全車廃車された。 カニ49900形⇒カニ39500形(カニ37形)1927年に5両が製造された荷物車で、荷重は14トン。車体形状は大型木造車の外板を鋼製化した構造で、台車はTR72を履く。新製当初はカニ49900形と呼称されたが、1928年の形式称号の改正でカニ39500形に改称された。さらに1941年の称号改正で原番号順にカニ37形 (1 - 5) に改称された。戦災で2両が廃車された。残りの3両は1953年の形式称号改正でカニ29形(0番台 1 - 3)に改番され、1962年に全車廃車された。 カニ39550形(カニ37形)1930年(昭和5年)に6両が製造された荷物車。窓の上下寸法が拡大され、台車がTR75となっているが、それ以外はカニ39500形とほぼ同じ。新製当初はカニ39550形と呼称されたが、1941年の称号改正では、カニ39500形と荷重が同じであるため、カニ39500形の続番として原番号順にカニ37 6 - 11に改称された。戦後、1953年の形式称号改正でカニ29形(10番台 11 - 16)に改番された。スエ38形へ4両が改造され、残りは14が1959年(昭和34年)に、15が1960年にそれぞれ廃車されて形式消滅した。 スユフ47500形⇒スユ36000形(スユ30形)1927年に30両が製造された郵便車で、荷重は9トン。新製当初はスユフ47500形と呼称されていたが、1928年の形式称号の改正でスユ36000形に改称された。さらに1941年の称号改正で原番号順にスユ30形 (1 - 30) に改称された。戦災や事故により4両が廃車された。13両がオル30形、5両がスエ30形、1両がスニ30形、2両がスユニ30形へそれぞれ改造され、残りは1966年に全車廃車された。 スユニ47600形⇒スユニ36200形(スユニ30形)1927年に15両が製造された郵便荷物車。新製当初はスユニ47500形と呼称されていたが、1928年の形式称号の改正でスユ36200形に改称された。その翌年に5両が追加製造され、計20両となる。1941年の称号改正で原番号順にスユニ30形 (1 - 20) に改称された。その後、11両がスエ30形に改造され、残りは1967年に全車廃車された。
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郵便・荷物車(改造車)
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スニ30形109進駐軍に接収されていたスユ30 28を改造した車両。スエ30 29に改造された。 スユニ30形21・221951年(昭和26年)から1952年にかけてスユ30 4・24を改造した車両。21はスエ30 45に改造され、残った22も1966年に廃車された。 カニ29形20番台1958年(昭和33年)に国鉄長野工場でマハネ29 6・8・10を改造した車両。全車がスエ38形に改造された。 カニ38形国鉄10系客車#荷物車のカニ38形の項目参照。
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郵便・荷物車
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こちらも当初は17m級のままでの鋼体化が計画されていたが、全車20m級として改造されている。 オユ60形郵政省所有の郵便車で、1950年に2両が鋼体化改造により製作された。1955年に、全車がオユ61形と同構造に改造され、オユ61形に編入された。 > 番号新旧対照 オユ61形郵政省所有の郵便車で、1952年に2両が鋼体化改造により製作された。1955年にオユ60形改造車が編入された。 > 番号新旧対照 スユニ60形鋼体化改造により製造された郵便荷物合造車で、1954年から1955年の間に67両が製造された。荷重は、郵便室4t・荷物室6tである。 20両(201 - 218・301 - 302)は、北海道向け車として製作された。全車が車体強度の点で有利な魚腹台枠を備える車両を種車としている。 台枠は301 - 302を除き、UF15形を改造したUF219形である。301 - 302は、オハニ25760形から流用した特殊魚腹台枠のUF16形を改造したUF220形である。 > 番号新旧対照 スユニ61形 客荷合造車などの改造により製造された郵便荷物合造車で、1965年から1968年間に90両が製造された。荷重は、郵便室5t・荷物室5tである。 オハニ61から改造された基本番台 (1 - 49) のほか、TR23を装着した100番台(101 - 2120:オハニ61・オハユニ61形改造)、500番台(501 - 516:オハニ61・スハニ62形改造)がある。 300番台 (301 - 305) は、43系に属するスロフ53形からの改造であるため、鋼体化客車ではない。 > 番号新旧対照 マニ36形 1966年以降、主に元優等車からの改造で237両が製作された荷物車。本系列ではスロ50形から1両 (331) 、スロ60形から11両(302 - 328、欠番あり)が1967年に改造され、台車はTR47からTR23に振り替えられている。303はスエ30 48と振り替えられていた。 > 番号新旧対照 マニ37形 1967年以降、主に元優等車からの改造で37両が製作されたパレット荷役対応荷物車。他の荷物車との区別のため、車体色は青15号。本系列ではスロ50形から8両(3・4・2005 - 2010)、スロ60形から12両(1・2・2011 - 2020)が改造され、台車はTR47からTR23に振り替えられている。1 - 4は改造当初、出入台が後位1ヶ所のみであった。1 - 4は1974年、14系客車への併結改造や出入台の増設を受け、201 - 204となった。 > 番号新旧対照 マニ60形荷重14トンの荷物車で、565両が製造された。当初から鋼体化改造により全室荷物車として製造されたグループと、1960年以降に鋼体化客荷合造車などから全室荷物室化改造で編入されたグループに大別される。最終的には合造車改造グループの方が多数派となった。当初から鋼体化改造により製造されたグループ1953年から1955年の間に205両が製造されたもので、狭窓が多用されているのが外観上の特徴である。 本州向け長形台枠車 (1 - 44) 、青函航送用魚腹台枠車 (201 - 240) 、北海道内用魚腹台枠車 (241 - 245) 、本州向け魚腹台枠車 (301 - 307, 351 - 459) がある。 スユニ60形同様に魚腹台枠は2種類存在し、301 - 307がUF220形、それ以外がUF219形である。 合造車改造により編入されたグループ1960年から1972年の間に360両が改造されたもので、改造種車の広窓が残っているのが外観上の特徴である。以下のようなものがある。オハユニ63形改造車 (2051 - 2090) 、オハユニ64形改造車 (2091 - 2100) オハニ61・スハニ62形改造車(2101 - 2200・2501 - 2570・2573 - 2575・2578 - 2585・2587 - 2603・2605 - 2640・2651 - 682・2687・2688・2693 - 2695) オハユニ61・スハユニ62形改造車(2571・2572・2576・2577・2586・2604・2641 - 2650・2683 - 2686・2689 - 2692・2696 - 2699・700 - 707) スユニ61形改造車 (711 - 713) > 番号新旧対照 マニ61形 マニ60形を急行荷物列車で運用すると、TR11のピッチングの激しさから振動がひどく、荷物によっては荷痛みの原因になった。この問題を解決するため、スハ32、スハフ32形と台車振替を行い、振動が若干抑制されるTR23を装着したもので、1964年から1967年の間に41両が改造された。 従来は上記の説が有力とされたが、昭和30年代後半になってスハ32、スハフ32形が区間列車や支線区での運用が主体になるにあたって、ス級の客車は換算の制約を受けて効率よく運用できなかったために、マニ60と台車交換したというのが真相のようである。 種車の違いにより、長形台枠車 (1 - 2007) 、客荷合造車改造車 (101) 、北海道運用向け魚腹台枠車 (201 - 212) 、本州向け魚腹台枠車(301 - 303・351 - 2368)がある。 > 番号新旧対照
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