近年の自主制作実績
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「SBSビッグナイター」の記事における「近年の自主制作実績」の解説
1990年代 1998年5月12日(火曜)のヤクルト対広島(草薙)は横浜対巨人戦の裏カードだったため、JRN全国ネット中継として制作・放送、解説者はTBSから田淵幸一・定岡正二が派遣された。ただ、ニッポン放送からの放送権獲得条件の関係で、ビジター地元局・中国放送(RCC)へのネットは認められず、RCCはニッポン放送からの裏送りによるNRNライン予備中継を放送した。 2007年 5月17日の横浜対巨人(草薙。全国向け中継は在京キー局が別制作)と、5月30日の中日対楽天(浜松)を自主制作(東海ラジオとCBCラジオはそれぞれ別制作。東北放送の『TBCイーグルスナイター』は『東海ラジオガッツナイター』をネット受け)。 2008年 7月28日(月曜)の中日対横浜(浜松)を自主制作。解説者はCBCから彦野利勝が派遣された(東海ラジオとCBCラジオはそれぞれ別制作)。なお、この日の放送は月曜中継という変則体制だったため、最大延長枠を23:30まで拡大し、大幅な試合時間の延長に対処した。 2009年 9月1日の中日対広島(浜松)を自主制作。解説者はCBCから木俣達彦、ベンチリポートは中日側にCBCのアナウンサー、広島側に中国放送のアナウンサーが派遣された。実況はSBSの吉田幸真が担当(東海ラジオとCBCラジオはそれぞれ別制作。中国放送の『RCCカープナイター』は『CBCドラゴンズナイター』をネット受け)。 2010年 6月22日の中日対横浜(浜松)を自主制作し、かつ久々にJRNナイターとして系列局にも配信した(東海ラジオとCBCラジオはそれぞれ別制作。またTBSラジオも当初はSBSからネット受け予定だったが、スペシャルウィークの設定に伴い自社制作に変更)。解説者はCBCから彦野利勝、中日側のベンチリポートにCBCのアナウンサーが派遣された。横浜側のベンチリポートはSBSの吉田幸真、実況はSBSの岡村久則が担当。 2011年 2011年は4月26日の中日対横浜(浜松)、5月25日の横浜対楽天(草薙)、7月5日のヤクルト対巨人(草薙)の3試合を自主制作した。4月26日(中日対横浜)は前年の同一カード同様にJRNナイターとして系列局にも配信。今回はTBSラジオにもネットされた(東海ラジオとCBCラジオはそれぞれ別制作)。解説者はCBCから彦野利勝、中日側のベンチリポートにCBCのアナウンサーが派遣された。横浜側のベンチリポートはSBSの小嶋健太、実況はSBSの岡村久則が担当。 5月25日(横浜対楽天)は、東北放送の『TBCパワフルベースボール』にもネットされた。解説者はニッポン放送から川崎憲次郎、横浜側のベンチリポートにニッポン放送のアナウンサーが派遣された。楽天側のベンチリポートはSBSの牧野克彦、実況はSBSの吉田幸真が担当。 7月5日(ヤクルト対巨人)は、本来JRNラインを取る火曜日の開催となったため、NRN系列社として静岡向けにローカル放送を実施(ニッポン放送はNRNナイター扱いで別制作、STVラジオとの2局ネット)。解説者はニッポン放送から川崎憲次郎、ヤクルト側のベンチリポートにニッポン放送のアナウンサーが派遣された。巨人側のベンチリポートはSBSの牧野克彦、実況はSBSの吉田幸真が担当(5月25日の試合からニッポン放送のリポーター1名が入れ替わっただけである)。なお、速報チャイムはNRN仕様のものが使われていた。また、この日の放送は最大延長枠を拡大し、試合途中での放送終了を回避した(試合は21:56に終了、中継は22:15まで延長)。 なお4月26日から28日の3日間も、ヤクルト対巨人が草薙で行われたが、自主制作は見送られた。この3連戦は元々神宮球場で行われる予定だったが、東日本大震災に伴う電力不足の影響で、急きょ開催球場を変更した(つまり静岡での開催が予定外であった)ことが自主制作見送りの理由とされている。26日はJRNラインを取ることもあり、前述の中日対横浜を放送。27日・28日はヤクルト対巨人を放送したが、NRNナイター(ニッポン放送制作)のネット受けとなった。 2012年 8月7日の中日対広島(浜松)を自主制作。2009年の同一カードとは異なり、SBS制作分が中国放送のRCCカープナイターにもネットされた(東海ラジオとCBCラジオはそれぞれ別制作)。解説者はCBCから木俣達彦、広島側のベンチリポートに中国放送のアナウンサー(坂上俊次)が派遣された。中日側のベンチリポートはSBSの小嶋健太、実況はSBSの岡村久則が担当。 2013年 2013年は6月29日(土曜)・30日(日曜・デーゲーム)のヤクルト対巨人(草薙)、および8月6日(火)の中日対ヤクルト(浜松)を自主制作。6月29日・30日のヤクルト対巨人は定時中継枠外であるが、通常番組を休止して中継を行った。土曜はネットワーク向けの中継とはせずに静岡向けのローカル放送となる(NRN全国向け中継は文化放送が別制作。ニッポン放送もMBSとの2局ネットで別制作)が、定時中継枠外の放送だったためか中継は21:00で終了(延長無し)。日曜は在京局での中継予定がないため事実上の独占放送となり、前日の中継と異なり延長枠も確保されていた(放送は17:00までの予定だったが、17:05まで延長)。解説者はニッポン放送から野村弘樹(土曜)と宮本和知(日曜)が派遣された。 8月6日の中日対ヤクルトは解説者にCBCから木俣達彦、中日側のベンチリポーターにCBCの高田寛之アナウンサーが派遣された。実況はSBSの岡村久則が、ヤクルト側のベンチリポーターはSBSの濱田隼が担当(CBCと東海ラジオはそれぞれ自社制作で放送)。 なお、8月22日(木)のDeNA対阪神(草薙)も自主制作で放送予定だったが、放送開始直後に雨天のため中止となった(このため予備カードのヤクルト対巨人を放送)。解説者にニッポン放送から初芝清が派遣され、SBSの岡村久則が実況を、リポーターはSBSの小嶋健太(DeNA側)とMBSの馬野雅行(阪神側・自社向けと兼務)が担当する予定だった(一部新聞の番組表では解説:若松勉と記載されていたが、こちらはニッポン放送が別途派遣したNRN予備待機分〔実況:洗川雄司〕の担当予定だった。また関西地区での木曜NRNネット担当のMBSラジオも自社制作の予定だった〔解説:遠山奬志〕、実況:近藤亨、リポーター:馬野雅行〕)。 2014年 2014年は4月15日(火)のヤクルト対巨人(草薙)、6月17日(火)の中日対西武(セ・パ交流戦、浜松)、および7月4日(金)のDeNA対阪神(草薙)を自主制作。4月15日(火)のヤクルト対巨人は、本来JRNラインを取る火曜日の開催となったため、NRN系列社として静岡向けにローカル放送を実施(ニッポン放送はNRNナイター扱いで別制作したが、事実上関東ローカル)。解説者にニッポン放送から飯田哲也、ヤクルト側のベンチリポーターにニッポン放送の煙山光紀が派遣され(煙山は自局向けと兼務)、実況はSBSの岡村久則が、巨人側のベンチリポーターはSBSの小嶋健太が担当した。なお、ヤクルトの主催試合のためニッポン放送から解説者とリポーターが派遣されていたが、速報チャイムはJRNのものが使用された。 6月17日(火)の中日対西武は、解説者にCBCから木俣達彦、中日側のベンチリポーターにCBCのアナウンサーが派遣された。西武側のベンチリポートをSBSの小嶋健太、実況をSBSの岡村久則が担当。今回はCBCラジオ『CBCドラゴンズナイター』でも放送されたが、これは1999年の中日対広島戦以来15年ぶりに従来の体制(CBCがSBSからネットする形で放送、ただし水曜日、木曜日、金曜日が浜松で行われる場合はCBCが自社制作で放送)に戻った(東海ラジオは従来通り自社制作で放送。また西武のビジターカードのため、文化放送も関東向けに自社制作)。 7月4日(金)のDeNA対阪神はNRN予備扱いとして、ABCラジオの『ABCフレッシュアップベースボール』にもネットされた(MBSは乗り込みで自社制作)。解説者にニッポン放送から飯田哲也、阪神側のベンチリポートにABCのアナウンサー(山下剛)が派遣された。DeNA側のベンチリポートをSBSの濱田隼、実況をSBSの野路毅彦が担当した。 2015年 5月19日(火)の中日対広島(浜松)は、昨年同様CBCの『CBCドラゴンズナイター』に同時ネットされたが、今回はRCCの『RCCカープナイター』にもネットされ、3局ネットとなった(東海ラジオは従来通り自社制作で放送)。解説者にCBCから木俣達彦、中日側のベンチリポーターにCBCのアナウンサーが、広島側のベンチリポーターにRCCのアナウンサーが、それぞれ派遣された。実況はSBSの岡村久則が担当。 なお、6月26日(金)のヤクルト対巨人(草薙)も自主制作で放送予定(全国向け中継はニッポン放送が別制作)だったが雨天中止となった。このためニッポン放送からNRN全国ネットカード(STVラジオへの裏送りを兼ねた第3予備から昇格)の西武対日本ハムをネットした。解説者にニッポン放送から前田幸長が派遣され、SBSの野路毅彦が実況する予定であった。 2016年 2016年は4月1日(金)の日本ハム対ソフトバンク(草薙)、5月24日(火)の中日対DeNA(浜松)、8月23日(火)のヤクルト対中日(草薙)を自社制作。4月1日(金)の日本ハム対ソフトバンク(草薙)の実況は岡村が担当し、解説はSTVから千藤三樹男が派遣され、両軍のベンチリポートを牧野が担当した。NRN系列局のSTV・KBCにもネットされた(両局ともアナウンサーを派遣しなかった)。なおJRNラインはHBCが草薙に乗り込み(解説:新谷博、実況:山内要一、リポート:卓田和広)、RKBにネット送りした。 5月24日(火)の中日対DeNA(浜松)の実況は岡村が担当し、解説はCBCから彦野利勝が派遣された。ベンチリポートは中日側はCBCの宮部和裕がCBC自社制作と兼任、DeNA側は4月に入社した桑原秀和が初担当した(CBC、NRNラインの東海ラジオ(SF)は浜松に乗り込み自社制作で放送)。また広島対巨人(マツダ、RCC制作)中止時にはJRN本番カードに昇格する予定となっていた。 8月23日(火)のヤクルト対中日(草薙)は、本来JRNラインを取る火曜日の開催となったため、NRN系列社として静岡向けにローカル放送を実施。実況を岡村が担当、解説には元東海ラジオ野球解説者(中継時静岡商業高校野球部コーチ)の藤波行雄を招いて中継する。CBCはJRN系列局にヤクルト主催試合の放映権が与えられない(TBS制作の巨人×広島戦をネット受けする)ので中継はなく、東海ラジオは別途ニッポン放送制作の裏送り中継(NRN素材扱い)を放送することから、ローカル放送となる。また、本来ならばJRNとなる火曜日のためか、速報チャイムはJRNでもNRNでもない独自のものを使用した。 2017年 2017年は4月18日(火)の日本ハム対オリックス(草薙)、6月27日(火)の中日対阪神(浜松)、8月1日(火)のヤクルト対巨人(静岡)を自社制作。4月18日(火)の日本ハム対オリックス(草薙)はJRNラインの日であるが、本来であればNRNラインを担当するSTVラジオがアナウンサーを派遣しないため、久々にSBSがJRN(自社)向け・NRN(STV)向けを二重制作することになった(HBCは自社制作。解説:新谷、実況:川畑恒一、リポーター:渕上紘行)。自社で放送するJRN向けについては解説にHBCから岩本勉が派遣され、実況をSBSの岡村、リポーターを新城が担当。STVへ裏送りするNRN向けについては解説にSTVから千藤三樹男が派遣され、実況をSBSの野路、リポーターを小嶋が担当。当日STVは自社制作でテレビ中継を行った(解説:西崎幸広、実況:藤井孝太郎、リポーター:岡崎和久)が、ラジオ中継にはアナウンサーは派遣しなかった。。 6月27日(火)の中日対阪神(浜松)はABCとの2局ネットで放送した。解説はCBCから木俣が派遣され、実況は岡村が担当。リポーターはABCから中邨雄二、CBCから水分貴雅(CBC自社向けにも出演)が派遣された。CBCは単独自社制作(解説:彦野、実況:西村俊仁)、SFは自社制作でMBSとの2局ネットで放送した(解説:山崎武司、実況:松本秀夫、リポーター:大澤広樹(SF)・井上雅雄(MBS))。 8月1日(火)のヤクルト対巨人(草薙)は、本来JRNラインを取る火曜日の開催となったため、NRN系列社として静岡向けにローカル放送を実施。解説にはニッポン放送から田尾安志が派遣された。 なお、7月13日(木)にフレッシュオールスターゲームが草薙で行われたが自主制作は行わず、ニッポン放送主管制作NRNナイターのネット受けとなったが、SBSは同中継への技術協力ならびにアナウンサー派遣を行った。NRNのフレッシュオールスターゲーム中継では各ネット局のアナウンサーによるリレー実況制を敷いており、SBSの桑原秀和が5回と6回の2イニングのみ実況を行った。 2018年 2018年は7月9日(月)の東京ヤクルト対巨人(草薙)、7月24日(火)の中日対DeNA(浜松)、8月21日(火)の日本ハム対ソフトバンク(草薙)を自社制作。7月9日(月)のヤクルト対巨人(草薙)は月曜日ということでLFは野球中継を放送していないため、ラジオ独占放送となった。解説はLFから真中満が派遣され、実況を岡村が担当し、ヤクルトサイドのベンチリポートを牧野が務めた。またゲストとして、SBSラジオ「聴くディラン」のメインパーソナリティを務める渡邊ヒロアキとお笑いコンビダムダムおじさんの二村豊人が出演、交替で巨人サイドのベンチリポートを務めた。月曜日の中継だったためSBSスポーツスペシャルで放送、速報チャイムはJRNでもNRNでもない独自のものを使用した。特番扱いながら、予備カードとして屋内球場開催のソフトバンク対日本ハム(東京ドーム。KBC制作・STVにもネット)を編成していた。 7月24日(火)の中日対DeNA(浜松)はSFとの2局ネットで放送。解説はSFから山崎武司が派遣され、実況を岡村が務めた。また中日サイドのベンチリポーターをSFの森貴俊、DeNAサイドを牧野が担当した。なお、浜松球場の試合を自社制作で中継してきたSFがSBS制作の中継をネット受けしたのは数十年振りである。 8月21日(火)の日本ハム対ソフトバンク(草薙)はSTV・KBCとの3局ネットで中継。実況を岡村が担当し、解説はSTVより白井一幸が派遣された。また、ベンチリポーターはホークスサイドを新城、ファイターズサイドを入社1年目の原口大輝がそれぞれ担当した。 2019年 当該シーズン唯一の静岡県内開催となる7月5日(金)の中日対ヤクルト(浜松)を自社制作し、SFとの2局ネットで放送する予定であったが、雨天中止となった(同日はLF制作の巨人対DeNAを放送)。このため、この年は結果的に自社制作の中継が一度も無かった。 2020年 新型コロナウイルス感染症の流行の影響によるシーズン開幕延期ならびに日程組み直しにより、静岡県内での試合開催予定がすべて取り消されたため、2年連続で自社制作は無しとなった。 2021年 2021年は6月26日(土)の日本ハム対ロッテ(草薙)、8月24日(火)、25日(水)のヤクルト対中日(草薙)を自社制作。6月26日(土)の日本ハム対ロッテ(草薙)は同日唯一のナイターだったため、NRN本番扱いで自社制作。土曜はナイターをレギュラー編成していないため、特別番組扱いで放送した。解説はSTVから高木豊が派遣されるが(実況:新城健太)、2021年から同局では土・日曜ナイターの放送を休止し、土曜NRNナイターキー局である文化放送(QR)も自社での放送を取りやめているため、唯一プロ野球球団所在地以外で土曜NRNナイターを編成している山口放送(KRY)との2局ネットで中継。KRYは21:30をもって中継を打ち切ったものの、SBSでは22:00までの延長オプションを設けていたため、試合終了まで放送した。翌27日のデーゲームについては競艇のグランドチャンピオン決定戦競走と時間帯が重複するため、自社での中継は見送られるが、HBCではその27日のデーゲームも含めて中継(いずれも解説:新谷博、リポーター:原口(両日)、実況:野路(26日)、岡村(27日))され、SBSによる裏送り(26日はNRN向けとの二重制作で、ニッポン放送との2局ネット)が行われた。 8月24日(火)、25日(水)のヤクルト対中日(草薙)は24日は『まだ帰りたくない大人たちへ チョコレートナナナナイト!』を優先するためSFへの裏送りで、25日はSFとの2局ネットで放送予定。解説はSFから大西崇之(24日)、LFから野村弘樹(25日)が派遣され、実況は岡村(24日)、原口(25日)が務める。ヤクルト主催試合の放送権がないCBCは、日本ハム対ロッテ(札幌ドーム)をHBCからのネット受けで放送予定。
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