論文・専門書
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五井直弘1954年「後漢時代の官吏登用制度『辟召』について」(『歴史学研究』178、歴史学研究会、2001に所収。) 1956年「曹操政権の性格について」(『歴史学研究』195、歴史学研究会、2001に所収。) 2001年『漢代の豪族社会と国家』(名著刊行会、ISBN 4839003130) 岡崎文夫1932年『魏晋南北朝通史』(弘文堂)1989年に平凡社東洋文庫より『内編』が刊行 『内編』は政治・社会を『外編』は文化を記述。 1935年『南北朝に於ける社会経済制度』(弘文堂) 越智重明1982年『魏晋南朝の貴族制』(研文出版)越智貴族制関連論文の集成。「族門制」論。 川合安2004年 川合安「南朝貴族の家格」『六朝學術學會報』第5巻、六朝学術学会、2004年3月、 75-85頁、 NAID 40007023943。 2005年-a「南朝官人の起家年齢」(『東北大学歴史資源アーカイヴの構築と社会的メディア化』、PDFで参照可能) 2005年-b 川合安「門地二品について」『集刊東洋学』第94巻、中国文史哲研究会、2005年、 41-62頁、 ISSN 04959930、 NAID 120007146788。 2015年 「南朝貴族制研究」 川勝義雄1970年「中国中世史研究における立場と方法」(『中国中世史研究』、谷川道雄との共著) 1982年『六朝貴族制社会の研究』(岩波書店、ISBN 4000024353)川勝の貴族制研究に関する論文はほぼ全てこれに纏められている。 谷川道雄1966年「六朝貴族制社会の史的性格と律令体制への展開」(『社会経済史学』31-1から5合併号、1976に所収) 1976年『中国中世社会と共同体』(国書刊行会、ISBN 9784336013415) 陳寅恪1944年『唐代政治史述論稿 上篇』(重慶商務印書館) 礪波護1962年「中世貴族制の崩壊と辟召制 - 牛李の党争を手がかりに - 」(『東洋史研究』21-3)、1986に所収。 1986年『唐代政治社会史研究』(同朋舎、ISBN 9784810404944) 内藤湖南1922年「概括的唐宋時代観」(『歴史と地理』9-5、1969に所収。青空文庫で参照可能。) 1969年『内藤湖南全集』8(筑摩書房) 中村圭爾1987年『六朝貴族制研究』(風間書房、ISBN 4759906746)川勝・谷川と矢野・越智との論争の止揚。双方の論争はどちらも貴族制理解のために欠くべからざる「視点」であるとする。 1993年「六朝貴族制論」(『戦後日本の中国史論争』) 増淵龍夫1960年-a「後漢党錮事件の史評について」(『一橋論叢』44-6、1960bに所収。) 1960-b『中国古代の社会と国家』(弘文堂)1996年に増補して岩波書店より新版が刊行、ISBN 4000013785) 吉川忠夫1970年「六朝士大夫の精神生活」(『岩波講座世界歴史 5』) 宮崎市定1956年『九品官人法の研究』(東洋史研究会)宮崎の代表的著作。題名は『九品官人法の研究』であるが、魏晋南北朝・隋唐までの貴族制の全般的な研究。「九品中正法と呼ぶのは不適切」「門地二品」など。 1974年に同朋舎より出版(1995年に再版 ISBN 4810404234) 1997年に中央公論社より文庫化(宮崎市定『九品官人法の研究』中央公論社〈中公文庫〉、1997年11月。ISBN 978-4-12-202991-0。)本項目の出典ページはこの文庫版に依る。 『宮崎市定全集6 九品官人法』(岩波書店、ISBN 4000916769) 森三樹三郎1986年『六朝士大夫の精神』(同朋舎出版、ISBN 4810405176) 矢野主税1976年『門閥社会成立史』(国書刊行会)寄生官僚制論と川勝・谷川に対する批判。 渡邉義浩1991年「漢魏交代期の社会」(『歴史学研究』626、2004に所収) 2003年「所有と文化-中国貴族制研究への一視角」(『中国-社会と文化』18、中国・アジア研究論文データベースにPDFで保存されている、2004に所収) 2004年『三国政権の構造と「名士」』(汲古書院 ISBN 4762926981)2020年に増補して再刊。ISBN 9784762966736 貴族の淵源を川勝・谷川のように「清流豪族」に求めるのではなく、文化的名声を基にした「名士」こそが貴族の淵源であるとする。
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