政権の構造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/04 02:48 UTC 版)
ノガイ・オルダはエディゲの家系を盟主とする部族の連合体であり、エディゲの出身部族であるマンギト部のほかにコンギラト(クングラト)など諸部族が加わっていた。 創始者のエディゲはチンギス・カンの男系子孫ではなく、そのため当時の慣習によってハーン(ハン)に即位することはなかった。16世紀の前半頃まで、エディゲとその子孫たちはジョチの十三男トカ・テムルの後裔をハンに推戴しており、自身はベグ(ビー)あるいはアミール(エミール)の称号しか名乗らなかったが、彼らはノガイ・オルダの事実上の君主として支配した。また、多くの遊牧政権がそうであるように、次第に創始者エディゲの子孫が枝分かれして小集団の支配者になっていったが、彼らは「アミールの子」を意味するミルザ(ムルザ)という称号を名乗った。
※この「政権の構造」の解説は、「ノガイ・オルダ」の解説の一部です。
「政権の構造」を含む「ノガイ・オルダ」の記事については、「ノガイ・オルダ」の概要を参照ください。
- 政権の構造のページへのリンク