歴史学研究
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「ボリス・ヤコヴレヴィチ・ウラジーミルツォフ」の記事における「歴史学研究」の解説
ウラジーミルツォフの歴史学的研究は言語学的研究に比べ少なく、「ダヤン・ハーンの異名について」や「ハルハ五部族」など数点を数えるのみである。 ウラジーミルツォフの最も著名な研究は『蒙古社会制度史』である。この著作はモンゴルを古代(11〜13世紀:モンゴル帝国-大元ウルス時代)、中期(14〜17世紀:北元)、近代(18〜19世紀:清代)の3時代に区分して各時代の封建制度の興隆と崩壊について論じている(但し近代のみは未完)。この研究は当時レニングラードにしか所蔵されていなかったモンゴル年代記を豊富に駆使しており、当時のモンゴル社会制度史研究の最先端をゆくものであった。反面、漢文史料については全く利用されておらず、この点は後に批判されている。
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