薄～

デジタル大辞泉

うす【薄】

読み方：うす

［語素］

１ 名詞・形容詞・動詞などの上に付く。

㋐厚みが少ない意を表す。「—板」「—氷」

㋑色が濃くない意を表す。「—紫」「—緑」

㋒濃度や密度が少ない意を表す。「—味」「—化粧」「—霧」

㋓程度が少ない意を表す。「—暗い」「—明かり」

㋔なんとなく、どことなく、ちょっとの意を表す。「—気味悪い」「—よごれる」「—ぼんやり」

２ 名詞の下に付いて形容動詞をつくり、少ない、小さい、ほとんどない、の意を表す。「品—」「望み—」「気乗り—」

すすき【^▽薄／^×芒】

読み方：すすき

１ イネ科の多年草。山野に群生し、高さ約1.5メートル。秋、茎の頂に十数本の枝を出し、黄褐色から紫褐色の大きい花穂をつける。これを俗に尾花といい、秋の七草の一。葉・茎を屋根をふくのに用いた。かや。《季 秋》「山は暮て野はたそがれの—かな／蕪村」

２ 紋所の名。1の穂と葉を図案化したもの。

ススキの紋所

はく【薄】

読み方：はく

［常用漢字］　［音］ハク（漢）　［訓］うすい　うすめる　うすまる　うすらぐ　うすれる　すすき

〈ハク〉

１ 厚みが少ない。「薄氷・薄片／希薄・厚薄」

２ 数量などが少ない。乏しい。「薄給・薄幸・薄謝・薄弱・薄利」

３ 真心に欠ける。心がこもっていない。「薄情・薄志弱行／軽薄・酷薄・浮薄」

４ 迫る。近づく。「薄暮／肉薄」

〈うす〉「薄味・薄着／品薄・手薄」

［名のり］いたる

世界宗教用語大事典

すすき 【芒・薄】

イネ科多年草。尾花ともいい秋の七草の一つ。日本では神の依代とされ、十五夜の月見に供えたり、保存しておき初田植えに用いたりする。地にさすと魔除になるともいう。これで作った箸は骨を拾うのに使う。粥占や天気占にも使う。時宗では七月一四日払暁に芒念仏を行う。

短編小説作品名辞典

薄

作者与謝野晶子

収載図書鉄幹晶子全集 6 一隅より・青海波・雲のいろいろ
出版社勉誠出版
刊行年月2002.3

植物図鑑

すすき (薄)

●わが国の各地をはじめ、朝鮮半島や中国、東アジアに広く分布しています。高さは１～２メートルになり、長線形の葉が叢生します。８月から１０月ごろ、花茎の先に多くの花序の枝をだして小穂をつけます。「オギ」に似ていますが、小穂の先端に芒（のぎ）があるのが特徴です。風になびく穂が、けものの尾のように見えることから「オバナ（尾花）」とか、刈り取って萱葺き屋根としたことから「カヤ（萱）」とも呼ばれます。写真下は、岩湧山頂に広がるキトラと呼ばれる萱場です。
●イネ科ススキ属の多年草で、学名は Miscanthus sinensis。英名は Eulalia。

イネのほかの用語一覧

ススキ：	常磐薄  糸薄  縞薄  薄  鷹の羽薄
スズタケ：	毛篶  篶竹

>>ススキカテゴリの他の用語

植物名辞典

薄

読み方：ススキ（ｓｕｓｕｋｉ）

イネ科の多年草、園芸植物

学名 Miscanthus sinensis

隠語大辞典

薄

読み方：うすい

1. 寒冷ノ気候。〔第一類　天文事変〕
2. 寒い。
3. 寒冷なる気候を云ふ。

分類 ルンペン／大阪

薄

読み方：うすい

1. 低能－思慮ノ浅薄。〔第四類　言語動作〕
2. 低能。又は思慮浅薄な者、それより転じて窃取容易なる事を云ふ。
3. ①低能。「ラリ公」ともいう。②転じて窃取容易なことをいう。

薄

読み方：うすびら，うすべら

1. 帷子ノコトヲ云フ。〔第四類　衣服之部・三重県〕
2. 単衣ノコトヲ云フ。〔第四類　衣服之部・三重県〕
3. 帷子ノコトヲ云フ。〔第四類　衣服之部・静岡県〕
4. 帷子ノコトヲ云フ。〔第四類　衣服之部・島根県〕
5. 単衣ノコトヲ云フ。〔第四類　衣服之部・大分県〕
6. 単物ノコトヲ云フ。〔第四類　衣服之部・福岡県〕
7. 絹衣ノコトヲ云フ。〔第四類　衣服之部・大阪府〕
8. 帷子衣類。〔第二類　人物風俗〕
9. 絹物。
10. 単衣を云ふ。
11. 絹織物。「うすもの、じんきち、おかしま、すへり」等皆同じ。
12. 帷子、衣類。茣蓙。
13. ①帷子、衣類。②絹織物。（「うすもの」「あかしま」「すべり」等皆同じ）。

分類 ルンペン／大阪、三重県、大分県、大阪府、島根県、福岡県、静岡県

薄

読み方：すすき

1. 勢力。優美なこと。〔花言葉〕

分類 花言葉

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季語・季題辞典

薄

読み方：ススキ（ｓｕｓｕｋｉ）

イネ科の多年草

季節 秋

分類 植物

JMnedict

薄

姓	読み方
薄	うす
薄	うすい
薄	うすき
薄	すすき
薄	すずき
薄	たかうす
薄	はく

ウィキペディア

薄

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2020/11/01 14:43 UTC 版)

薄

• ススキの漢字表記の一つ。
• 薄 (駆逐艦) （すすき） - 日本海軍の駆逐艦。
• 薄 (姓) （はく、拼音：Bó） - 漢姓の一つ。

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

薄

出典:『Wiktionary』 (2021/10/06 12:11 UTC 版)

発音^(?)

• 音読み
  • 呉音 : バク(表外)
  • 漢音 : ハク
• 訓読み
  • 常用漢字表内

    うす-い、うす-める、うす-まる、うす-らぐ、うす-れる

  • 常用漢字表外

    すすき

熟語

• 薄氷
• 厚薄
• 希薄
• 淡薄
• 薄給
• 薄力粉
• 薄利
• 薄情

漢字辞典

薄

薄	画数：16 学習年：中学校で習う漢字 音読み：ハク 訓読み：うすい、 せまる、 すすき、 -うす、 うすめる、 うすまる、 うすらぐ、 うすら-、 うすれる ピンイン：bo2 / bao2 / bo4 ハングル：박 対応する英語：dilute, thin, weak (tea)

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Weblio日本語例文用例辞書

「薄」の例文・使い方・用例・文例

• 君の論拠は薄弱だ
• 薄く張った氷は割れやすい
• 薄茶色
• このコーヒーはとても濃い．ミルクを入れて薄めなさい
• 彼女の病気は治る見込みは薄いが，絶望的ではない
• ろうそくの薄明かり
• 中東和平への見込みは薄い
• 劇場の明かりが薄暗くなった
• 彼の記憶は歳とともに薄れていった
• 氷の薄片
• 薄暗がりで
• 高くのぼればのぼるほど，空気は希薄になる
• 夜明けの薄明かりの中で
• このソースは薄すぎる．水を入れすぎたかな
• その英雄のそばでは影が薄れる
• 薄紫
• この口紅の色がいちばん薄いです
• 夏用の薄い上着
• 前のボーイフレンドは軽薄な性格の男だった
• 薄暗い路地