第11週
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 15:12 UTC 版)
竹芝柳介(たけしば りゅうすけ) 演 - 関口まなと 歌舞伎界の名門である竹芝家の生まれで、現在の当主である竹芝柳二郎の三男。また、竹芝家の先代当主で、歌舞伎界の大御所にして人間国宝であった故・竹芝柳翁の孫。東京都出身。24歳。 若くして人気を博し、歌舞伎役者としてのみならず多方面でも活躍して「タケリュウ」の愛称で呼ばれ、現在は大河ドラマ『山波 - 日本元年 -』の準主役である新選組の山南敬助役で出演していたが、大麻取締法違反の容疑で指名手配されている。 柳介の不祥事を報じる報道番組の中では柳二郎の息子で、柳翁の孫と説明されているが、実は白川冴子の孫で、なおかつ本人もそれを知っていたことから冴子とは祖母と孫として接しており、そのこともあって冴子は彼を自分のコテージにこっそり匿っていた。この事に気付いた栄やエリ、マヤからの追及に対する冴子の弁明によると、「高校はニューヨークに留学していたが、その時に私が祖母であると気付いたようで(第194話の柳介の言によると、冴子が柳二郎を極秘出産した場所が留学先であったニューヨーク)、同時に大麻の味を覚えたみたい」とのこと。 栄から事態について知らされた理事長達は、栄と秀次に説得を依頼。まずは栄が説得を試みるも「男の美学が許さないから」と自首を拒否。しかし、秀次から「簡単に男の美学を語るな」との説得を受けて自首する事を決意。郷のスタッフの協力のもと、アパートの一室から警察に連絡し、逮捕された。 初犯だったこともあって釈放されることになるが、竹芝家からは縁を切られ、所属事務所からは解雇されていたため、冴子のもとに身元引き受け話が舞い込む。結局、「冴子とは一切面会しない」という厳しい条件で中里らが引き取り、郷の食堂で裏方の下働きとして働くことになる。なお、中里らからは「シロ」と呼ばれている。 仕事の合間にはめぐみの介護と話し相手をしており、めぐみからは市川雷蔵 (8代目)だと認識されている。 のちに竹芝家から番頭がやって来て身柄を引き取る話となる。竹芝家の遠縁にあたるマダム・ハミルトンもやって来て、急遽渡英が決まる。名倉理事長らの計らいで冴子と再び話す機会を得て、そのまま郷を去って行った。 広中しのぶ(ひろなか しのぶ) 演 - 黒川智花 柳介と共に大麻を使用し、大麻取締法違反の容疑で逮捕された女優。大河ドラマ『山波 - 日本元年 -』の主演を務めていた。 保釈後にマンションの自室で服毒自殺をはかるも、一命は取り留める。 144話にて再登場。先の件が大河ドラマを放送中断に至らしめたということもあって事務所から解雇され、故郷(長崎)に帰る旨を柳介にメールで知らせてくる。代わりに郷箕駅で栄が会うことになり、祖母の介護のために看護学校に入ろうと思っていることを語った。 竹芝柳翁(たけしば りゅうおう) / 竹芝柳之介(たけしば りゅうのすけ) 竹芝家の先代当主。現在は故人。晩年に襲名していた「竹芝柳翁」としては二代目で、人間国宝に指定されていた歌舞伎界きっての大御所であった人物。孫の柳介の不祥事を報じる報道番組の中では柳介との家族関係について単に「柳介の祖父で柳二郎の父」と紹介されていたが、実際には柳二郎とは養子縁組を結んだ義理の父子である。 だが真実は、柳二郎の血を分けた実父にして、冴子のかつての恋人。およそ60年前の「二世竹芝柳之介」を襲名していた頃に文芸雑誌の正月対談の場で出会った冴子とお互いに一目惚れして相思相愛の関係になるが、「歌舞伎界の名門の嫡男と映画界のポッと出の女優」である2人の関係を当時の竹芝家は快く思わず、2人を別れさせた上、当時冴子が身ごもっていた2人の間の子も極秘出産の末に引き離されることになり、加えて竹芝家に勝るとも劣らぬ名門の紀州家の生まれの娘(詳細は後述)との縁談が成立したことで冴子と夫婦になることは出来なかった。しかし、妻との間に娘しか生まれず、男社会である歌舞伎界では必要不可欠な「嫡男になり得る男子」を得られなかったことから苦肉の策として、引き離された実子である冴子が生んだ息子を表向き養子縁組という形をもって竹芝家に迎え、そこで彼が父親譲りの歌舞伎役者としての才能を発揮したことから正式に嫡男とした。 竹芝柳二郎(たけしば りゅうじろう) / 竹芝柳之介(たけしば りゅうのすけ) 竹芝家の現当主。柳介を含む3人の息子の父。「竹芝柳二郎」を襲名した者としては五代目。柳介の不祥事に対してはマスコミに残念との旨を語っていた。 柳二郎本人は先代当主の柳翁とは15歳の頃に養子縁組を結んだ義理の父子であると信じているが、実は柳翁とは血を分けた実の親子であり、なおかつ血を分けた実の母親は冴子。しかし本人はそれを知らされぬまま、冴子が極秘出産した直後に実父とも実母とも関係の無いところで育てられていたが、先述の理由で跡取りとなる男子を欲していた実父から表向き養子縁組という形を以って竹芝家の一員となり、そこで歌舞伎役者としての才能を発揮したことから正式な跡取りとして認められ、「三世竹芝柳之介」を襲名することを許された。 なお、劇中では柳翁と柳二郎の姿が静止画像という形で登場するが、彼自身は冴子の実子ということもあって息子の柳介よりもずっと冴子に似た顔立ちをしている。 アルキメデス・ソフォクレス・アリストファネス・オナリス・Jr ギリシャの船舶王にして、怜子の夫。彼との国際結婚によって当時人気を博した女優であった怜子はヨーロッパの社交界にデビューすることになった。が、のちに破産して財産と社会的地位を失ったことで、怜子の順風満帆な生活も一変することとなった。 竹芝柳翁夫人 / 竹芝柳之介夫人 柳翁の妻。夫に先立たれてからも健在の身。87歳。 柳翁が「二世竹芝柳之介」を襲名していた当時、竹芝家と紀州家の間で結ばれた縁談により彼の妻として竹芝家に嫁いできた。実家の紀州家は歌舞伎界の名門であり、彼女と竹芝家の柳之介との縁談は両家間の史上初の縁談であったことから世間を大いに喜ばせることとなった。このため、夫の柳翁が亡くなり、義理の息子の柳二郎が当主となった現在も「先代当主の妻」ということから竹芝家では誰も逆らえない「長老」的な存在。家中の人々からは陰で「鬼ババ」と呼ばれている。
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第11週
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 13:20 UTC 版)
浦西静子 演 - 足立悠美加 回想・昭和20年6月1日。町子と勤労動員の友達。空襲の被害を聞いて町子に早く自宅に帰るよう促す。 酒屋 演 - 酒井くにお 回想・昭和20年3月13日大阪大空襲の後、町内会長をしている徳一のもとに夜集まり、空襲の有り様を語る。 ガラス屋 演 - 酒井とおる 回想・昭和20年3月13日後、町内会長をしている徳一のもとに夜、集まる。 たまえ 演 - 五十嵐愛生 回想・昭和20年。町子と勤労動員の友達。ドイツの降伏を話題にし、町子の言う「神風」を疑問視する。 兵隊 演 - 村上博紀 回想・昭和20年6月1日。空襲で勤労動員の女子に避難を促す。 大家 演 - 高見国一 回想・昭和20年6月1日の空襲で花岡写真館が灰燼に帰した、その夜から花岡家が借りた長屋の家主。 8月15日玉音放送の後、サツマイモを「お嬢ちゃんに」と持ってくる。 北村良美 演 - 山崎奈々(町子の小学生時代も兼ねる) 孝子の長女。町子の小さい頃にそっくりと評判。将来ピアニストになるべく孝子からピアノを強いられている。 大谷三郎 演 - 岸田敏志 町子・孝子の幼なじみ。『楽天乙女』を読んで町子にファンレターを送る。 「私は幼い頃北区に住んでおりまして、隣町のとある写真館の可憐な娘さんにほのかに恋心を懐いていました」というラブレターのような内容だった。
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