移動系カード
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 03:44 UTC 版)
サイコロの数の増加、指定の数だけ移動、ヘリで長距離移動など、おもに移動を補助する効果を持つ。 急行系カード 原則として、振れるサイコロの個数を増やし、出た目の数だけ進める。列車もそのカードに合わせた外見に変化する。急行カード - 2個 特急カード - 3個 新幹線カード - 4個 のぞみカード - 5個(『III』 - ) グランクラスカード - 6個(『2017』) ロイヤルEXカード - 6個(『令和』) リニアカード - 5個(『SUPER』『II』)、8個(『16』『2010』『タッグマッチ』『2017』『令和』)、30マス固定(『III』 - 『15』、『20周年』『WORLD(DS)』) 使用時のテーマ曲は、「急行カード」 - 「のぞみカード」(オレンジ・周遊・定期券含む)は共通して「ピーチ・エクスプレス」、「グランクラスカード」「ロイヤルEXカード」「リニアカード」(周遊含む)は共通して「リニアでGO!」である。 229カード 田子駅に止まると低確率でもらえる。好きな急行系カードの効果を使うことができるが、合計で229マス分以上使うと消滅する。(『2010』-『2017』) (1 - 6)進めるカード その数字の数だけ進めるカード。作品によっては一部カード売り場で買える場合もある。『7』 - 『15』までは進行系、『16』以降は便利系。スペシャルカード - 1 - 6から好きな数字を選び進める(『III』 - )。 スペシャルセット3 - スペシャルカードが3回使える(『2010』 - 『タッグマッチ』)。 スペシャルズカード - スペシャルカードが数回使える(『令和』)。 無制限カード - 無限に使えるスペシャルカード。携帯版『SETOUCHI』では桃太郎ランド含む全物件所持の状態で四国88ヵ所イベントを発生させた場合、『WORLD(DS)』および携帯版『KINKI』では30問連続クイズで全問正解した場合の副賞として、携帯版『SHIZUOKA』では最高額物件「富士山タワー」(富士宮駅、3776億円)を購入した場合に手に入る。 0進めるカード(『DX』『HAPPY』)/足踏みカード(『G』 - ) - 動かずに現在いるマスに留まるが、進んだ扱いになるためマス毎のイベントは発生する。 月並みカード - 使った時の月の分(例:7月なら7マス)進める。 レッツ5カード - 数か月間5マスずつ進める(効果中は他のカードは使えない)。 ほふく前進カード - 数か月間1マスずつ進める(効果中は他のカードは使えない)。 ぶっとび系カード ヘリコプター(『WORLD(DS)』では自家用ジェット機)でぶっ飛び、他の物件駅に到着する。運良く目的地に入ると「ホールインワン」になり、到着すると援助金以外の特典(カードの景品・臨時収入など)がある。原則として、到着した駅で物件を買うことはできない(ホールインワン時のみ例外)。また、うんちなどの障害物があるマスにも到着可能。地球⇔地球外(銀河鉄道マップや月面など)の移動はヘリコプターの代わりに自家用ロケットを使用するが、『X』以降ではボンビラス星にいる相手には効果がない。ぶっとびカード - どこかの物件駅に飛ぶ。『7』 - 『USA』までは進行系、『G』以降は便利系。 ぶっとばしカード - 他のプレイヤーをぶっ飛ばせる(近年の作品ではヘリを使わず飛距離が限定され、行き先も物件駅とは限らない)。 サミットカード - 主要国首脳会議になぞらえ、会議の名目で全員を自分と同じマスに集める。貧乏神は重なった時の相手に移る(初期の作品では使用者に移る)。初期作品を除くと、「ブロックカード」での回避や、ボンビラス星にいる相手の召喚は不可能。『12』まではヘリコプターで移動だったが、『USA』以降はテレポート移動になった。『HAPPY』 - 『USA』は低確率で全員に臨時収入が入る。 みなぶっとびカード(『III』 - ) - 自分を含む全員がぶっ飛ぶ。 夢のまた夢カード(『DX』 - )/ゆめのゆめカード(『jr.』)- 飛んだ先が気に入らなければ再度ぶっ飛ぶことができる。最初のぶっ飛びでホールインワンした場合、再度ぶっ飛ぶことはできない。 うたかたの夢カード(『7』 - )/うたかたカード (『jr.』) - 目的地の1マス隣に移動して1の出目なら自由行動・それ以外なら通常のぶっ飛び。 千載一遇カード(『V』 - ) - 目的地から9マス以内の場所に飛ぶ。『16』以降はごく稀に失敗し、目的地から遠ざかる。 北へ!カード(『X』 - ) - 現在地より北にある物件駅に飛ぶ。東北東や西北西などわずかに北に位置する駅も含む。北に物件駅がない場所では使えない。 エアポートカード - 空港に飛べる。移動先の空港は、『15』まではランダム、『16』以降は指定可能。 ジャックポットカード(『USA』)/ギャンブルカード(『WORLD(DS)』) - ラスベガスのカジノ駅に飛べる。 青ぶっとびカード - どこかの青マスに飛んでイベントも発生する(銀河鉄道マップは対象外)。 赤ぶっとびカード - どこかの赤マスに飛んでイベントも発生する(ボンビラス星マップは対象外)。 ワープ駅カード(『12』 - 『タッグマッチ』) - 最寄りのワープ駅に飛べる。ワープせずにワープ駅にとどまることも可能。 里帰りカード(『G』 - ) - 自社発祥地に飛べるうえ、移動先の物件も購入できる。 とんぼ返りカード(『15』『16』) - ぶっとび先が気に入らなければ元の場所に戻れる。 物件飛びカード(『20周年』 - ) - 現在の持ち金で独占できる駅のうち候補8か所から選べる。 ☆飛びカード(『20周年』 - ) - 全国のカード売り場のうち候補4か所から選べる。 ちばばカード - (『Ⅲ』『DX』)『III』では札幌・東京・大阪・博多のうち好きな場所に飛べる(目的地でも使える)。『DX』では捨てられない上強制発動して数回連続でぶっとばされる。 社長専用ヘリカード(『2010』『タッグマッチ』) - 目的地以外の指定した物件駅に飛べるうえ、移動先の物件も購入できる。 (駅名)カード - 表記された物件駅に飛ぶ。 『II(PCE)』ではももひえんカード(東京行き)。 『II』 - 『X』では目的地の場合は使えない。『11』以降は下記のブックマークカードを参照。ブックマークカード - 「物件駅」「鉄道省駅」「本社ビル駅」で使うとその駅を移動先に指定した「(駅名)カード」になる。『USA』の「月面基地駅」「ティコベース駅」では使えない。作成後は、一部を除く全物件駅(鉄道省・本社ビルも含む)に対応し、目的地の場合でも使えるうえ、目的地の物件も購入できる。『16』以降は、移動先が目的地ではない場合でも物件を購入できる。 (地方名)カード - 表記された地方名のどこかの物件駅に飛ぶ。ホールインワンの特典は貰えないことが多い。 地方へ!カード (『16』 - 『タッグマッチ』、『2017』、『令和』)/県ぶっとびカード(『DS(TOKYO)』) - 指定した地域の物件駅に飛ぶ。何回か使える。『令和』では使用回数が1回のみとなったが、これまでの「地方へ!カード」の効果を引き継いだ「地方へ!周遊カード」がある。 もしかしたらカード - 目的地パネルのスロットを回し、現在の目的地を出すと到着する(ホールインワン扱いになる作品もある)。確率は1/16で、失敗しても一定確率で「ご愛顧感謝セール」と称して、スロットで出した物件駅に移動するかを選択できる(初期の作品を除く)。『7』 - 『V』の隠し目的地に対する場合や、『15』で隕石の衝突で目的地が水没されている場合は使えない。 目的地カード(『20周年』 - ) - 1/2の確率で目的地に入れる。『2010』『タッグマッチ』で「ドジラース」に目的地が破壊されている場合は使えない。 周遊系カード 『DX』以降に登場する特殊なカード類。効果は同じだが1枚で複数回使用できる。基本的にカード名に「周遊」という名前が付く(例:何回か使用できる急行カードは「急行周遊カード」という名前)。対応するカードは、「急行」「特急(『X』 - )」「新幹線(『USA』 - )」「のぞみ(『16』 - )」「リニア(『2010』『タッグマッチ』『2017』『令和』)」「ぶっとび(『16』 - )」「☆飛び(『WORLD(DS)』『2017』『令和』)」「物件飛び(『WORLD(DS)』『2017』『令和』)」「強奪飛び(『WORLD(DS)』『2017』『令和』)」「地方へ!(『令和』)」。 例外として以下の名前のカードもある。オレンジカード - 『DX』 - 『11』での「急行周遊カード」の名称。 特急定期券カード - 特急カードの周遊系「特急周遊カード」と同じだが、使える回数がより多い。『20周年』 - 『タッグマッチ』に登場。 最低限使える回数までは使っても消えないが、以降は一定確率で使用後に消えるようになり、上限まで使用すると必ず消える。基本的に5-7回使用可能であり、例外は以下の通り。「オレンジカード」:2回以上、上限なし。 「急行周遊カード」(『WORLD(DS)』):5 - 8回。 「特急定期券カード」:7 - 9回。 期間延長カード 周遊系カード1枚の残り回数をリセットすることができる。 たらればカード 使用後にサイコロを振り、出た目が気に入らなければ一度だけ振り直せる。 充電カード 数か月間充電した後に20マス進める(充電中は一切の行動が取れない)。 ワープ系カード 自分または他人がワープで移動できる。「うんち」などの障害物があるマスにもワープできるほか、「バクレツボンビー」にも移動距離がカウントされない。基本的に「ボンビラス星」にいる相手には効果がない。テレポートカード - 相手プレイヤーの近くのマスにテレポートできる(初期の作品では相手がランダム)。初期の作品では進行系だったが、後に便利系へと変更された。 場所がえカード - 相手1人と場所をテレポートで入れ替える。『HAPPY』 - 『V』では「ボンビラス星」にいる相手も対象になる。 ぴったりカード - 相手プレイヤーにぴったり重なるようテレポートする。 近こう寄れ!カード - 相手1人を自分の近くにテレポートさせる。 最寄り系カード 現在地から最も近いマス数にある駅に移動できる。☆に願いをカード - 最寄りのカード売り場(星=☆マーク)にワープ移動する。『20周年』以降の作品では、複数回の使用が可能。初登場の『V』では一定確率で失敗する。作品によっては銀河鉄道マップでも使用可能。 最寄りの駅でカード - 最寄りの物件駅に移動する。『X』 - 『12』では地球でしか使用できなかったが、『USA』からは銀河鉄道マップでも使用できるようになり、直接銀河ゴールに入れるようになった。 銀河鉄道カード(『DX』 - )/ぎんがカード(『jr.』) 銀河鉄道マップへ移動できる。銀河鉄道のルートはすべて青マス。終点まで到達するとサイコロの出目関係なくそのまま目的地に到着となる。他のカードやイベントによって、正確な場所が特定できない・うんちなどの障害物がある・一度に複数用意されたなどの場合でも、問題なく入れる。ただし、宇宙空間ということで目的地から最も遠い場所として扱われるため、他のプレイヤーが目的地に到着した場合、自分に貧乏神がついてしまう(ボンビラス星に閉じ込められているプレイヤーがいる場合は除く)。また、カードの効果や景気変動、キングボンビーの悪行などによるマスの色の変化の影響も受けるため、状況によっては不利になる場合がある。 このカードが初登場したのは『DX』だが、『III』の時に雑誌で紹介されたウソの記事をさくまが見て感心し、その元ネタ通りに制作されたもの。 当初は元ネタ通りモモトラマンが汽車を銀河鉄道マップへ運んでいたが、作品の3D化以降は汽車自体が宇宙に向けて飛び立つという演出に変わった。 猪突猛進カード プレイヤーがイノシシの姿に変身して、曲り角や行き止まりにぶつかるまでまっすぐ進める。航路(初登場の『12』のみ)・空路・銀河鉄道・月面・みらい超特急は通行できない。 渡りに舟カード 港で使うと「超高速船」で、現在のルートで繋がっている別の港に移動できる。『16』以降は航路でも使用できるようになった。
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