移動経路の地名順序
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:11 UTC 版)
「トムラウシ山遭難事故」の記事における「移動経路の地名順序」の解説
[全画面表示] 事故当日(7月16日)の主要遭難地点の位置関係概略。 『トムラウシ山遭難事故調査報告書』28ページに記載された地図上での一行の移動経路は、最初の脱落者がビバークした第1ビバーク地点から男性客Cが男性客A・女性客aに追いつかれたカムイ天上まで途中に分岐点がいくつかあるものの一本の線上を辿っており、ここから自力下山した2組の男女ペアと男性1人はより遠方のトムラウシ温泉(温泉登山口)へ向かっているが、救助隊が最初に登ったのはカムイ天上と温泉登山口の間にある短縮コース登山口である。 事故当日に一行が辿った経路地名を最初の脱落である北沼渡渉点または北沼分岐から踏破順に並べると以下になる。なお、トムラウシ公園上部は同名2地点が地図上で別個に示されているため便宜上かっこ内に数字を付記した。 地名説明1. 北沼渡渉点 第1ビバーク地点。北沼分岐とも。fとガイドリーダー甲が残ったが2人とも死亡。 2. 北沼分岐先 第2ビバーク地点。乙, D, g, h, jがここで救助されたがh, jは死亡。 3. 南沼キャンプ場手前 男性客Eが歩行不能。 4. 南沼キャンプ場 17日6時半頃に女性客fを収容、死亡確認。 5. トムラウシ分岐 列から遅れていたB, E, b, eの男女4人が列から脱落したdを発見、合流。 6. トムラウシ公園上部(1) 女性客d, eが歩行不能となり意識不明、男性客Bの単独行となる。 7. トムラウシ公園上部(2) 第3ビバーク地点。女性客cとiがビバークしたが、iはここで意識不明。cはiを残して下山中に救助、iは死亡。 8. トムラウシ公園 死亡した女性客d, eがここでヘリにより収容。 9. 前トム平 ガイド丙がここで脱落。 10. 前トム平下部 ガイド丙は翌朝ハイマツの中で倒れた仮死状態で救助隊とは別の登山客に発見され、救助後に回復し生存。 11. コマドリ沢 特になし。 12. カムイ天上 単独下山していたCがB・bペアに追い抜かれた。 13. 短縮コース登山口 短縮登山口とも。17日に救助隊6人が捜索登山開始した地点。 14. トムラウシ温泉 温泉登山口とも。当日中に自力下山したA・aペア、17日下山のB・bペア、Cの3組が到達。
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