江波の人々とは? わかりやすく解説

江波(すずの実家)の人々

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 15:15 UTC 版)

この世界の片隅に」の記事における「江波すず実家)の人々」の解説

浦野十郎(うらの じゅうろう) すずの父。かつては海苔養殖従事していたが、工業港建設で海が埋め立てられたため廃業し埋立地建てられ工場勤めている。原爆投下後、妻のキセノを探して広島市内に入ったことから二次被爆し10月原爆症により倒れてすぐに亡くなり多く被爆死者たちとともに学校敷地内荼毘付された。 浦野キセノ(うらの キセノ) すずの母。森田叔父さん横顔がよく似ている8月6日の朝には祭りの準備広島市街に出かけており、その後消息を絶つ十郎とすみの捜索むなしく最後まで見つからなかった。 浦野要一(うらの よういちすずの兄。短気ですぐ拳や怒声が出るためすずのみならず腕白な哲ら男子からも怖れられる、通称「鬼(おに)いちゃん」。陸軍軍人としてニューギニア出征していたためすず結婚式には立ち会えず、1945年2月戦死知らせ届き他の戦死者と共に葬儀営まれた。最終階級上等兵。しかし戦死報告とともに届いたものは石ころ一つしかなく、浦野家の人々彼の死を実感できずにいる。 浦野すみうらの すみ) 昭和元年1926年生まれすずの妹。しっかり者美人で、すず見合い話が来た際に当のすずも「すみちゃんとの間違いでは」と言ったほどである。年子である姉のすずを「すずちゃん」と呼び慕っている。女子挺身隊一員として陸軍軍需工場勤労動員していた時に知り合った陸軍の若い将校(すみ曰く美男子」、原作では少尉)とほのかに想い合う仲になる。原爆投下後、父の十郎とともに母キセノの捜索のため広島市内に頻繁に出入りしたことから二次被爆し原爆症のめまいと青あざ内出血)に悩まされイトの家で寝込んでいる。 水原哲みずはら てつ) 小学校時代すず幼なじみで元ガキ大将海軍兵学校生徒だった4歳年上の兄を海難事故失ったことが原因家庭荒れており、幼少期やさぐれていた。小学校卒業後志願兵として海軍に入隊する。水兵として乗り組んでいた青葉停泊中、入浴一夜の宿求めて北條家訪れる。再会時は性格丸くなっていた。すずとは互いに意識しいながら素直になれない仲で、すず周作の妻となって捨てられない水原への淡い気持ち罪悪感持ち水原すず気持ち理解していたが、訪問時に彼女が周作のことも深く愛するようになっていることを知る。 終戦まで生存しており、終戦後着底している青葉を見つめる水原すず発見。一旦は声をかけようとするも、その眼差し見て声をかけるのをやめて立ち去ったりっちゃん 小学校時代すず幼なじみ卒業後、女学校進学

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江波の人々

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 01:36 UTC 版)

はだしのゲンの登場人物」の記事における「江波の人々」の解説

吉田 政二(よしだ せいじ) アマチュア画家大学生。県美展で何度も入賞実績があり、家族将来嘱望されていた。戦争終わったパリへ行って絵の勉強をするはずだったが、学徒動員勤労奉仕広島市出たばかりに原爆によって全身大火傷負い、そのせいで家族もとより町の人からも「オバケ」と罵られ、「ピカの毒がうつる」として介護受けられ放置されていた。1日3円(テレビドラマ版では1週間100円アニメ版では一日10円)で身の回り世話仕事始めたゲン隆太叱咤受けて奮起する病状悪化し未完成の絵と愛用画材ゲン託して亡くなる。アニメ版テレビドラマ版では生存しており、兄とも和解している。登場当初は、ゲンのことを「ハゲタカ」と呼んでいた。 吉田 英造(よしだ えいぞう政二の兄。地元資産家路上仕事求めていたゲン政二世話託す政二避けながらも、一方で身を案ずる場面もあるなど、兄として弟を気にかけている。政二死後バイト料を盗んだ金と疑われゲン無実証明してやり、さらに江波人間疑い深いので気をつけるようゲン忠告する。なおテレビドラマ版では酒問屋の主である。 吉田 ハナ(よしだ - ) 英造の妻。原爆落ちる前は義弟政二とも仲むつまじく接していたが、政二被爆後一転して忌み嫌ううになる。常に世間体を気にしており、政二死んだ時には喜んでいた。テレビドラマ版では花子という名前で登場しており、政二心の底から嫌っておらず、ゲン達に政二のために世話させないように言ったこともある。 吉田 冬子秋子(よしだ ふゆこ・あきこ) 英造・ハナ夫妻の娘で政二の姪。原爆落ちる前は叔父政二とも非常に仲むつまじく接していたが、政二被爆後一転して忌み嫌ううになる近所人間から「オバケ家の子」と白眼視されており、姉の冬子には良心の呵責あるよう描かれているが、妹の秋子の方は、5円報酬引換政二殺害ゲン申し入れる憎悪している。 政二死んだ時には母と姉妹共に喜ぶ。その光景見たゲンに家の塀に落書きされる。テレビドラマ版では、登場しない キヨ(はやし - ) 君江幼馴染原爆で家が失った君江たちに、自宅一室、後に倉庫を貸す。幼少の頃いじめから助けてくれていた君江への恩義忘れていない人情味ある人物である。夫・正造(しょうぞう)は沖縄戦死テレビドラマ版では清子(きよこ)という名前で登場している。 キヨの姑 性悪了見が狭い老婆で、居候、また店子として、次々と増える中岡家人間終始辛く当たるキヨのことは呼び捨てでこき使っている。ゲン似島貰ってきた米を、林家から盗んだもの主張し君江派出所突き出す君江が米を盗んでいないことが判明しても謝るどころか開き直ってゲン達のせいにし、浩二帰ってきた時は沖縄戦死した息子キヨの夫)を思い出してムカムカすると言い出しついには孫の辰夫をゲン喧嘩の末に怪我を負わせたのを名目にして、中岡家相談もなく貸していた倉庫別人貸し出してしまう形で中岡家追い出す退去の際、ゲン隆太によって肥溜め落とされる報復受けたテレビドラマ版ではセツと名前が与えられた。 辰夫・竹子はやし たつお・たけこ) キヨの子供。母親キヨよりも祖母の方を慕っており、また祖母甘やかされ育ったため、意地悪で我儘性格ゲンたちを嫌い、祖母から許しもらってゲンたちを幾度となくいじめるが、ある時、遂に反撃出たゲンに辰夫が怪我を負わされ、それを知って堪忍袋の緒切れた祖母によって、中岡家はとうとう強制退去追いやられてしまった。退去の際、報復としてゲン隆太によって馬糞を喰らわせられた。テレビドラマ版ではゲン家族の骨を捨てようしたためゲンに指を噛みちぎられ重症を負わされ、それがきっかけ中岡家原作同様林家から追い出される事とったる。

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