武官・文官
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アヤス(英語版) ヨーロッパ総督。親衛歩兵隊(イエニ・チェリ)長官、アジア総督(ベイレルベイ)を歴任した知将。人事の一新でイブラヒムが大宰相とヨーロッパ総督を兼任することになり、左遷されたムスタファの代わりに宮廷に入り第三宰相(ヴェジーラ・サーニス)に任じられる。 ピリー・メフメット・パシャ(トルコ語版) 大宰相(ヴェジラザム)。先帝セリム1世の頃から帝国に仕える有能で忠誠心も強い人物だが、それゆえに、即位直後の若いスレイマンの能力と、その側に仕えるイブラヒムに危惧を抱いている。第二宰相(ヴェジール・サーニ)ムスタファや第三宰相(ヴェジーラ・サーニス)フェルハトと共に、ベオグラード遠征に反対するが、欧州への関門ベオグラードと東地中海の牙城ロードス島、2つの要衝をスレイマンが陥落させて翌1523年2月、人事の一新により大宰相を解任された。先帝セリム1世の治世以降、10年に渡る宰相職を終えて帝都の西にある封土シリブリで更なる10年を海を眺めながら過ごした。 チョバン・ムスタファ・パシャ(英語版) 第二宰相(ヴェジール・サーニ)。ロードス島攻略戦においては総司令官(セルアルケス)を務めるも、敵の籠城を破ることが出来ず、降格となる。責任を取る形で、急死したエジプト総督(ムスル・ベイレルベイ)の後任を命じられる。 宮廷を出されたことに対し、ムスタファは当然と考えており、素直に主命に従い、エジプトへと赴任した。なお、地位そのものは剥奪されず、エジプトに赴いた後も、第二宰相の称号で呼ばれる。 ロードス島攻略戦の後には、ムスタファの後任としてアフメットがエジプトへとやってくる。しかし、ムスタファと異なり、望まぬ赴任先に荒れるアフメットに対して、ムスタファは「陛下に感謝し、任に就け」と諭す。しかし、アフメットが聞き入れようとしない事に愕然とする。 アフメットが叛乱を起こした折には、宮廷へと報告書を送る事となる。その報告を受け、スレイマンはまずムスタファに対応させるように命じた。アフメットが皇帝を僭称する間、自らの兵でアフメットと対峙しつつ、大宰相となったイブラヒムを迎え入れた。 アフメット・パシャ(英語版) ヨーロッパ総督(ルメリ・ベイレルベイ)。ピリー・メフメットら宰相たちが、ベオグラード遠征に反対する中、アフメットは賛成に回った。遠征の勝利後、隠居したコジャ・カシムに変わり、第四宰相(ヴェジール・サービー)に昇格する。 その後のロードス島攻略戦において、総司令官(セルアルケス)を努めていた第二宰相ムスタファが攻略に手間取ったために解任され、その後任としてアフメットが総司令官に任ぜられる。さらに次の大宰相は、総司令官を務めた自身こそが相応しいと自負しており、周囲も現職の宰相(パシャ)の誰かに違いないと噂していたが、大宰相にはイブラヒムが任じられ、自身はエジプト総督(ムスル・ベイレルベイ)を命じられてしまい、目論見が外れて、憤りを禁じ得ない。宮廷奴隷出身で有力な大宰相候補だったため、不満を露わにする。その後、反乱を起こし、元大宰相ビリー・メフメットが「武人としては優秀だが、粗野な振る舞いが目立つ」と危惧していたことが現実になる。ムスル(エジプト)は帝国の財源地だとスレイマンに任され、左遷されたムスタファにも心して統治しろと窘められるが、スレイマン1世の治世3年目、着任して僅か半年後にマムルークと手を組んで謀反を企て「アフメット皇帝(スルタン・アフメット)」を名乗る。金曜午後の礼拝に読まれる説教「フトバ」を君主の名で執り行うこと、君主の名での貨幣鋳造、この2つがイスラムにおいて建国を宣言する重要儀礼ゆえに、第二宰相ムスタファの報告に御前会議(ディヴァヌ・ヒュマユーン)で、反逆者と断定される。国庫の金で味方につけた旧エジプト・マムルーク朝の残党10万の兵により、エジプト州都回路の駐屯していた約5000人のオスマン歩兵(イェニ・チェリ)を撃滅させ、イスタンブールに倣い3名の宰相を任じて自己の支配権を固めた。 しかし、在来のエジプト人の人心を掌握できないままに挙兵したため、2年ほどエジプトを守りきりるも、討伐に来たイブラヒムに敗れる。最後はモスクに立て籠もって自決しようとするも、イブラヒムから「モスクを血で汚すのか」との批判に剣を置き、そのまま逮捕される。最後は斬首刑に処せられ、カイロの門に首を晒された。 コジャ・カシム=パシャ 第四宰相(ヴェジール・ラービー)。スレイマンが幼いころから師傅(ララ)を務めている老人。宰相とは言っても、当人いわく「恩給代わりの地位」であり、暇にしている。ヒュッレムに学問を教える。 ベオグラード遠征後は宰相の任を解かれ、やっと隠居できると喜んだ。 ジェラール・ザーデ・ムスタフ(ドイツ語版) スレイマンから、イブラヒムに付けられた書記。言いたいことを、はっきりと口にする性分で、大宰相となったイブラヒムに対しても、皮肉交じりの進言を恐れない。
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武官・文官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 05:19 UTC 版)
武官とは帯刀する官人のことで具体的には軍事機関である衛府や馬寮、兵庫寮の職員、軍団の幹部、及び弾正台の巡察弾正などを指した。文官はそれ以外の一般官人のことをいう。ただし、大宰府の職員や内舎人など帯刀する官人は武官ではなく文官として扱われた。武官の人事は兵部省が文官の人事は式部省が行った。
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武官・文官
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 17:38 UTC 版)
李白(リハク) 声 - 内匠靖明 鍛え上げた肉体を持つ若い武官。脳筋タイプ。園遊会の際に、猫猫を含む出会った若い娘たちに片っ端から簪を配る。 能力は高いようで出世株だが、性格がお人よしで猫猫に頼まれると断れないため猫猫からは「駄犬」と呼ばれる。武官として鍛えているが、猫猫の言う「危険」の意味が理解できずにケガをすることがある。 猫猫から紹介された白鈴に入れあげてしまい、次第に本気で彼女を迎えに行こうと考えるようになる。白鈴との関係も悪くなく、猫猫は2人の関係を少し応援している模様。白鈴から李白への思いは不明だが、それなりに親しくなっていると思われるが、身請け料は「現在の李白の給料10年分」と本気で出世すること考え始める。 子氏討伐にも参戦し壬氏の正体や猫猫の素性も知っているが、以前と変わらない態度を取るため、壬氏も気を許している数少ない相手。 陸孫(リクソン) 元は羅漢の副官。一度見た顔は忘れないという特技の持ち主で重宝されていたが、先方からの要請で西都の玉葉の兄の元に出仕している。実は西都出身で、玉葉后とは幼少期に面識があり、玉葉后の侍女の三姉妹は従妹である。 音操(オンソウ) 羅漢の副官。羅漢のせいで胃をキリキリさせられている。 魯侍郎(ルーじろう) 礼部の次官で、桃の叔父。壬氏とともに西都に行く。
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