イエニチェリ【(トルコ)yeniçeri】
イェニチェリ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/07 23:25 UTC 版)
イェニチェリ(トルコ語: Yeniçeri、オスマン語: يڭيچرى、ギリシア語: Γενίτσαροι、イタリア語: Giannizzeri、英語: Janissaries)は、14世紀から19世紀の初頭まで存在したオスマン帝国の常備歩兵軍団で、スプーンをシンボルにしていたことが知られている。常備軍団カプクルの中核をなし、火器で武装した最精鋭であった。トルコ語でイェニは「新しい」、チェリは「兵隊」を意味する。
注釈
- ^ イスラム法では本来奴隷はよそ者か戦争捕虜の異教徒に限られていたので、基本的に主人以外に地縁や血縁の後ろ盾がないことから主人に謀反を起こしにくいとされ、オスマン帝国に限らず、しばしばグラームやマムルークといった奴隷(解放奴隷含む)による軍団が作られていた。(小笠原(2018)p.45-46)
- ^ なお、本来のイスラム法は異教徒であっても自国の支配地域から奴隷を徴収は本来はよくない事であったが、オスマン帝国ではあまり守られていなかった。(小笠原(2018)p.69)
- ^ ティマールは「定められた任地の税を取り立てそこの治安を守る」という仕組みのため、ティマールの任地の税収は国の懐に入らなかった。一方正規兵でもイェニチェリ、また非正規兵のレヴェント・セクバンという兵達は現金で給料をもらうので彼らが増加したことで政府は現金収入確保が必要になった。(小笠原(2018)p.161)
- ^ ムスタファ1世が重祚で2回廃位されているので9人中5名。
- ^ オスマン帝国のシステム上、スルタンは男の皇族がいない場合は廃位させられない。
出典
- ^ a b c 林佳世子『オスマン帝国の時代』(世界史リブレット, 山川出版社, 1997年11月)、40-43頁
- ^ 小笠原(2018)p.170
- ^ 小笠原(2018)p.162
- ^ 小笠原(2018)p.172-173
- ^ 小笠原(2018)p.211-222、229・230
- ^ 小笠原(2018)p.230-232
- 1 イェニチェリとは
- 2 イェニチェリの概要
- 3 文化
イエニ・チェリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/30 14:43 UTC 版)
ドゥシュク / ヴァルター・ゼンメルロッケ イエニ・チェリのリーダー。ドイツ出身でナチス系幹部の家系。髪は長く銀髪で中性的な顔立ち。目つきが鋭く常に周囲を警戒している。魔術・機械による肉体強化を受けている。 名前は5巻ではドゥシュクだったが8巻ではヴァルター・ゼンメルロッケに変更されている。 デュボア 元米軍特殊部隊デルタフォース出身の巨漢。スキンヘッドで双頭のロック鳥のタトゥーを入れている。予知能力を持っているが、数秒以内に限定され連続して使用できない。 イップ・チー 背が低い東洋人の少女。中国政府が非公式に運営していた超人兵士研究機関の出身。ツインテールと大きな目が特徴。操剣術を使うことができ、4本の合金製柳葉刀を操る。 ラティーファ / チャンドニー 元テロリスト。インド出身。褐色肌の美女。短髪で鼻が高い。米軍に多額の賞金をかけられているが、過去の罪状をすべて揉み消す条件でバビロン・メディスンに雇われた。カラリパヤットの達人で特に棒術に長けてる。 名前は5巻ではラティーファだったが8巻ではチャンドニーに変更されている。
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イエニチェリ
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「重機甲乙女 豆だけど」の記事における「イエニチェリ」の解説
スルタンの親衛隊。スルタンへの愛と生涯不婚を誓った女性のみで構成され、前線での戦闘のみならず、督戦隊としての役割も務める。 ウーラ・ラスナー イエニチェリを率いる将軍。顔の下半分を覆面で覆い、左目辺りには縦に一閃されたかのような大きな傷跡がある。スルタン以外の命令には一切従わず、勇猛果敢な女将軍として国内外に知られており、過去に戦った経験のあるゾルゲ曰く「ずる賢い女狐」。スルタン直々に電文で「わが愛のために死ね」と発破をかけられ、妹アリ・ラスナーの仇討ちの機会を与えてくれたスルタンに感謝すると共に全身全霊を以て神聖同盟の殲滅を誓う。 ボルジア作戦時のサン・ジュリアーノ湖での戦闘で宿敵であるゾルゲを葬った後、妹・アリを葬ったガルマ軍を発見し殲滅すべく進軍、自ら手勢を以て奇襲を仕掛け、リリアとシンシアの両中隊長を死に追いやって戦車隊を壊滅させ、歩兵隊にも甚大な被害を与えるなど猛威を振るった。その際戦闘中にペチーノと一騎討ちになり、果敢に攻めるペチーノを自ら狩るに値する相手と覚えた。 アリ・ラスナー イエニチェリの戦車大隊長。階級は大尉。愛国心とスルタンへの忠誠心は人一倍あり、臆する部下はその場で射殺する程苛烈な性格を持つ。 ナポリ防衛線を進軍中、ガルマ軍により補給手段である陸上オイルタンカーを破壊され、集落で待機していたガルマ軍と応戦した。建物が邪魔となり思うように行動がとれず、またガルマ軍による数々のトラップや奇襲により翻弄され、燃料と弾薬が尽きかけ、さらにゾルゲ率いるランツィケネッキの猛襲に命運も尽きたと自ら殿を務めて部下を退却させ、最後はゾルゲの前で自決した。 ベグ・ボッパ 元アリ・ラスナー隊所属の戦車兵。階級は特務曹長。元ジェノバ領だったレスボス島の貴族出身で、スルタンのハレム入りをしていたが、イタリア語とオスマン語が堪能なためにアリ・ラスナー隊の通訳を担当していた。アリ・ラスナー隊壊滅の後、空腹に耐えかねてペチーノに投降、ガルマ軍陣地内でジョヴァンニと出会い一目惚れしその場で寝返り忠誠を誓い、以後は「捕虜ちゃん」と呼ばれ、自称「ジョヴァンニの女中」として彼にチャイを淹れたりしている。
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