次五郎の協力者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 01:52 UTC 版)
石川 勇夫(いしかわ いさお) 石川家の三男。小学3年生、兄達と違い純粋。見た目は無垢な美少年で、登場の際は顔がキラキラと輝いているような演出がなされており、最終話の5年後で青年(時系列を考えればまだ中学生ぐらいだが、背がかなり伸びている)に成長していてもキラキラと輝いている。小学校にはすでにファンの女子児童が多数いるが、勇夫自身は自分を追い掛け回す女子達を快く思っておらず、いつも通学に苦労している。次五郎を「チビ兄ィ」と呼んで慕っており、次五郎を自覚的に軽んじて扱うような描写は物語当初からなく(その分、純粋ゆえに無自覚に痛烈な発言をする事もあるが)、バレンタインには次五郎にチョコをお裾分けする兄思い。次五郎と九州男の双方から可愛がられており、特に九州男からは露骨に次五郎より贔屓され、かつ溺愛されている。九州男に連れられてキャデラックの助手席に座ることも多い一方で、一度だけ彼の非常識な女漁りを手伝ってしまったこともある。兄たちに心配をかけまいと学校の勉強も頑張っており、成績は非常に良い。石川家、というより作中で一番まともな人物(そのしっかり者ぶりは、九州男が思わず男泣きしたほど)。猫のアンジーを飼っている。 日野 愛子(ひの あいこ) 次五郎のバイト仲間。夜はレディース「堕天使」の総長。愛車は直管仕様のカワサキ・Z400FX。タイマンであれば男も一蹴してしまうほどのケンカの腕であるが、作中では複数の男に囲まれてしまうことが多かった。厳しい言い方ながらも次五郎の事は常に心配しており、次第に凛々しくなった彼に対して少しずつ心寄せるようになる。そして次五郎にとっても、千夏以上に大きな存在になっており、後に互いに想いを打ち明けあい、シルビアも公認(?)の恋人同士になった。その後一度はS13の代わりにはなれないと別れを決意するも、身を挺(てい)して自分を庇った次五郎とS13を見て思い直し、5年後に次五郎と夫婦になり、彼の子供をもうけた。そしてその子供は後にシルビアの次の乗り手となることが既に決定している。 本田 千夏(ほんだ ちなつ) 次五郎のドラテクを見て以来、彼に憧れている美少女。もてない次五郎にとっては天使的存在だった。しかしその後、次五郎は恋人としては愛子を選び、千夏は2人の間に入る余地がない事を悟りながらも一騒動起こしたが、結局は身を引いた。浜中の元カノ。沢田に好かれており、ストーカー紛いの行為を受けているが、あることがきっかけでラブホテルに行ってしまう。その後、九州男が選挙に出た際に秘書として手伝い、九州男から強姦されかけるがシルビアにより救われ危機を脱した。 松田 翔子(まつだ しょうこ) カーチューン専門店「スピードショップWonder」のオーナー。次五郎を俊一郎の後継者と認める。年下の岡田に惚れられているが、彼女自身もまんざらでもなさそうである。しかしその想いを時折利用してしまう事もあり、少し腹黒い。九州男からは過度のセクハラにさらされ、何度もその操を危機にさらされた。愛車は日産・フェアレディZ432。俊一郎が生きていた頃はドリフト練習用にと180SXにも乗っていた。ストレス解消ではじめた釣りにもハマり、河越レジャーランドの釣堀では釣り師達から「コイの女神」と呼ばれるほど。時折釣行旅行に出かける。 藤田 万宙(ふじた まひろ) 藤田京助の妹。強面の兄とは違い、可憐な美少女。しかし異常なほどの兄からの庇護行為に恐怖を覚えており、門限を破りそうになっただけで、怯え震えるほど。彼女に手を出した男(声を掛けただけでも)は、兄から凄惨な制裁を受けている。キヨトに惚れているも、当の本人からはあしらわれていた(キヨトも気が合ったが、京助に気を遣っていたため)。次五郎とキヨトの勝負の後、想いを告げ結ばれる。 岡田 奈菜(おかだ なな) 岡田の妹で兄同様気性が激しい。旧車ばかりのレディース「音姫」の塾長(リーダー)で、愛車はトヨタ・セリカ(初代)で沢田に合わせてガルウイングにしている、自動車教習所の適性試験では「運転に向いていない」と烙印を押されている。沢田の事を「シブい男」と思っており、一途に惚れており、作中とある出来事で「ダルマに目を入れる」の願掛けでわざと片方のライトを直さず消灯している。登場時はいつもチャイナドレスを着ており、更に昼間でも屋内でもサングラスを着用、そしてタバコの吸い方の方は兄貴にそっくり。なお、音姫は彼女の人付き合いの幅もあり、河越街道のトラックチームたちとも友好関係を結んでいる。本業は美容師だったのだが仕事中に客からセクハラされて、その時偶発的に刃傷沙汰を起こしてしまい(客のヒゲを剃っていたため、セクハラのせいで誤って耳を切り落としてしまった)クビになった。この一件は割かし有名らしく、沢田の耳にも入っている。 空(そら) 一見女子高生に見えるが、実は勇夫と同じ小学生。勇夫は空の姿を見ただけで彼女が小学生だと見抜いた。竜に惚れている。両親の仲が悪く、家庭に居場所がないため、夜に家をぬけ出しては竜に会いに行く。後に想いを竜に伝え、竜も遠まわしながらそれに応えた。 カリー マイキーがエスティマの修理中の代車として借りた日産・チェリーに飾られていた蛙のマスコットに憑依していたチェリーの前オーナーの少年。デート直前に童貞のまま事故死してしまい、成仏できずにいた。デート相手の彼女が現在幸せに暮らしている事を知ると成仏したように思われたが、薬屋の蛙の置物に乗り移っており、「女の子にセクハラする置物」として噂になっていた。その後、噂を聞きつけたマイキーに回収されたらしく、彼と同居している。ちょっとした金縛り位なら使える。 蛙ながらに地球規模の天候を読む事ができ、後に松木とともに主に穀物関係の相場師をしている。 丸島(まるしま) 九州男の友人であり、「丸島自動車」(中古車屋、というか解体屋)で働いている。次五郎にシルビアを売った張本人。彼が売る自動車は格安で、「訳有り」ばかりである(格安だったソアラ(Z30)はこれに酷似した都市伝説の如く死亡事故でルーフを潰したジャンクをベースにニコイチ修理したものだった、など)。挙句の果てに、自身が乗る車もナンバープレートが偽装されており、盗難車であることが分かる。 加納兄弟のATM荒らし事件に巻き込まれ、ICU送りとなる。 政次 次五郎の学校の後輩で、洗車場で一緒にバイトをしている。免許は持っているが車は持っていない。情報通で色々な事を知っている。次五郎の事を尊敬しているが、時々口を滑らせる。
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