次世代運用制御セグメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 02:25 UTC 版)
「グローバル・ポジショニング・システム ブロックIII」の記事における「次世代運用制御セグメント」の解説
2010年、アメリカ空軍は、GPS近代化事業の重要な部分を占める最新の制御セグメントについて、その開発計画を発表した。現在の運用制御システム(OCS)は、新型のシステムである次世代GPS運用制御システム(Next Generation GPS Operational Control System, OCX)が完全に開発され機能するまで、正式の地上制御システムとして機能し続ける。 次世代GPS運用制御システムの機能は、「ブロック」と呼ばれる3つの段階に区分して提供される。そのブロックには0から2までの番号が付けられている。それぞれのブロックが納入されるごとに、追加の機能が提供される。 2016年6月、米空軍は、議会に対し、次世代GPS運用制御導入事業の予測費用が42億5千万ドルを以上に上昇したことを正式に通知した。このことは、計画費用である34億ドルを25%上回り、ナン・マッカーディー制度に規定された重大な違反状態に該当することを意味する。違反につながった要因には、「事業開始時の不十分なシステム設計」、「サイバーセキュリティ要件の複雑さ」などがあった。2016年10月、国防総省はこの事業を正式に承認した。これは、重大な違反が発生した後も開発を継続できるようにするために必要な手続きであった。
※この「次世代運用制御セグメント」の解説は、「グローバル・ポジショニング・システム ブロックIII」の解説の一部です。
「次世代運用制御セグメント」を含む「グローバル・ポジショニング・システム ブロックIII」の記事については、「グローバル・ポジショニング・システム ブロックIII」の概要を参照ください。
- 次世代運用制御セグメントのページへのリンク