近代化事業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 22:38 UTC 版)
「ヴッパータール空中鉄道」の記事における「近代化事業」の解説
1950年にサーカスの宣伝の為に空中鉄道に乗せられた象のタフィーが車両から落下するも一命を取り留める、という事故が発生。 ヴッパータール空中鉄道は、一日あたり約75000人の乗客を運ぶ都市交通機関としての実績を積み重ねてきており、世界でもっとも安全な乗り物のひとつであると受け止められている。1997年には大規模な見直しが行われ、駅設備なども含めて現代の交通機関にふさわしいものとなるよう近代化されることになった。第二次世界大戦中に被災し休止が続いていたクルーゼ・劇場駅も再建・再開されることになった。 これらの更新計画は2001年までの期間に行われることになっていたが、実行途中の1999年に保線作業のミスに起因する脱線・転落事故が発生し、5名が死亡・47名が怪我をするという惨事となった。このために近代化事業の完成は遅れることとなった。近代化事業は、結局2004年までかかり、また費用も当初見積もりの2億5000万ユーロから3億9000万ユーロへと増加した。 2004年以降は、ほとんどの駅に監視カメラなどの装備が設置されている。
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