必殺技、およびサポートメカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 01:16 UTC 版)
「ウイングマン」の記事における「必殺技、およびサポートメカ」の解説
ドリムノートに書けばそれが実現する、という設定のため、健太は劇中思いつきで様々な技をドリムノートに書き込んでいく。しかしその技を使った後の自分への肉体的負担や、周囲へのダメージなどは考えていなかったため、思わぬ事態になるというのが作劇上1つのパターンとなっている。 ウイナア / ウイナルド ポドリムスへの帰還方法を忘れてしまったあおいのために、健太が変身以外で最初にドリムノートに書きこんだ万能エアバイク(車輪はない)。「ウイナア」の掛け声で出現する。攻撃能力は無いが、陸上はもちろん海中・水中でも行動が可能、さらに異次元(ポドリムスしか行かないが)への出入りも可能。「ウイナア、ウイナルド シルエット」の掛け声でロボット形態ウイナルドに変形する(変形の際にバイク時には無かったパーツが出現する)。武装はビームサイザーとウイザービーム。神谷三兄弟との戦闘以降、この形態で登場すると破壊されることが多くなる。 アニメ版は第3・19・47話のわずか3回しか登場しなかった。またウイナルドへの変形はせず、移動手段として使われたのみである。 ウイナアII世(ツー) / ウイナルドII世 アニメオリジナルメカ。健太が強化策の一つとして新たにドリムノートに書き足して誕生させた2号バイク。現実のフルカウルバイクに近い形状とウイナアにはない車輪を持っているのが特徴であり、ウイナア同様、空中や異次元への移動も可能。「ウイナルドII世(ツー)」の掛け声でロボット形態のウイナルドII世に変形する(余剰パーツが無く単体で変形可能)。戦闘時はウイナルドII世の背中に乗って戦い、主武器のドリムレーザーを発する腕には敵の攻撃を反射するミラーも展開可能。なお、敵メカのテスト用として赤色のイミテーションが登場したこともある。 クロムレイバー ウイングマンが最初に使用した武器で、腰の飾りを変形させた長剣。渾身の勢いでキータクラーを殴りつけたまではよかったが、その石頭のせいで折れてしまう。本来は棍棒やサーベルのような物だったらしい。途中から、ビームの刃を付けて斬れるようにしたバリアレイバーが登場し、クロムレイバー自体も後述のクロムロープとして使えるよう機能強化される。 コンティニパンチ 1秒間に数十発のパンチを繰り出す必殺技。しかし肩への反動も大きく、試用した際に土管を砕くパワーを見せ付けたが、かなりの痛さに悶える羽目になる。 ウイングル・クラッシュ つま先が尖り、どんなに硬い岩でも貫くキック技。だが初使用時は床に突き刺さったままなかなか抜けず、足も痺れていた。 スパイラル・カット ウルトラセブンの如く頭の飾りを飛ばすと、それが回転しながら敵を斬るブーメランと化す。初期は戻って来たはいいが上下逆に着いてしまうことが多かった。のちに、戻って来たところを交差させた手で受け止め正立に直すスタイルになる。 ドライバーレイド 短剣状態のクロムレイバーを両手に持ち、高速回転しながら敵に体当たりする必殺技。地面に潜る為に使うことも多かった。 ファイナルビーム 初期のとどめ用の必殺技、胸から両腕に伸びる模様、およびスパイラルカットから発射する必殺光線。だが威力が高すぎるため、場所を選ばないと建物などに被害が出る恐れがある。また、使用にあたって健太への負担も大きく、疲れているときには気絶したりして行動が不能になってしまう。 ガーダー 負傷箇所などを保護するためのプロテクター。「ウイングマン ガーダー シルエット(アニメ版ではウイングガーダー。原作から一部パーツを省略)」と唱えれば装着される。これを装着していれば動きが鈍くなる代わりに、受ける衝撃を分散、また2倍のパワーを引き出せるようになる。だが初使用を含めて使用回数は3回しかなく、2、3回目は敵の攻撃ですぐに破壊されるようになってしまった。 変身していない状態でも使え、健太は変身前に左手を守るために使用したことがある。 アニメ版では右腕部分が開いて偵察機レーダーバードが発進し、敵のデータを分析出来る(その結果は、ドリムカセットから穿孔テープの状態で出てくる)。 スプリクトフラッシュ まっすぐ伸ばした平手から放つ光線、腕をクロスさせて両腕で放つこともある。 クロスバーン 腕をクロスさせ、そこから同時に打撃を与える必殺技、一見弱そうだが結構威力はあるようだ。 デルタエンド ファイナルビームに代わるものとして考案された一撃必殺技。変身時間のタイムリミットが残り3分になって、それまでの途中経過における身体の色(青のタイム4分→黄のタイム3分→赤)が揃った時に初めて使える。 まず「ブランチ(分身)」を行い、5秒で2体の分身を完成させる。次に「デルタ―エンド」の掛け声と共に3人揃って敵を空高く持ち上げ、2本のクロムレイバーでバリアーエッジ(表記によってはバリアエッヂ)を展開、三角錐状の“デプスゾーン”を完成させて地上に降り立つ、そして「ショック!」と共に起爆する。爆風などは一切デプスゾーンから出ないようになっている(アニメ版最終回では、爆破エネルギーをはね返すゴーストリメルに対し、デプスゾーンを2重に張る“ダブル・デルタエンド”で対抗、勝利を収めた)。 弱点は、デルタエンドをしかけた相手につかまってしまうと、デプスゾーンから抜けられなくなり、自らも技にかかってしまうこと。一度その弱点を突かれ、健太は敵とともにデルタエンドを浴びることになったが、健太の精神力によってビームが敵にそれ巻き添えを免れた。また、時間が経過しないポドリムスでは体の色が変わらない(=分身できない)為、使用不可能に陥る。これをきっかけに、後に後述の「ヒートショック」が生み出される。 この「ショック!」(前に伸ばした右手の拳から親指を立て、下に向けて叫ぶ)は他局のはずの『うる星やつら』でも堂々とパロディにされるなど、ウイングマンを代表する必殺技となった。 クロムロープ クロムレイバーのグリップと先端をリボン状のロープで繋いだもの、主に敵を引き寄せる時に使う。 ソーラーガーダー リメルとの最終決戦時に初使用した新型ガーダーで、のちにライエル編での主力装備となる。「ウイングマン ソーラーガーダーシルエット」の掛け声で装着する。太陽光を吸収して高エネルギーに変換、とんでもない明るさの光や高熱を放出したり、ソーラーガーダー専用の各種武器に使用する。また解毒機能も備わっている。 ヒートショック ソーラーガーダーにある程度の太陽エネルギーが溜まり、胸部に付いているフュエルシグナルが全て点灯した時に使用できる一撃必殺技。胸部を開き<デスボール>と呼ばれる光弾を発射、これを命中させ敵の動きを封じ、「ヒートショック!」と共にクロムレイバーを変形させたヒートレイバーで敵を斬り起爆。デルタエンドと同じく、爆風などはデスボール内から外には一切出ない。 なお、デスボールは「最初に当たったものを封じる」という弱点があり、キータクラー戦では近くにあったイスをぶつけるという手段で破られている(キータクラー曰く「この程度で敗れる」)。 この他にも、対スノープラス戦のヒートウォッシャーや対ガルダン戦のフラッシャービームなど状況にあわせてドリムノートに書き足している。 マッハチェイング アニメオリジナル形態。頭部および身体の各部に赤い模様が現れるスピード形態。短距離のテレポート移動が可能になる。 パワーチェイング アニメオリジナル形態。目および身体の各部に黄色い模様が現れるパワー形態。瞬間的な力の増強が可能になる。
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