川西市郷土館(旧平安家住宅主屋)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅主屋) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくしゅおく) |
登録番号: | 28 - 0004 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建、瓦葺、建築面積217㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財字上の町8 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 平安家は銅の精錬で栄えた家で,旧宅は土間と2列3室からなる伝統的な6間取りを基調として,屋根や庇等に数寄屋風の意匠を,玄関脇の接客部分等に近代的な間取りを取り入れている。伝統的手法を継承し要所に変化を加えた大正期の大規模邸宅の好例である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅北納屋)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅北納屋) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくきたなや) |
登録番号: | 28 - 0014 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建屋根塀付,瓦葺,建築面積15㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 敷地の北側に建つ板壁の納屋で,東側に延びる瓦屋根付きの高塀が付設する。内部は一室の土間とし,全体として簡素な造りになる。小規模な建物ながら,切妻屋根の南流れは腕木を付けて屋根を受ける。屋敷地の奥向きの空間構成を知る上で必要な建物である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅北蔵)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅北蔵) |
ふりがな: | |
登録番号: | 28 - 0015 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積60㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 屋敷地の北面に建つ2階建の土蔵で,構造的には2棟の東西棟が接続する形式になる。基礎は切石積みとし,土蔵の前面に付設する庇の床は,主屋から続く渡り廊下と一体的な構成になる。大正期の質の高い土蔵で,妻壁に独特の換気の丸窓が外観を飾っている。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅乾蔵)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅乾蔵) |
ふりがな: | |
登録番号: | 28 - 0016 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積29㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 屋敷地の西北に建つことから乾蔵との呼ばれる2階建の土蔵で,南北棟になる。切妻造,瓦葺,大壁造の基準的な造作になる。北蔵との間は床張りとし,小屋根をかけて一体的に取り扱う。大正期における大邸宅の土蔵であり,屋敷構えを知る上で大事な建物である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅西納屋)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅西納屋) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくにしなや) |
登録番号: | 28 - 0017 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積9.4㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 乾蔵と西蔵との間に付設された小規模な納屋で,極めて簡素な構造になる。内部は一室で,正面は間口いっぱいに引き違い戸を置く。重厚な土蔵群の中にあって簡素な建物ではあるが,中庭を囲う一群の土蔵等の建物の一つとして構成上必要な建物である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅西蔵)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅西蔵) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくにしぐら) |
登録番号: | 28 - 0018 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積22㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 離れ座敷の北側に建つ平面正方形の土蔵で,離れや乾蔵とともに屋敷地の西側を限る。瓦屋根を置屋根とした造りになり,外観は北蔵や乾蔵と同じく軒蛇腹を設け軒を飾る。整然とした外観の土蔵で,大正期の屋敷構えを構成する要素として位置づけられる。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅屋根塀)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅屋根塀) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくやねべい) |
登録番号: | 28 - 0019 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 瓦葺,延長48.2m |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 屋敷地西南部にあり,玄関アプローチの左側面から座敷の西南角に至る間に設けられた瓦屋根付きの板塀。総延長48.2mあり,簡素ながら風格ある堂々とした板塀である。大正期における大邸宅の前面を囲う塀の好例として評価できる。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅玄関)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅玄関) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくげんかん) |
登録番号: | 28 - 0006 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積41㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 主屋の南面に建つ入母屋造,平入の平屋建物で四方に庇が付く。平面は,東端を通路を兼ねる土間とし背後に内玄関を置き,西側に接客空間としての広間及び控えの間を配する。主屋から接客部分が分離した近代的な要素が入り込む大正期の住宅建築の好例である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅離れ)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅離れ) |
ふりがな: | かわにしきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくはなれ) |
登録番号: | 28 - 0007 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積44㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 敷地西面に建つ数寄屋風の造りになる平屋建物で,南及び東面に1間の縁が付く。平面は床構えのある南座敷とその奥の控えの間からなる。吟味された上質の材料を用いた丁寧な造りになり,小規模ながら大正期の和風建築の技術の高さを知る上での好例である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅浴室)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅浴室) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくよくしつ) |
登録番号: | 28 - 0008 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積31㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 主屋の背後に独立して建つ切妻造,瓦葺の小規模な建物で,気抜きの小屋根が付く。平面は,浴室と脱衣室からなり,主屋とは瓦屋根付きの渡り廊下で接続する。全体的には簡素な造りであるが,大正期の上層の町家の生活空間を知る上で貴重な遺構である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅玄関門)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅玄関門) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくげんかんもん) |
登録番号: | 28 - 0009 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 一間薬医門屋根塀付,瓦葺 |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 玄関棟の東脇にある切妻造,瓦葺の一間薬医門で,左右に袖壁が付く。左袖壁は,潜り戸付きになるが,右袖壁は矩折れとなって玄関棟に接続する。小規模ではあるが,細部に至るまで洗練された技法になる大正期の基準的な作品である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅巽蔵)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅巽蔵) |
ふりがな: | |
登録番号: | 28 - 0010 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積27㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 敷地の東側は蔵や納屋が南北に連なって敷地を限っている。敷地の東南の角地に建つことから巽蔵と呼ばれる漆喰塗りの土蔵で,切妻造,本瓦葺になる。基礎は切石積みとし,内法下は板張りとする。妻壁の丸窓が特徴的な蔵で,造りも良い大正期の蔵の好例である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅南納屋)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅南納屋) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくみなみなや) |
登録番号: | 28 - 0011 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積22㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 巽蔵の北側に接して建つ切妻造,平屋建の納屋で,北側に井戸屋が付設する。内部は一室の板敷きの間とする。全体的に簡素な造りであるが,大規模邸宅の屋敷構えを構成する一つの要素として,また大正期の生活空間を知る上でも必要な遺構である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅大納屋)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅大納屋) |
ふりがな: | |
登録番号: | 28 - 0012 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建,瓦葺,建築面積40㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 屋敷地の東を限る位置に建つ切妻造,瓦葺の建物で,それぞれ独立した2棟が接続して建つ構成になる。内部は土間で,南側の部屋は中二階建てとする。全体的に閉鎖的な構えとなる真壁造り簡素な造りであるが,大正時代の納屋としては標準的な建物である。 |
川西市郷土館(旧平安家住宅長屋門)
名称: | 川西市郷土館(旧平安家住宅長屋門) |
ふりがな: | かわにししきょうどかん(きゅうひらやすけじゅうたくながやもん) |
登録番号: | 28 - 0013 |
員数(数): | 1 |
員数(単位): | 棟 |
構造: | 木造平屋建屋根塀付,瓦葺,建築面積36㎡ |
時代区分: | 大正 |
年代: | 大正7~8 |
代表都道府県: | 兵庫県 |
所在地: | 兵庫県川西市下財町4-1 |
登録基準: | 造形の規範となっているもの |
備考(調査): | |
施工者: | |
解説文: | 敷地の東面北寄りに建つ標準的な長屋門で,北側に瓦屋根付きの高塀が連なる。家人の日常的な出入り口として設けられたものであるが,現在は左右の部屋は便益施設に一部改造されている。外壁は内法下を板張りとし,付設の塀とも屋敷地の景観を整えている。 |
建築物: | 川西市郷土館 川西市郷土館 川西市郷土館 川西市郷土館 川鶴酒造川鶴資料館 巣山家住宅東土蔵 市塚政一家住宅長屋門 |
川西市郷土館
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/10 04:36 UTC 版)
川西市郷土館 Kyodokan Museum (Folk Museum of Kawanishi) |
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![]() 旧平安邸 |
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所在地 | 兵庫県川西市下財町4番1号[1] |
位置 | 北緯34度53分52.6秒 東経135度24分33.2秒 / 北緯34.897944度 東経135.409222度座標: 北緯34度53分52.6秒 東経135度24分33.2秒 / 北緯34.897944度 東経135.409222度 |
類型 | 近代和風建築、西洋館、現代建築 |
建築年 | 大正時代、1918年、1995年 |
文化財 | 国の登録有形文化財、景観形成重要建造物等 (兵庫県指定) |



川西市郷土館(かわにししきょうどかん)は兵庫県川西市にある博物館・美術館である。 かつて多田銀山の精錬所を営んだ平安(ひらやす)家の邸宅「旧平安邸」を施設として1988年(昭和63年)11月に開館した。 かつて精錬所があった広大な敷地内には、近代和風建築の「旧平安邸」、西洋館の「旧平賀邸」、現代建築のミューゼレスポアール、アトリエ平通の展示施設が点在する。
施設
- 平安製錬所跡遺構
- 旧平安邸 - 主屋、離座敷、浴室、米蔵、納屋、蔵4棟と日本庭園で構成される数寄屋造の近代和風建築。国の登録有形文化財、景観形成重要建造物等 (兵庫県指定)。
- 一色八郎コレクション「箸の展示室」
- 鉱山資料展示室
- 旧平賀邸 - 1918年(大正7年)に日本最初の工学博士平賀義美の本邸として竣工、1990年(平成2年)11月川西市小戸から移築。国の登録有形文化財、ひょうご近代住宅100選。
- ミューゼレスポアール - 青木大乗と平通武男の作品を展示する美術館。1995年(平成7年)11月開館。
- アトリエ平通 - 平通武男のアトリエを模した美術館。2010年(平成22年)2月開館。絵画教室等も開催。
文化財
国の登録有形文化財
- 川西市郷土館(旧平安家住宅)
- 主屋・玄関・玄関門・乾蔵・西蔵・巽蔵・北蔵・長屋門・西納屋・南納屋・北納屋・大納屋・浴室・離れ・屋根塀(主屋は1996年12月20日登録、その他は1997年5月7日登録)[2]
- 旧平賀家住宅
- 主屋、実験研究棟(主屋は1996年12月20日登録、実験研究棟は1997年5月7日登録)[2]
利用情報
- 所在地 - 兵庫県川西市下財町4番1号[1]
- 開館時間 - 10時から16時30分(入館は16時まで)
- 休館日 - 月曜日(祝日に当たる場合はその翌日)
交通アクセス
周辺
脚注
- ^ a b “川西市郷土館の設置及び管理に関する条例”. 川西市. 2025年5月10日閲覧。
- ^ a b 平成8年12月26日文部省告示第211号(登録は12月20日付)および平成9年5月29日文部省告示第102号(登録は5月7日付)
関連項目
外部リンク・参考文献
- 川西市郷土館のページへのリンク