ひぐらしのなく頃に 宵越し編
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『ひぐらしのなく頃に 宵越し編』(ひぐらしのなくころに よいごしへん)は、スクウェア・エニックス刊『月刊Gファンタジー』2006年7月号に予告編(第0話)掲載の後、8月号から2007年8月号まで連載された漫画。原作・竜騎士07、作画・みもり。
- ^ 07th Storming Party「ひぐらし製作日記」2006年5月24日付
- 1 ひぐらしのなく頃に 宵越し編とは
- 2 ひぐらしのなく頃に 宵越し編の概要
- 3 登場人物
宵越し編
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「ひぐらしのなく頃にの登場人物」の記事における「宵越し編」の解説
以下はスクウェア・エニックス刊『月刊Gファンタジー』で連載された番外編「宵越し編」で新規に登場する人物である。同作品をベースとするDS版「絆」の新規シナリオ「宵越し編」のメインキャラクターでもある。 乙部 彰(おとべ あきら) 声 - 宮田幸季 主人公。 都会に憧れて都会での生活を満喫するが後先を考えない金遣いの荒さにより大変な金額の借金を背負ってしまう。借金取りに追い回され友人たちにも愛想を尽かされるものの、大見得を切って都会へ出たため両親にも相談できず、練炭で命を絶とうとする集まりに参加して雛見沢を訪れる。ところが同行者が大金の持ち主であることを知り皆が命を絶った後でも自分だけ生き残るよう計画。その企みは成功し大金を下ろせる預金通帳を手に逃亡を図るものの地理に疎い雛見沢という地で迷ってしまう。雨の中でぬかるんだ地面に足を取られて崖から転落。そこへ通りかかった魅音と遭遇し「同行者とはぐれた」というとっさの嘘により雛見沢を脱出する活路を見出そうとする。 魅音曰く、24年前「鬼隠し」に遭って行方不明となった北条悟史に似た面影を持つらしい。 東京の大学に進学し、一人暮らしを始めるが多重債務に苦しみ大学を中退。以後、経済的にも精神的にも極限状態まで追い詰められ、自殺系サイトへ入り浸っていた。本当は自殺サイトで知り合った芥川、マチ、千秋と共に自殺するはずだったが、千秋が多額の預金のある銀行のクレジットカードを所持していたことを知り、死んだ振りをしてカードを盗み車から逃げ出した。 真実を知った魅音には軽蔑され厳しく窘められるが、魅音たちと知り合ったことで一生懸命生きることの大切さを知り、カードを千秋の元に返す。クライマックスでは、園崎組乗っ取り阻止のために活躍するまでになる。 荒川 龍ノ介(あらかわ りゅうのすけ) 声 - 前野智昭 「週刊セブン」編集部に出入りしているフリーライター。 心霊スポット特集で雛見沢を取り上げ、23年前の大災害を「オヤシロ様の祟り」とする説に疑問を呈する新説の真偽を確かめるべく現地取材を強行するが、車の中で練炭により一酸化炭素中毒死した複数人の死体を発見。救援を求めるべく灯りが点いていた古手神社の集会所へ駆け込み、乙部たちと遭遇する。 極度の見栄っ張りな臆病者だったが、次第に乙部たちと親しくなり、物語後半では怖じ気づくどころか毅然とした態度で乙部たちを援護している。 ラスト近くで雛見沢に関する一連の謎は解けたものの、記事にする際、魅音の件をどう説明するかで悩んでいる。 「絆」に収録された「宵越し編」では、ストーリーの都合上乙部に代わり主人公となっている。立ち絵は「奉」から登場。また、父・龍一も同じくフリーライターであり、「祟殺し編」のラストで登場した記者と同一人物であることが示唆された(「絆」の「宵越し編」での龍一は雛見沢大災害から生き残った人物を取材し、その十数年後水難事故で死亡している)。 十和田 八重(とわだ やえ) 声 - 新谷良子 閉鎖が解除された雛見沢に興味を持ち、同棲相手の工と車で訪れた女性。 就職せずに夢を追う工と心がすれ違い、日常的に暴力を振るわれていた。 精神的に追い詰められた末に工を雛見沢へ誘い出し、集会所で酔い潰れて眠っている工を殺害。その後、魅音たちに工を殺した犯人が自分であることを告白するが、工が就職先を見つけて二人の関係をやり直そうとしていたことを知り、殺害したことを後悔。魅音に諭され自分の選ぶべき道を考えた結果、自首をして新しい人生をやり直すと誓う。 黒澤 工(くろさわ たくみ) 声 - 石田彰 八重と同棲している男。大学時代に八重と付き合い始めた。プロのミュージシャンになることが夢。 八重の運転する車に同乗して雛見沢村を訪れ、古手神社の集会所でビールを飲み明かすが酔い覚ましに外へ出た際忽然と姿を消し、直後に集会所の布団の中から死体として発見される。死因は絞殺。 仲間がどんどん夢を諦め就職していく中で、近所の人間が「黒澤工は十和田八重のヒモ」と噂しているところに遭遇してしまい、それがきっかけで八重に暴力を振るうようになる。 八重から雛見沢への旅行に誘われたことをきっかけに、八重との関係を修復するため、夢を諦めて就職することを決意。就職先を見つけ、雛見沢への旅行に採用通知をこっそり持参していた。 芥川(あくたがわ) 乙部が乗って来た車を運転する初老の男性。 23年前の大災害発生時、雛見沢村だけでなく日本中で起きた騒動について昔語りをする。知人の借金を連帯保証人として肩代わりしていた。 千秋(ちあき) 芥川の運転する車に乙部と同乗していた若き未亡人。 資産家の夫に先立たれ、莫大な遺産を受け継いでいる。 「絆」ではフルネームは堀千秋(ほり ちあき)となっている。 マチ 芥川の運転する車に乙部と同乗していた若い女性。 他人には知られたくない過去を抱えているらしい。マチというハンドルネームは本名の「真知子」からとったもの。 「絆」では、家族全員を交通事故で亡くしたことになっている。 三船(みふね) 声 - 柴田秀勝 園崎組組長(魅音の父)の片腕だった男。 組長の病死後、組の乗っ取りを画策し頭首代行であった茜(魅音の母)を謀殺。 魅音を狙い、徒党を組んで雛見沢村を急襲するが、最後は魅音(詩音)に刀で斬り殺される。
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宵越し編
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このストーリーは、罪滅し編で描かれた、竜宮レナによる籠城事件での爆破が成ってしまった場合からの延長上にある世界であり、その際「園崎魅音」は死亡している。よって、宵越し編で登場する「園崎魅音」は実はこの詩音である。爆破事件後、姉を失った詩音は園崎魅音として園崎家の跡継ぎの座を引き継ぐこととなった。しかし、仲間に置いて逝かれたという孤独感に加え、園崎組のお家騒動も重なり、後追いを考えるほどに押しつぶされていた。一連の行動は死後も詩音を見守っていた魅音が、詩音に正式な頭首の証を渡すために行っていたものであった。この時の魅音は「玉弾きの剣」を振るって銃を持った園崎組のヤクザたちをことごとく一蹴し、瀕死の状態で放たれた弾丸を切るほどの実力を見せている。 半ばで三船に銃撃された魅音は弾痕を引き受けて詩音の許を離れたため、詩音は長年傍に感じていた魅音の気配を失う代わりに無傷で意識を取り戻すこととなる。車で雛見沢へ向かう途中事故に遭い、意識を失っていたために、一連の出来事についてはほとんど記憶のない詩音だったが、全力で想いを託した魅音と初恋の少年そっくりの乙部の励ましを受け、園崎組の再興を誓うに至った。
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宵越し編
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「ひぐらしのなく頃に絆」の記事における「宵越し編」の解説
“よいごしへん”。 罪滅し編BADED通過後にプレイ可能。漫画版「宵越し編」をベースとする新規の外伝シナリオである。漫画版とは違いBADEDが追加されている他、反町美雪という新キャラクターや新たな設定も追加されている。 「ひぐらしのなく頃に 宵越し編」も参照
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