学園行事実行部員とその近親者
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「たま◇なま」の記事における「学園行事実行部員とその近親者」の解説
氷見 透(ひみ とおる) 神奈川県十葉市(とつはし)立高校二年生の少年。誕生日は1月14日。1年前、受験で合格した御頃大学附属高校の入学式当日に両親と妹を交通事故で亡くし、十葉市立高校へ転校。実家である十葉市内の一軒家で一人暮らしを始めたが、4月の始業式当日に家にいた「欠片」の少女の手によって、「破片」にされてしまう。七巻の最後で三年生に進学。将来の夢は父親と同じく教員。実は「希少種」でもあるが、その能力と正体は物語の終盤で明らかになる。 紅 由宇(くれない ゆう) 透の家に突如として出現した「欠片」の少女。透に自らの宝石の一部を挿入し「破片」へと改造、そのまま家に居座る。その際、透によって「紅 由宇」と命名された。宇宙空間を漂っている際に得た膨大な知識は「欠片」となって以降、少しずつ失われているらしい。また、現代社会で生きて行くうえでの一般常識はまるで持ち合わせておらず非常識な行動や言動で周囲を呆れさせることも珍しくない。 透との交尾によって自らの子孫を増やしゆくゆくは日本を支配、その後人類ごと「自死」を殲滅する――という目論見をしていたが、その後改心。透と同居しつつ、共に人間としての生活をするようになる。 萌えアニメ「ネゴシエイター・リカ」が大のお気に入り。 8月上旬(2巻)で欠片同盟の協力により戸籍を入手し、同じく下旬(四巻)にて十葉高校の編入試験に合格、同高校の一年生となり、同時に学園行事実行部に入部。誕生日は3月28日の15歳だがこれは戸籍上の設定であり実際の肉体年齢とは関係がない。身長が非常に低く、本当の肉体年齢はもう少し下と思われる。7巻の最後で二年生に進学。 不破 灯璃(ふわ あかり) 透の同級生で、クラス委員の少女。同じく学園行事実行部の部員。面倒見が良く、何かにつけて転校生である透の世話を焼きたがる。 隕石墜落現場に家があり、巻き込まれて家族は全員死亡。自らも瀕死の重傷を負ったが、隕石から飛び散った「宝石」の一片が体内に取り込まれたため透と同じ「破片」となった。以後、特殊犯罪対策室の臨時職員となった。7巻の最後で三年生に進学。将来の夢は女性警察官。 式津 愛華(しきづ あいか) 十葉市立高校一年生で、透の後輩に当たる。灯璃と同じく、隕石墜落現場にたまたま居合わせ「破片」となった。現場に居合わせただけであり、家族や家は無事。中学時代から思い込みが激しく暴走しがちであったという。その延長で氷見透を「正義の為に戦う戦士」、紅由宇を「氷見透を力づくで支配している邪悪な存在」と思い込み、それを排除しようと勝負を挑もうとする(3巻)。が、その後和解し夏休み明けに学園行事実行部の新入部員となる。7巻の最後で二年生に進学。 「希少種」であり、レーダーのように「自らの周囲にいる宝石憑きの存在を探知する能力」を持つ。実際には体内の「宝石」からの無意識の超音波を発信し、その反射によって認識しているらしい。 七尾 花梨(ななお かりん) 学園行事実行部の女子部員。透と同じ二年生。七尾家の娘。三つ編みと眼鏡が特徴で、行動的。中学生の頃密かに自作の詩をノートに書き溜めており、それに触れられると怒る。「かりん」と下の名前で呼ばれると怒る(本人曰く、「可愛すぎる名前だから」)着痩せするタイプらしく、意外とスタイルはいい。七巻の最後で三年生に進学。 七尾 遊也(ななお ゆうや) 七尾の兄で、大学生。20歳。学園行事実行部の打ち上げで伊豆諸島の離島・神代島へ旅行する際に保護者として同行。外見は好青年だが、重度のシスコンにして「同年代以上の女に興味は無い」と公言する危険人物であり、そしてその視点で透を「いずれ自分を超える逸材になる」と評する。中学教諭をしていた透の父、氷見誠の影響で将来の夢を決める。 鳥羽(とば) 学園行事実行部の男子部員。透と同じく二年生。フルネームは不明。丸刈りのヘアカットが特徴で「ニセ野球部員」扱いされている。5巻で部長代理、6巻で部長となった。7巻の最後で三年生に進学。親は自営業をしていて、大学卒業後はその跡継ぎを予定している。 羽幌(はほろ) 同じく学園行事実行部の二年生男子部員。フルネームは不明。内気で目立たない性格でアニメが趣味だがスポーツマンで格闘技も嗜み、喧嘩は無敗らしい。2つ年下の彼女がいる事が5巻で明らかになる。7巻の最後で三年生に進学。将来の夢は調理師。 兵藤 和樹(ひょうどう かずき) 透より一学年上、三年生。同じく学園行事実行部の部員であり、物語開始時は部長。友人は多い。(文化祭の準備に協力していた三年生は夏の合宿には参加しておらず部員では無い様子。彼の友人が個人的に臨時で手伝っていたと思われる)体育祭以後鳥羽に部長の座を譲り、11月に私立大学の推薦入試に合格、1月には地元国公立大学に合格(それぞれ6巻)。将来は実家の事務所を継ぐ。 実家の事務所についての詳細は不明だが、「童子財閥とも付き合うような事務所」らしい。 鈴、里香、真央。(すず、りか、まお) 7巻の最後で十葉高校に入学、学園行事実行部に入部してきた新一年生女子。鈴は羽幌の恋人、他2名は鈴の友人。それぞれフルネームは不明、作中に直接登場しない。 童子・清音・マルグリット(どうじ きよね まるぐりっと) 7巻の最後で十葉高校に入学、学園行事実行部に入部してきた新一年生女子。鈴の友人。日本人と西洋人(国籍は不明)のハーフで、常に上品な振る舞いと言葉使い。10年前十葉で友人から孤立していた時に透に救われ、再会する為に十葉高校に入学してきた。童子財閥の関係者と思われるが、詳細は不明。7巻エピローグ数枚だけの出演なのに1巻から出ている鳥羽などを押しのけ専用一枚絵がある優待遇。
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