妖人省
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/12 17:45 UTC 版)
西王母桃(ざくろ) 声 - 中原麻衣 / 演 - 野田和佳子 主人公。半妖。総角とコンビを組む。 喧嘩独楽が得意の、強気でお転婆な少女。非常に強い妖力を持ち、加えて歌がなくともその妖力を自在に扱えるため、戦闘能力は妖人省の中でもずば抜けて高い。初対面で王子様のような総角に運命を感じるが、直後に妖怪を差別する本性を知って幻滅する(名前も呼ばなくなる)。しかし、彼の他の面を知るにつれて信頼するようになり、次第に惹かれていく。ただし意地っ張りな性格のため、総角への好意を素直に態度で表せないことが多い。文明開化に対しては否定的で、バテレンを毛嫌いしている。ラムネや金平糖を好む一方で牛乳を嫌うが、それが入っているとわからないもの(ビスケットなど)は普通に食べられる。 出生や能力については当人の記憶が曖昧であったことも手伝って長らく謎のままであったが、神がかりの里での一件を通してその秘密を知ることになる。またこれ以降、妖力や妖人のみを消すという力を使えるようになり、発動時は顔に文様が浮き出て背には蝶の羽が出現する。ただし、本人曰くこの力は「母様の物だから私が使えるはずがない」らしく、依然として謎は多い。 女学校への潜入任務では、「花楯ざくろ」として一年生のクラスに転入することになる。ただし、琴や生け花といった嗜みについてはからっきしであることやその性格故にクラスでは後ろ指を指され、また人間社会にも疎いことから、女学校特有の習わしにも慣れないなど苦労が続いている。 なお、自身の胸の発育を気にしている節がある。 総角景(あげまき けい) 声 - 櫻井孝宏 / 演 - 遊馬晃祐 もう1人の主人公。帝国陸軍少尉。ざくろのパートナー。 由緒ある軍人家系を継ぐ総角家の嫡男。表向きは優雅な立ち振る舞いの美男だが、実は妖人が大の苦手なヘタレ。情けない面を持ちつつも仕事に対しては真摯かつ誠実で、心優しい性格の青年。また、豊かな包容力を持っており、ざくろの精神的な支えともなる存在である。ざくろとは出会った当初から喧嘩が多いものの、良き相棒となりつつある。タエの恋心に気付いていないなど色恋沙汰には鈍感だが、ざくろへの特別な感情を自覚し、神がかりの里の一件で本人に対し打ち明けている。以降は気持ちを素直に表しており、婚約すらも構わないと言うほどになっている。 薄蛍(すすきほたる) 声 - 花澤香菜 / 演 - 高橋優里花 ざくろの幼馴染の半妖。利劔とコンビを組む。 お淑やかで内気ではあるが、芯は強い性格。当初は大柄な利劔に恐れを抱くが、彼の優しさに心を開き、仲睦まじい関係に至っている。。暦を使った運勢占いが得意。身体を接触させることで、物体や人体に宿る記憶を読み取る能力を持つ。幼少時代は、山奥の小さな家で血の繋がらない老婆と仲良く暮らしていた。老婆が病気で亡くなった後に、路頭に迷っていたところを櫛松に拾われる。 女学校への潜入任務では利劔の妹として、「芳野葛蛍」と名乗って二年生のクラスへと入っている。学校内では「憧れの才色兼備お姉様」として通っており、話しかけただけで失神する者が出るほどの人気を誇る。ただし本人は、そのような性格を演じるのに必死である。また、芳野葛家の人々、特に利劔の妹達からは良い顔をされておらず、また利劔とも接する機会が少なくなっていることもあって、それらについて悩む一面も見せる。 芳野葛利劔(よしのかずら りけん) 声 - 日野聡、演 - 脇崎智史 帝国陸軍少尉。薄蛍のパートナー。 大柄で口数の少ない一見強面の軍人だが、実は思いやりのある性格。自分の能力について悩む薄蛍をフォローするなど頼りになる面が多く、彼女のことを非常に大切に思っている。総角とは士官学校で同期だった。 雪洞(ぼんぼり)、鬼灯(ほおずき) 声 - 豊崎愛生(雪洞)、堀江由衣(鬼灯) / 演 - 椙山さと美(劇団鹿殺し)(雪洞)、富田麻帆(鬼灯) 双子の半妖。丸竜とコンビを組む。 雪洞が姉で鬼灯が妹。息がピッタリで丸竜を非常に気に入っている。うれしい事があると丸竜の腕に左右同時に抱きつく事がある。自らの霊魂を式神に憑依させる能力を持ち、主に花弁を媒介として用いる。幼い頃は人里から離れた洞窟に住んでいたが、人間に殺されそうになったところを櫛松に救われた。大切な人を守るためなら自己犠牲も厭わない、強い心を秘めている。丸竜に「髪型がチョロギに似ている」と言われ傷付いたが、直後に丸竜の(とっさの言い訳ではあるが)「僕はチョロギが好きなので素敵な髪だと思った」という旨の発言で機嫌を直した。しかし、その発言を真に受けた二人は、花見の時に大量のチョロギを丸竜のために用意して丸竜を青ざめさせた。 公式の設定によれば、二人はほぼ同じデザインで描かれているため、見分けるポイントは立ち位置と声しかない。 花桐丸竜(はなきり がんりゅう) 声 - 梶裕貴、演 - 阿部快征 帝国陸軍少尉。雪洞と鬼灯のパートナー。 最年少で将校(少尉)になった少年。自信家で少々生意気な性格だが、素直で少年らしい所もある。スキンシップが激しい雪洞と鬼灯に振り回されることが多いものの、彼女たちのことは好いており、他の人では見分けがつかないであろう雪洞と鬼灯の違いを自然体で見分けることができる。ある事件をきっかけに何の助けにもなれなかったことに自信を持てなくなったこともある。 豆蔵(まめぞう) 声 - 岡本信彦 ざくろの付喪神で山彦の妖人。陽気な性格で、関西弁風の口調で話す。戦闘時には、ざくろの刀になる小枝を体内から取り出す。アニメ版では、総角にまとわりついてちょっかいを出すことが多い。ぬいぐるみ版もある。 櫛松(くしまつ) 声 - 小宮和枝 キツネの妖人で、妖人省の指示者。ざくろたちの母親的存在でもある。昔は、いづなとしてざくろの母親に仕える妖怪だった。 雨竜寿(あまりょうじゅ) 声 - 石住昭彦 ゾウの妖人。妖人省の最高責任者。少々過保護な櫛松を嗜めたりと、常に落ち着いた態度で構えている。 桜(さくら) 声 - 井口裕香 子供の妖人。いつも桐と一緒にざくろたちの周りで遊んでおり、特に総角に懐いている。戦闘時には、薄蛍の刀になる小枝を体内から取り出す。 桐(きり) 声 - 田村睦心 桜と仲良しな子供の妖人。戦闘時には、雪洞と鬼灯の刀になる小枝を体内から取り出す。 三升(みつます)、三扇(みつおうぎ)、三葉杏(みつばいちょう) 声 - 芝原チヤコ(三升)、関山美沙紀(三扇)、斉藤貴美子(三葉杏) タヌキの妖人。妖人省の雑用を担当している。全員が瓜二つの外見と他人に化ける能力を持っており、常に三人組で行動している。ゴシップが大の好物で、ざくろたちの恋愛事情にも度々首を突っ込んでは楽しんでいる。少なくとも原作ではざくろに化けた場合、ざくろ本人も豆蔵を呼び「本気にならなければ負ける」ほど、強くなるらしい。
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日本陸軍が、妖怪絡みの問題を解決するために結成した省庁。所属しているのは、大半が陸軍所属の帝国軍人と妖怪と半妖である。
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