大戦関係者(紅き翼関連)
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「魔法先生ネギま!の登場人物」の記事における「大戦関係者(紅き翼関連)」の解説
アリカ・アナルキア・エンテオフュシア 声 - 林原めぐみ ウェスペルタティア王国最後の女王でネギの母親。眉毛が枝分かれしている。気が強く、行動力がある。魍魎跋扈のオスティアで育ったこともあり、ナギからも「能面鉄面皮王女」と称されるほど表情に起伏が少なかった。 大戦末期、「完全なる世界」の傀儡と化していた父王をクーデターに近い形で廃して女王に即位し、さらに「黄昏の姫御子」を自ら封印することにより魔法世界を救った。その代償として広域魔力消失現象による空中都市オスティアの墜落を招いてしまうが、事態を予測して停戦記念式典を口実に市民の大半を離宮(現在のオスティア)へ避難させ、スラム街などに残っていた人々の救出を陣頭指揮した。その後、メガロメセンブリア元老院により「完全なる世界」の黒幕として戦犯扱いされ、終戦から2年後(本編の18年前)に処刑されることになる。彼女自身も政情不安を鎮めるためのスケープゴートという役割を受け入れ、従容として魔獣の穴に落とされるが、間一髪のところをナギによって助け出され、その場でプロポーズを受けた。 表向きには処刑されたことになっているため、彼女の名誉は貶められたままで、それ以外にも奴隷制度である「死の首輪法」を成立させたことなどから、魔法世界では現在でも「災厄の魔女」または、「災厄の女王」と呼ばれタブー視されているが、実際は民には気さくで思いやりがあったため、オスティアの難民からは慕われている。 大戦後、ネギが生まれた前後を境に行方不明となっており、最終話でも登場しなかった。 アスナ・ウェスペリーナ・テオタナシア・エンテオフュシア 神楽坂明日菜を参照。 テオドラ ヘラス帝国第三皇女。実年齢は三十路過ぎだが、ヘラス族は長寿であるので人間換算ではまだ十代。現在は公の場ではおしとやかにしているものの、素の性格はかなりのじゃじゃ馬。ラカンとは昔からの知り合いであり、久々に彼に会ったときには肩に乗るなどかなり懐いている。 20年前の大戦時には「完全なる世界」に拉致されていたところを「紅き翼」に助けられ、頭脳担当として彼らと共に行動し戦った。「完全なる世界」との決戦にてセラス、リカードらとも共闘しており、外交上の関係で彼たちとは表向きは対立している風を装っているが、実際には良い友人関係にある(ただしラカンとじゃれている時に彼らが来た時は「ジャマが入った」と内心思っている)。 ラカンと戦うことになったネギと小太郎の修行に協力し、さらにネギと対ラカン戦終了までの期間限定で仮契約した。 ジャン=リュック・リカード メガロメセンブリアの元老院議員の一人で、主席外交官。5本に枝分けした髪型をしている。終戦20年のオスティア終戦記念祭のメガロメセンブリア代表。大戦時にはメガロメセンブリア国際戦略艦隊旗艦スヴァンフヴィート艦長として「紅き翼」、セラス、テオドラらと共に「完全なる世界」と戦った。 かつては「近衛部隊の鬼教官」と呼ばれた経歴を持ち、ラカンと戦うことになったネギと小太郎に基本的な体術の修行を指導する。 「UQ HOLDER!」に彼の血縁と思しき人物(髪の枝が2本)が登場しており、仙境館を訪れている。 クルト・ゲーデル メガロメセンブリア元老院議員の一人で、新オスティア総督。 その立場と真実を求める意思から、ナギやアリカ、「完全なる世界」に関すること、ネギの故郷で起きた事件の真相、魔法世界の秘密、「ネギにとっての真の敵」など、作中ほぼ全ての謎を知っている人物。 「紅き翼(アラルブラ)」のNo,8。タカミチと同様、紅き翼に拾われた戦災孤児の一人。生まれつき魔法が使えないタカミチとは違い、子供のころから要領が良く器用である。詠春の使う京都神鳴流を学ぶために弟子入りするも最初は断られていた。しかし、独学(見よう見まね)でそれを身に付けていったため、後に正式に詠春の弟子となって神鳴流剣術を継ぐ。大戦後、政治的思惑で名誉を貶められたアリカを見て「紅き翼」のやり方では世界を救えないと感じ、袂を分かつ。アリカに淡い恋心を抱いていた。 「人造世界である魔法世界の崩壊が迫っている」という重要機密を知っていた彼は「『完全なる世界』やメガロメセンブリア元老院などの敵対勢力を打ち倒し、メガロメセンブリア市民6700万人と共に魔法世界を脱出する」という自身の野望実現の「道具」としてネギを懐柔しようと策謀を巡らすが拒否され、さらにその際ネギに同行していたのどかの読心術によって、「魔法世界人は魔法世界の消滅と共に消え去る『幻想』である」という「最後の秘密」を知られてしまう。 タカミチとは境遇や年が似ていることから親友同士で、袂を分かってからも友情の念を抱いていたタカミチと、ネギを懐柔するのに失敗した直後に激しく殴り合うが、「完全なる世界」の計画が進む中、タカミチやネギたちと休戦を結び、以降はメガロメセンブリア艦隊を率いて共闘する。 すべてのカタが付いたあとには「ネギに討たれる」覚悟もあるなど悪党を装っているが、実際は「本当の意味で世界を救った」アリカやナギが正しく評価されないのが許せないという、生真面目すぎる人物。ただし、悪党を装う演技についてはアリカを貶めたメガロメセンブリア元老院の仲間であるように振舞ったり、異様なまでに目つきを変えるなど、役者や策士としては一流の域に達している。 最終回における不確定情報では葉加瀬聡美と結婚したらしい。本人曰く、「かなり若い嫁」とのこと。
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