原案・企画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/24 16:18 UTC 版)
「レボリューション (テレビドラマ)」の記事における「原案・企画」の解説
ホラードラマ『スーパーナチュラル』のクリエイターとして知られるエリック・クリプキは、同作の第5シーズン(2009年-2010年テレビシーズン(英語版))をもってショーランナーを降板した。2011年2月25日に放送された第6シーズン第15話「The French Mistake (もう1つのスーパーナチュラル)」というメタフィクション的エピソードに自分役でゲスト出演した際には、「新番組の企画を練るために山篭りしている」という設定であった。 2011年夏、エリック・クリプキは「スターバックスの店先で剣で戦う2人の男」という非現実的なイメージを思い付いた。『スーパーナチュラル』が「天井で燃えている少女」というイメージから始まったのと同様である。それは基本的に「現代のアメリカを舞台とする、『スター・ウォーズ』や『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』のような探求物語」というアイデアであった。 クリプキは「超ウイルスによって国の人口が激減した」という設定を考え、”ビッグ・ストーリー”の担い手とされるJ・J・エイブラムスに持ち込んだ。エイブラムスは「基本に戻った質素さ」という設定が気に入ったという。エイブラムスによると、現代社会は携帯電話や飛行機など、あまりにも便利過ぎるテクノロジーであふれており、かえってドラマ作りの障害となるため、『LOST』ではまさにそういうテクノロジーに簡単にアクセスできないという状況設定が用いられた。しかし、超ウイルスの設定はスティーヴン・キングの『ザ・スタンド』に酷似していることから、バッド・ロボット・プロダクションズがかねてから構想していた「国家規模のブラックアウト後のサバイバル」という設定が加えられた。エイブラムスは後日、クリプキのアイデアについて「せっかく関わるチャンスを生かさなかったら情けなくなってしまうような素晴らしい企画」「うちに持ち込んで来てくれて良かった」と述べている。 数週間後、クリプキとエイブラムスはNBCのバーバンク・オフィスで、エンターテインメント部の幹部たちと会合を持った。エイブラムスは15階の窓から見える101号フリーウェイの渋滞を指し示し、「この気忙しいロサンゼルスの競争社会を御覧なさい。もし、たった今、全てが停止したとしたら?」と切り出して幹部たちの興味を惹き付けた。そして、「車や明かりだけでなく、コンピュータやBlackBerryも使えないんです。あなたなら、どうやって帰宅しますか?お子さんや親御さんとどうやって連絡を取りますか?」と考えさせ、その場の全員が雑談気分で「自分ならこうする」と答え終わったところでようやく、そういう社会で「少女が叔父の戦士と協力し、誘拐された弟の救出に向かう」というストーリーについて話し始めた。 NBCでは『HEROES』(2006年-2010年)以降新しいヒットドラマがなく、『The Cape』や『THE EVENT/イベント』といった”ビッグ・アイデア”番組も失敗に終わっていた。そこで、2012年秋向けに大胆かつ画期的な新企画を探しているところだったため、この”超ハイコンセプト”を歓迎した。 数か月後にクリプキが最初に提出した脚本では、チャーリーの探求物語に焦点が当てられていた。しかし、NBC側からの要望により、キャラクターを増やして危機レベルを上げた”アンサンブル・エピック・シリーズ”に路線変更がなされた。 2011年9月25日、NBCがクリプキとエイブラムスの共作による”壮大なSFアドベンチャー・スリラー”番組『Revolution』のパイロット版を発注したことが発表された。 パイロット版の監督は『アイアンマン』シリーズ、『カウボーイ & エイリアン』などで知られる映画監督のジョン・ファヴローが担当した。 2012年5月、NBCが本作を2012年-2013年テレビシーズン(英語版)向けの新番組として正式発注した。
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原案・企画
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「ワンス・アポン・ア・タイム (テレビドラマ)」の記事における「原案・企画」の解説
アダム・ホロウィッツとエドワード・キッツィスが本作の基本設定を思いついたのは『フェリシティの青春』の仕事をしていた頃またはその直後だが、テレビネットワークへの売り込みは失敗に終わり、『LOST』の終了まで保留となった。 ホロウィッツとキッツィスは『LOST』での経験から、物語に大切なのは視点だと学び、視聴者に感情移入してもらうためにどうすべきかを模索し、キャラクターが自分の過去を乗り越える様を描くべきだと判断した。すなわち、単に「呪いを解く」というより、各キャラクターの成長や、彼らがストーリーブルックに来る過程で失ったり奪われたりしたものを描く物語が作られることになった。おとぎ話のキャラクターといえども、普通の人間としての感情や生活を持つ。 『LOST』の共同クリエイター、デイモン・リンデロフがコンサルタント(公式クレジット無し)として本作の設定作りに参加しており、その貢献度の高さからホロウィッツとキッツィスに「godfather」と呼ばれている。 なお、ホロウィッツとキッツィスは他作品も含めて共同脚本としてクレジットされているが、実際、大学2年生の時から常に同じ部屋でアイデアを出し合いながら書いているという。
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原案・企画
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原案者のサイモン・バリーは、番組がShowcase局に採用された経緯を次のように語った。 私は、アメリカ合衆国のテレビネットワークに(いろいろな企画を)売り込もうと何年も努力してきましたが、なかなか採用されなかったんです。『Continuum』もアメリカ向けの企画でしたが、売り込む機会がないまま、CBSから別のパイロット版の脚本を依頼されました。その仕事の途中、監督仲間のパット・ウィリアムズ(英語版)から電話がかかってきて、慌てた様子で、カナダのShowcase局(Shaw Media)の会議に出るのだが、新番組用のネタが何もないと言うんですよ。そこで、『Continuum』のアイデアを先方の幹部たちに伝えてもらったんです。そうしたら、すぐに可能性を認めてくれて、パイロット版の脚本を書かせてもらうことになりました。Showcase局というのは、SFとか、ジャンルを変えるようなコンセプトへの欲求が強いので、最初からこの番組に理解を示してくれました。 プロデューサーのトム・ロウによると、最初の企画書は8ページあったが、さまざまな変更が加えられた。例えば、主人公は男性よりも女性の方が感情移入しやすいだろうということで変更された。主人公が女性になったことにより、母親という要素が導入されるなど、番組そのものの可能性が広がった。その他、放送局側から細かい注文があったが、パイロット脚本が出来上がった後はスムーズに進んだ。
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