厘
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厘(りん)は、1/100(100分の1)の数を表す単位である。尺貫法では分量単位として用いられる。元の用字は「釐」で、厘はその俗字である。
注釈
出典
- ^ 現代の視点では1円が10にあたるというのは聊か不思議に見える。判っているのは、新貨条例に先立ち、大隈重信が、各国通用の制に則り、100銭を1元(圓)、1銭の1⁄10を1厘とするように建議したということのみ。銭はセントに通ずるとされる(三上(1996), p.297-298)。一方、何を根拠に1⁄100を意味する厘が元(圓)の1⁄1000の単位に置かれたかは不明(久光(1976)p163.)。その時に定められた貨幣単位が今日に受け継がれている。
- ^ 小泉(1979), p. 259
- ^ 二村隆夫監修:「丸善 単位の辞典」、p.377、2002年3月25日発行、ISBN 4-621-04989-5
- ^ 「金鵄」のバラ売り始める(昭和19年7月28日 毎日新聞(東京)『昭和ニュース辞典第8巻 昭和17年/昭和20年』p577 毎日コミュニケーションズ刊 1994年
- ^ 久光(1976)p163.
- ^ 小泉袈裟勝、『歴史の中の単位』、「銭以下は、分、厘、豪と10進法をとるのである。この方式もいつか日本に入った。」、p.259、総合科学出版、1974年11月10日発行
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