甲 (単位)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/21 20:55 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動甲(こう) | |
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系 | 台制 |
量 | 面積 |
SI | 9699.26538 m2 |
定義 | 一辺25戈の正方形の面積 |
甲(こう、ピンイン: jiǎ、閩南語: kah)は、台湾の伝統的な面積の単位である。耕地の面積(地積)を表すのに用いられる。
もとは、オランダ統治時代に導入されたオランダの面積の単位モルヘン(morgen)に由来するものである。
日本統治時代の「台湾土地調査規則」(明治31年律令第14号)において、1丈3尺( = 13尺)を1戈( = 約3.9394 m)とし(丈、尺は日本の尺貫法によるもの)、一辺25戈(=325尺 = 約98.484 848 48 m )の正方形の面積を1甲と定義した。よって1甲は、以下の値に相当する。
今日では、ヘクタールと近い(両者の差は約3.1%である。)ので、ほぼ同じ意味で使用されている。
分量単位として、分(10分の1甲)、厘(100分の1甲)、毫(1000分の1甲)、糸(10000分の1甲)も定められた。
甲の5倍にあたる「犁(拼音: lí; 白話字: lê、約4.8496 ha)」もあった。
「甲」という名称はオランダ語「akker」(英語acreと同語源)を「阿甲」と音写し、それが「甲」1字に縮められたものであるという[1]。
関連項目
出典
- ^ 張光裕『臺語音外來語辭典』、2005年。ISBN 9789579862387。
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「甲 (単位)」の例文・使い方・用例・文例
- 装甲車
- 手の甲
- 上甲板
- 甲板の下で
- 甲の薬は乙の毒
- ある人の食物は別の人の毒になる;甲の薬は乙の毒
- 甲板を洗い流す
- 甲高い叫び声
- カニの甲ら
- 阪神が甲子園球場で5度目の優勝を決めた
- 彼が関東・甲信越地域の競争参加資格を有する
- ますます、甲子園での活躍に期待が高まります
- 契約書記載の前払金の支払を甲に請求できる
- 甲が第一項の権利を行使する
- 彼は甲板昇降口階段を駆け上がって上甲板へ行った。
- 彼は巡航客船の甲板員である。
- 乗組員は上部甲板に集合した。
- ヘルメットとのど当てを含めて、甲冑全体で30キロ近くの重さがある。
- 多くの乗客が夕陽を見るために船尾甲板に集まった。
- 彼は後甲板の後部船室に閉じ込められた。
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