保甲制度と感染症対策
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/07/27 04:19 UTC 版)
「保甲制度 (台湾総督府)」の記事における「保甲制度と感染症対策」の解説
保甲の長である「保正」の職掌には、感染症にかかった患者の報告が定められ、年2回(春と秋)の清潔法も保甲を単位として実施された。また、この保甲制度を基礎に衛生行政を下支えするための組織として衛生組合が設立された。1901年6月には69を数える。このうち日本人の衛生組合の数は4、台湾人衛生組合の数は16、日本人・台湾人の合同によるものの数は49であった。衛生組合の設置は、台北よりも台南で進行している。台湾総督府は、ペスト対策を通じて衛生組合を組織化し、台湾人社会との関係を築いていった。
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