五厘

隠語大辞典

五厘

読み方：ごりん

1. 寄席と芸人との間に立ち、寄席と日時と芸人とを振り当つる一種の周旋業者。もと、その奔走費として寄席より客一人につき五厘づつの歩合を受けたるよりその名起る。東京に於ての事なり。
2. 昔の組合の事務員、各席の上りの内から五厘の割を貰ったことに始まる。手数料である。明治三十一年のある席亭の記録を見ると木戸銭五銭、楽屋入りは客一人につき三銭五厘で、席亭は、一銭五厘を取り、その内一厘五毛を五厘に、一厘二毛を下足に払っているから、席亭の純益は一銭二厘三毛と書いてあった。〔芸能（寄席・落語）〕
3. 〔用語〕今の組合の事務員、各席の上りの内から五厘の割を貰つた事に始まる（百円で五円）。詰り手数料である。

分類 寄席、寄席／落語

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「五厘」の例文・使い方・用例・文例

• 公債の利廻りは発行価値で六分五厘になる
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