作中の主な用語
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JCC ジャパンチャンピオンカーニバルの略。ヨーヨーの全国大会である。作中ではTHP-Jの代表選考を兼ねていたようで、各地の優勝者による全国大会などは行われていない。 ヘビーブレイン 中村名人が鍛錬用に特別に製作したヨーヨー。外周部に鉛が埋め込まれており、通常の5倍もの重さを持つ。北条院のリベンジに燃える瞬一に特別に託された。なお、あくまで特訓用のものであり、実際の大会では改造行為禁止のレギュレーションに違反するため使用は不可能である。 THP-J チームハイパフォーマンスジャパンの略。ヨーヨー世界大会での日本代表のチーム名。アメリカ代表のチーム名から来ている。監督は中村謙一。作中では1999年世界大会に出場。日本に実在するが、メンバーの選出方法などを見ると別物である。 THP チームハイパフォーマンスの略。ハワイを拠点とする実在のチーム。劇中ではアメリカ代表のチーム名になっている。リーダーはアレックス・ガルシア。 チームバイパー(Team Viper) ドイツ代表のチーム名。ハイパーバイパーによるオフストリングスプレイを特技とする。 チームヤヌス(Team Janus) 近年独立したヒンギスという架空の国の代表として無名ながらヨーヨー世界大会で決勝に進出する。正体は黒岩に操られた瞬一、北条院、霧崎のポルックスとスーパーヒューマノイドとなった輪刃、桜場。 ワープスピード アレックス・ガルシアの異名、もしくはそのプレイスタイル。あえて短くしたストリングスを使いこなすこと。ストリングスの長さは長すぎたり短すぎたりすると通常のプレイに支障をきたすが、こうすることでループ系の技などの所要時間が短くなり、プレイが非常に高速化したように見える。 オフストリングスプレイ ドイツが発祥とされるヨーヨーからストリングスを離して行う技。基本的に専用のヨーヨーでないと出来ないが、北条院はストリングスを食いちぎって技を行った。 ハイパードラゴン 実在するヨーヨーの一種。実物はウェイトやベアリングなどを自由にカスタマイズできる組み立て式のヨーヨーである。 作中ではミクロ以下の精度で製造されたヨーヨーの集大成に当たるものとして登場。全くブレのない回転により、自ら回転力を増していくと錯覚するほどの性能を誇り、中村名人ですらまともにキャッチ出来ないほど。 才羽博士を中心に、中村名人となるみ屋の主人の協力でJCC決勝戦直前にプロトタイプが完成。北条院はよりロングスリープに適したハイパーレイダーを使うと思われたが瞬一はファイヤーボールしか持っていなかったため、そのヨーヨーの性能差と、腕の故障を鑑みて瞬一に渡されようとするが、拒否される。後に、瞬一と中村名人の勝負の後、正式に瞬一に託される。 その後THP-J強化合宿で量産型が瞬一以外のメンバー全員に配られる。量産型はプロトタイプよりも扱いやすい分パワーが抑えられているが、それでも通常のヨーヨーとは比べ物にならない性能である。 作中のハイパードラゴンは中に「ドラゴンチップ」と呼ばれるものが内蔵されており、これによってポルックスのデータ収集の役割も兼ねていた。そのため、量産型ハイパードラゴンは右手用と左手用に分けられていた。プロトタイプにも内蔵されていたようだが、左右の区別が付いていたのかどうかは不明。ポルックスへのデータフィードバックが終了した後は、単純に高性能ヨーヨーとしてTHP-Jメンバーに使われる。 量産型のドラゴンは右手用・左手用を区別するためかカラーリングが異なっている。ただし販売されたTHP-Jモデルのボディーは「クリアグリーン」1色だった。 なお、ハイパードラゴンには瞬一専用の「ファイヤー(ノーマル型)」と北条院専用の「アクア(バタフライ型)」も存在する。第1弾のドラゴンと基本構造は同じだが、色やデザイン、キャップ部の強度が異なるものである。 ポルックス 才羽博士の開発した人工の人型ロボット。プログラミングにより人間同様により動かしたり言葉を発することができる。電磁パルスによる特殊な電磁波を受信すると破壊される。 初登場時はTHP-Jへの試練の一環として、メンバーそれぞれのコピーロボットとして登場。全く同じテクニック・身体能力で、ただ本気を出してもポルックスは同様にペースを上げるため文字通り「己を超える」ことができなければ勝てない。本来はオリジナルのデータ採取時の能力を超えないように設定されていたが、たまたま司令塔の役目を持っていた瞬一のポルックスにおきたトラブルによりリミットが外れ暴走、際限なくペースアップをするようになってしまう。結果的に、「己を超え」た堂本瞬一・北条院聖斗・霧崎マイ・小暮宙太・安濃慈円馬の5名のポルックスはオーバーヒートにより故障、機能停止。この5人がTHP-J正式メンバーとして選ばれ、ポルックスが故障に至らなかった他のメンバーは補欠となった。 世界大会でも、輪刃と桜場の2人しか居ないチームヤヌスの穴埋めメンバーとして登場。THP-Jとの直接対決が無かったので性能のほどは不明だが、それでもTHPやその他のチームを余裕で下すだけの力はあった模様。 なお、「ポルックス」とは双子座の恒星のことである。 スーパーヒューマノイド 才羽博士の研究を元に造られた覚醒プログラムの一種。人間の額にチップを装着することで、普段は使用できない人体に秘められた能力を100%開放することができ、意識を操り洗脳することも可能。チップを外すと元に戻るが著しく体力を消耗するため数日は目が覚めなくなる。黒岩たちは輪刃、桜場に装着させ性能を試した。 ブレイン 才羽博士の研究を盗み出して悪用し世界征服をもくろんでいた組織。ヨーヨーの世界大会を足がかりに世界征服を計画するも、才羽博士とTHP-Jにより失敗し主犯は会場の休火山を発動させて逃亡。 8の字ループ 通常の1回転のループ状態から上下に8の字を描く高度な技。現実では物理的に不可能であり伝説に過ぎない技だが、作中ではハイパードラゴンにより瞬一、小暮宙太、北条院、輪刃、桜場の5人が習得する。うち、輪刃と桜場はスーパーヒューマノイドの力による。また進化版として横に8の字を描く∞型のループ「ドラゴンループアンフィニ」もある。瞬一は「ハイパードラゴンを使ったからこそ出来た技」と、ドラゴンループと命名したが、「伝説となっているなら過去に誰かが達成したはず」と自分独自の技とは思っていない。
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