作中の人間関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/22 07:26 UTC 版)
「お兄ちゃんのことなんかぜんぜん好きじゃないんだからねっ!!」の記事における「作中の人間関係」の解説
物語の中心となる高梨兄妹はお互いに気があるが、兄妹であることから表面的にはそのことを隠している。特に妹の奈緒は兄と一線を越えたいと思っているほど兄に入れ込んでいるが、修輔の前ではスケベな兄を注意するような言動もしている。一方の修輔はエッチなもの全般に興味が強く、奈緒に対しても邪な感情を抱いているが、兄妹であることへの自制から寸止めに留めている。実のところ高梨兄妹に血の繋がりはなく、奈緒は高梨家の養子である。しかし、奈緒は幼少時の記憶がないため、1巻までそのことには気づいておらず、事実を知ったあとも「兄妹」による背徳的な恋愛を楽しむためにそのことを知ったことは修輔には隠している。修輔も血縁関係がないことは理解しているが、奈緒がそのことを知らないと思っているため、妹のパンツを覗いたりしつつも実の兄妹のように接している。 修輔を付け狙う奈緒の障害としては、土浦彩葉がいる。彩葉は奈緒が高梨家に貰われる前に引っ越した修輔の幼馴染で、1巻で奈緒のクラスメイトとして転校してくる。彩葉は幼少期に修輔の恋人にしてもらう約束をしており、そのことを理由に修輔には大胆なアプローチを仕掛ける。一方の修輔も当初はまんざらでもない様子だったが、再会した修輔のファーストキスをあっさり奪う、ストーカー行為を繰り返していると思しき言動をとるなどの理由から基本的には引いている。彩葉は恋敵として奈緒や近藤繭佳をライバル視しているが、奈緒の方は恋愛成就のためのイベントとみなしており、彩葉を過度に気にかけてはいない。 近藤繭佳と修輔は夜中に出歩いた際にエロ本の中身が入れ替わってしまったことをきっかけに交流が始まる。朝に迎えに来て一緒に登校したりしているため、修輔の母からは修輔に彼女ができたと勘違いされているが、実際はエロ本を人質に修輔を「ペット」として従わせている仲である。しかし、ペットの修輔にBL本を買いに行かせるために密会を繰り返す内に、繭佳も修輔とBL的な仲になりたいと考えるようになる。
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