作中の世界設定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 17:27 UTC 版)
「夜想譚グリモアリス」の記事における「作中の世界設定」の解説
人界 人間たちが住む世界。俗に言う“この世”。基本的に魔性を排斥された世界であるため、魔性に依存する存在は世界そのものから排除される力を常に受け続けることになり、不正規な手段で人界を訪れた存在は身を抉られる激痛に苛まれて遠からず消滅する。教晦師は特殊な術具である「フルプリッヒの振り子」を用いて存在の体系を変更しているため、この激痛を受けることはない。また、この世界にいる間は「麗血開花」を使うことは出来ない。 冥界 人界で命を落とした者が住む世界。俗に言う“あの世”。 人界に比べて緑が少なく殺風景であり、現在地表緑化計画が進められているが遅々として進んでない。グリモアリスが住む場所であり、砂漠の只中に聳える大樹に寄り添うようにして街が作られている。 地獄 生前罪を犯しながら裁かれなかった者が行く場所。烙印を押された者は、死後ここで暮らす。 基本的にこの場所の存在は死ぬという概念がなく、いかなる激痛と怪我を受けようともいずれ再生し、回復して蘇る。 烙印 地獄へ行く者の目印。これを押された人間は死んだら地獄へ行く。物理的な視覚では認識できないが、グリモアリスや霊的な感覚が長じた人間にはそれとなく分かるらしい。 星樹(ポータル) 冥界の者達が住む都。国単位の数の建造物と市民が生活することが出来るほどに巨大な樹木に寄り添うようにして出来ている。 麗王六花 冥界で都を支配する最も高貴な貴族。各家元ともグリモアリスとして優れた特異能力を持つ。 アネモネ かつては五都を治めていた麗王六花の筆頭。数年前の前代未聞の不祥事と先王の早世により没落一歩手前にある。 現在は王座が空位の為、形式上は三都を支配しながら実質的な支配力はお膝元の一都にしか及ばない。 ブットレア 三都を支配する名家。 ロードデンドロン 四都を支配する。古い歴史を持つ現在冥府で最大の版図を誇る名門中の名門。 アロカシア 西の一都を支配する。この血統は身体能力に優れる種が多く、優秀な戦士を数多く輩出している。 ロビニア 千年ほど前に一族の風習を改革し、服装や建築様式に当時の日本の風俗を取り入れた一族。 ソムニフェルム 東の小国を支配する。現在、王、王太子の兄がともに病にふせっているが、真偽のほどは分からない。 高貴十六花 麗王六花に次ぐ貴族。 残滓条痕(フラグメント) 物や土地、空間に刻まれた過去の記憶。 古ければ見づらくなるが、その見たい記憶に関わる物や人をその場所に近づければ見やすくなる。
※この「作中の世界設定」の解説は、「夜想譚グリモアリス」の解説の一部です。
「作中の世界設定」を含む「夜想譚グリモアリス」の記事については、「夜想譚グリモアリス」の概要を参照ください。
- 作中の世界設定のページへのリンク