伎藝天とは? わかりやすく解説

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ぎげい‐てん【伎芸天】

読み方:ぎげいてん

伎芸をよくし、五穀豊穣吉祥豊楽つかさどり福徳技能授け天女大自在天髪際から化生したという。大自在天女。

[補説] 書名別項。→伎芸天


ぎげいてん【伎芸天】

読み方:ぎげいてん

川田順第一歌集大正7年(1918)刊。


伎芸天

読み方:ギゲイテン(gigeiten)

作者 川田順

初出 大正7年

ジャンル 歌集


伎芸天

読み方:ギゲイテン(gigeiten)

作者 細見綾子

初出 昭和49年

ジャンル 句集


伎芸天

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/28 21:25 UTC 版)

伎芸天(ぎげいてん)は仏教守護の天部のひとつ。 摩醯首羅天大自在天シヴァ神)の髪の生え際から誕生した天女とされる[1]。容姿端麗で器楽の技芸が群を抜いていたため、技芸修達、福徳円満の護法善神とされる。

『摩醯首羅天法要』『摩醯首羅大自在天王神通化生伎芸天女念誦法』に説かれ、 ヒンドゥー教などに相当する尊格を特定することができず、梵名も不詳。父尊の額から生まれるという出自に注目しギリシャ神話アテナとの関連を指摘する説もある。

日本では奈良市秋篠寺に「伎芸天」として伝わる「木造伝伎芸天立像(頭部乾漆造)」がある(重要文化財)[2]。日本で伎芸天として知られる古像の作例はこの秋篠寺の一体のみである[3]。この像の頭部と体部は異なる時期に作られており、頭部のみが奈良時代で(脱活乾漆法による乾漆造)、体部は鎌倉時代に製作された(木造)と伝わる[3]。なお、体部は運慶の作とする説もある[3]

関連項目

脚注

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注釈

出典

  1. ^ 藤井教公、「伎芸天」 - 日本大百科全書(ニッポニカ)、小学館。
  2. ^ 奈良市内の指定等文化財一覧”. 奈良市. 2022年8月29日閲覧。
  3. ^ a b c 神崎浩. “奈良秋篠寺の伎芸天立像と農芸化学”. 化学と生物 Vol. 58, No. 1, 2020. 公益社団法人日本農芸化学会. 2022年8月29日閲覧。

「伎芸天」の例文・使い方・用例・文例

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