付属機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 23:35 UTC 版)
レーダー波受信機能以外の機能を付加した当該装置も多く製品化されている。 ソーラー機能 太陽電池を持ち、太陽光で発電した電力を内蔵のバッテリーに蓄えて使う機能である。当該装置への配線が不要になるメリットがある。しかし、内蔵バッテリーが尽きると動作しなくなる。また、機能の多様化や装置の小型化によって、動作電力が太陽電池によって発電された電力を越えている当該装置が存在し、バッテリー節約のため機能が一部制限されるなど、省エネモードに移行される場合がある。製造メーカーでは安定動作のため、ソーラー機能付であっても配線により自動車から電力を供給することを推奨している。近年は機能の多様化により、廉価機種以外は採用例が減少している。 無線受信機能など 警察車両搭載のカーロケーションシステムに使用される電波(407.725MHz の周波数を使用したもののみ)や各種のデジタル警察無線、取締りの連絡に使う電波を受信・警報する機能である。 警察で用いられる特定周波数の電波を検知すると警告する。また、高速道路管理車両やレッカー車、タクシー連絡無線など各種無線の音声を受信できる機能を備えていることがある(ただし、デジタル無線では交信の内容を聴くことができない。) GPS警報機能 レーダー波を用いない取締装置やNシステム、Hシステムの設置位置を位置データとしてあらかじめ記憶しておき、GPSにより自車の位置と照合することにより、警告を出す機能である。ただし、取締装置が新設・変更された場合には、GPSデータが更新されない限り対応できない。 近年、「準天頂衛星みちびき」や「気象衛星ひまわり」、「グロナス」や「北斗」・「ガリレオ」を測位に用いる機種も登場している。 機種によっては、有料または無料のサービスにより、GPSデータを更新できる。GPSデータの更新方法は、定期的に配信される機種別の最新データをダウンロードして更新する形式、メーカーから届いた記憶媒体を用いて更新する形式やメーカーへ本体を送付して更新する形式などがある。無線LANにより、最新のデータを自動的に更新する機能が内蔵、またはオプションで搭載できる機種も登場している。 GPS警報機能の拡張として、自車の走行速度を検出する機能を持つ機種もある。停止時または低速走行時など警報の必要がない速度では警報を抑制したり、速度超過時には通常より厳重な警告を行う。 その他のGPS機能の利用法としては、「直前でのGPS電波受信が困難なトンネル出口付近に設置された自動速度違反取締装置をトンネルに入る前に事前警告する」「走行道路が高速道か一般道かを判断して、該当道路の警報対象のみを検出する」「オービスやNシステムなどが一方向車線のみを対象に設置されている場合に、進行方向を判断して反対車線での警報を抑制する」などがある。 Gセンサー(加速度センサー) GPSを用いた自車の位置特定機能は、トンネルなどのGPS電波受信が困難な場所では適切に機能しないという欠点がある。この欠点を補うために加速度センサーを搭載している機種がある。GPS電波が途絶えた後も、車に対する全方向の加速度の増減を加速度センサで測定・解析・評価しつづけることで、自車の位置を推定するというものである。これにより、GPS電波受信困難な場所(代表的には、トンネル内部など)においても、GPSを受信できる場所と同等の自車の位置特定が期待できる。 気圧センサー 高速道路と一般道路が併走、もしくは一般道・高速道路等が高架または地下道によりどこの道を走行しているか推定できない場合がある。この欠点を補うために「気圧センサー」を搭載している機種がある。気圧差を測定・解析・評価しつづけることで、自車の高低差を推定し、高速道路入口などの高低差を検知し、一般道と高速道路の識別およびそれぞれの道路に対する警告が期待できる。 液晶表示機能 機能の多様化に伴い、警告音のみでは瞬時に何の警告をされているのか判断するのが難しいことがある。そこで液晶表示パネルを備え、警告音に加えて警告表示を行う機種がある。警告の必要のない通常時は、前述のGPS機能による車速や進行方向などの表示や独自設定が可能な機種であれば設定に応じた画面を表示している。 大型ルームミラーの形を取り、ミラーの端に情報を液晶表示するものがある。大型ルームミラー自体、広い後方視界を確保する目的で市販されており、これとの組み合わせによってレーダー自体の大きさを直感的に感じさせないようにしたものである。走り慣れた場所など、過度の警告を必要としないときは、音声警告のみを有効のままに表示を切り、後方視界をさらに広げることのできる機種もある。 各種情報提供機能 GPS座標位置情報を利用し、前方もしくは近隣の自動速度違反取締装置以外の運転者にとって有用な情報も提供する。駐車禁止エリア、急カーブ、事故多発ポイント、警察署・交番・消防署などの注意すべき地点や、道の駅、サービスエリアなどの、ドライバーの休憩所などを知らせる機種もある。 リモコン機能 機能の多様化と機種の小型化に伴い、機能設定のためのスイッチを全ての機能に対して割り当てることが困難になってきた。そこで基本的な機能設定スイッチだけを当該装置に残し、他の応用的な機能設定スイッチを別体のリモコンにしたタイプがある。 車両情報表示 一部メーカーでは配線をエンジンコントロールユニットの自己故障診断用OBD2コネクターに接続することによってエンジン情報や燃費などを表示できるものがある。 OBD2コネクターから車速を取得することにより、GPSが受信できないトンネル内でも、ある程度の自車の位置特定が期待できる。さらに、OBD2から水温や燃費、車速、(エンジンの)回転数、ブースト圧(ただし自然吸気エンジンの場合はバキューム圧)などを取得し、画面に表示できる。 一部輸入車でもOBD2の接続に対応している。 ドライブレコーダー連動/相互通信機能 一部の液晶表示パネルを備える機種には、ドライブレコーダーとの連動および相互通信機能を備える機種がある。ドライブレコーダーと連動には別途専用のケーブルが必要となる。 PND(Personal Navigation Device)一体型 小さな液晶画面を採用し、簡易型カーナビゲーションとして使えるようにしたもの。レーダー探知画面とカーナビ画面とを切り替えて使用するが、カーナビ画面中にもレーダー情報が表示される。衛星電波が届かない場所ではカーナビとしては使えないなどPND特有の難点もあるが、当該装置に附属するカーナビ機能として手軽に使用できる。 PND連動型 一部メーカーの自社製ポータブルナビの上位機種に、オプションとして発売しているレーダー探知機ユニットを接続することで、ナビの画面を分割しての警告表示や、音声で警告を発する機能、また上記の無線受信機能を持たせることができるものがある。 キャラクター表示・警告機能 一部の当該装置には、画面にキャラクターを表示し、キャラクターが警告対象を警告する機種がある。走行距離や内容に応じてそのキャラクターが喋るセリフが増加するなどの機能を備える。 オートバイ用レーダー探知機 オートバイ用の当該装置には、バッテリーを内蔵し胸ポケットに入れて使う機種や、耐水性機能を付加しヘルメットや車体に据え付けて使用する機種がある。
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付属機能
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/12 02:41 UTC 版)
移動できるようキャスター付のものもあり、その中には前後の黒板面を裏返して用いることのできる回転式のものもある。 付属機能として上部にスクリーンやピクチャーレール(大型の図表の掲示に用いる)を付属させたものもある。
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