人類至上戦線カーディナル・サイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 16:39 UTC 版)
「バトルスピリッツ サーガブレイヴ」の記事における「人類至上戦線カーディナル・サイン」の解説
レオス・ギデオン 声 - 喜山茂雄 カーディナル・サインの首魁。部下達からは忠誠を誓われているほどの高いカリスマ性の持ち主。異界魔族撃滅のために過激な活動も辞さないが、『バトルスピリッツ』のルールのもとに決定することに反さない矜持は持っている。かつて異界王が著した異界見聞録を所有しており、異界王を強く尊敬し、魔術も扱うことが可能。そして、ダンとバローネの神々の砲台でのバトルで失われたはずの12宮Xレアを全て集め、その魔術を用いて12宮Xレアを「X(テン)」として新たなカードに変えた。 バトスピでは所持している12宮Xレア全てとそれを制御する「呪いのブレイヴ」を投入し、「魔星神ゾディアック・デスペリア」を切り札としたデッキを使用。 かつて異界王が知恵を最も重要なものと考えて異界人に知恵を授け支配し「バトルスピリッツ」をその知恵の象徴としたことに倣い、野心溢れるザバイアに「力」を授けて誘導して異界人の同士討ちを行わせ、異界グラン・ロロの魔族達や異界人にも混乱をもたらしている。 その正体は、未来の時代の人物ではなく現代の人間。かつては戦場ジャーナリスト(カメラマン)として活動し、秩序も無く子供達の無辜の命も奪われる戦場の地獄に絶望した過去を持つ。それゆえ現代に現れた異界王が「全ての秩序はバトルスピリッツの元に決まる」と発したことに希望を感じていたが、ダンたちコアの光主に異界王が倒され、ダンたちへの憎しみを感じながら再び絶望。「Was the world really saved?(世界は本当に救われたのか?)」というコアの光主達へのバッシングのきっかけとなった記事を執筆し、異界王を目指したものを知るために異界見聞録を入手して魔術を習得。時空を超えて12宮Xレアを入手し、その力で未来を見て、台頭した異界魔族達が人間を圧倒し人間達が500年以上苦しみ続ける未来を知った。 混沌の未来を知ったギデオンはその事実から逃げること無く、魔族を根絶して歴史を変え、「己による支配」という名の、人間のための秩序ある時代をもたらすことを決意し現代で『カーディナル・サイン』を結成。自分が嫌う紛争や戦争といった現代社会の混乱を己の利益のために生み出すフィクサーのことも知っているが、ダン達がフィクサーに真正面から挑んで敗れたことに対し、一人で立ち向かうには難しいフィクサーの権力を知っている自身はフィクサーにあえて近づき利用し、彼らの権力を借りて現代に生きる魔族達を狩った。そしてあらゆる時代・異界にいる全ての魔族を根絶し、いずれはフィクサーをもねじ伏せて現代も未来も支配しようと各時代で暗躍し続けた。 魔族根絶のための意志は硬く、神々の力を宿す12宮Xレアをコントロールできるように禁忌の力である『呪いのブレイヴ』を手に入れ、コアシステムの応用でブレインコアを体内に埋め込んで自身を人ならざる身にしている。過激とはいえ明確なビジョンと強い意志を持つ一方、ダンがフィクサーに敗れた事実は知っているがダンの人となりは知らないため、復活したダンの行動原理が世界のためでは無く、もっと生きたかったであろうダンが12宮Xレアの力で人間の体として蘇ることだと完全に誤認していた。 自分の計画を邪魔する復活したダンの排除を考えていた所、現代の時間にある自身のアジトにダンが時空を超えて現れる。お互い、所持している12宮Xレアを目的としてダンとバトルになり、自身の過去と目標をダンに語る。ダンの目的を12宮Xレアの力による人間としての復活と誤認し、ダンに協力を条件として、自分が12宮Xレア全ての力を使って異界魔族根絶という目標を達成した後は12宮Xレアをダンに渡す取引を持ち掛けるが、自分の選択・過去に後悔の無いダンに拒絶され敗北。 敗北しても己の夢を諦めることはないギデオンは、ブレインコアの力で魔族のような姿に変貌を遂げ、「コアシステムが無く環境破壊で荒廃した本来の未来」でも「コアシステムがもたらされたが魔族と人間が争っている、異界王が創った未来」でもない、「自身が異界王の知恵を正しく使い人々を導く第三の未来」を自分の所持する9枚の12宮Xレアの力で生み出し、現代からその時空に逃亡。ダンは12宮Xレアを取り戻すべくその並行世界へ追跡していったが、ギデオンの望みと裏腹に荒廃した世界が広がっていた。 ギデオンのブレインコアによる変身シーンは、スタッフの手により自由に描かれた。特典小説『少年激覇ダン 第51話「暁闇」』 異界王の死の直後にギデオンによって書かれた「Was the world really saved?(世界は本当に救われたのか?)」の記事の内容は、異界王が去っても世界が抱えた問題は解決されたわけではなく、コアシステムによる地球環境改善の方法・証拠も異界王の死と共に失われてしまっており、異界王がやったことを全て悪と決めつけず検証する必要があるというもの。コアの光主を批判し異界王寄りだったその意見は、それなりの反響のきっかけとなり、じわじわと世間に浸透してコアの光主を疑問視・敵視する世論の一因となった。 ターナ・アーテル 声 - 森なな子 ギデオンの秘書を務める女性。冷徹な性格で、魔族を嫌悪している。 人間に見えるが、その正体は異界魔族の女性。現代にいた異界魔族達の慰み者として虐げられ、誰も信じられない絶望にいたところをギデオンに助けられた過去を持つ。その過去ゆえに魔族でありながら魔族を憎み魔族殲滅を願う。表向きはギデオンの専属通訳として現代で活動していた。 まゐからはギデオンに利用されているだけと言われてもそれでもかまわないとするほど、世界を変えるための鉄の意志と力を持つギデオンを強く信頼している。ダンをおびき出すためまゐを人質に取ろうとするが硯と剣蔵らに妨害され失敗。以降は拘留されるが自力で逃亡し、ギデオンが消えた後のカーディナル・サインの新たな指導者となった。 グラトス 声 - 松田健一郎 統一政府安全保障局に潜入していたスパイ。左目に眼帯をした男。 クラッキーがわざと流した情報に乗って、クラッキーとバローネを抹殺しようと他の仲間と共にバローネ達の前で正体を現す。バローネから、バローネは己の首を、自身はギデオンの所在の情報をかけてバトルを行うことを提案され、ギデオンの認可もあってバローネとバトルと行う。 緑スピリットと他色の【バースト】を採用したデッキの使い手であり、ギデオンから託されていた「巨蟹武神キャンサードX(テン)」と「巨蟹神刀カニキリ」でバローネを追い詰めるが、復活しバローネと交代したダンに圧倒されて敗北。仲間共々、統一政府に拘束された。
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人類至上戦線カーディナル・サイン(じんるいしじょうせんせん-)
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レオス・ギデオンを首魁とし、異界魔族を劣等種として根絶することをもくろむ人類の過激派組織。魔族を嫌う・憎む人々の過激派が所属している。
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