ロゼリア王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 00:02 UTC 版)
ベルダンテス・ロゼリア 東大陸のロゼリア王国の国王。長髪で右目の辺りに傷跡がある。 世界の覇権を握るため屍術師に協力して資金や四大魔公の死体を提供し、ファロム王国にけしかけて互いに消耗させることを目論んでいる。更に地獄の底にある魔王の死体を手に入れ、全ての悪魔を操ることで屍術師の味方の悪魔を奪い、強大な力を得ようとしている。 フレデリック・グルンベルグ ロゼリア王国「銀槍騎士団」の将軍。ディアナがトウカ達に敗北したことを受けて、屍術師達のお目付け役として部下と共に中央大陸北部の屍術師のアジトに派遣されている。 屍術師達の調査に来ていたシルエラ達と出くわし、屍術師達と繋がっていることをファロム王国に報告されるのを防ぐため、シルエラ達を殺害しようとする。しかしシルエラ達に同行しているベラーコがロゼリア王国の王子であることに気付き、内心では国王の圧政に疑問を持っていたのもあり、クーデターに協力するよう申し出た。 ベルハルト・ロゼリア ロゼリア王国第二王子。髪を後ろで束ねており、髭が生えている。アラードの迷宮でロゼリア王国軍を率いて地獄の門を捜索している。 東大陸との交易が盛んなオズメント家とは親交が深く、カイルとは幼馴染で、親友として慕っているが、カイルからは王族であること以外は取り柄の無い男だと内心では見下されている。王位継承権を自分のものにするため、4年前に兄である第一王子とその婚約者を悪魔に襲われたように偽装して殺そうとした外道。 父親から譲り受けた支配者の指輪の力により、自分に危機が迫った際に契約を交わした相手を身代わりにする魔術を使用できる。契約した相手はロゼリア王国軍の部下1000人にも上り、連絡を交わしたり敗北したことを察知する機能も有している。更に、戦意を喪失した部下を強制的に戦わせる機能や、王家の者以外が指輪に触れようとしたら自動的に相手にダメージを与える防衛機能がある。 迷宮内で門を捜索しているところをトウカ一行と鉢合わせ、自分たちの足止めを企てたカイル・ユナ・マルグリッドを捕らえた。その後、部下がトウカ達に敗れたことを知り、大量の部下を引き連れて門まで向かった。 門に向かう最中に手を組んでいたレナードと合流、レナードやトウカ達に魔王の死体を回収させようとしたが、地獄の門の前で待機しているところをトウカの配下となった冒険者やカイル、ミリィ達に襲撃され、更に同じ王族である兄のベラーコと対決。指輪の力が無効化され、互角の戦いを繰り広げた後、最終奥義を受けることを恐れた余り気絶して敗北した。その直後、ファロム国王の操るゾンビにより殺害された。 ユベール・フローベル ロゼリア王国軍第一部隊隊長でベルハルトの参謀。眼鏡をかけた女性。 自分が攻撃されると同じ攻撃を相手に返す、カウンターの魔術を用いる。受けた攻撃は全て回復する。 地獄の門の前でシルエラ達と対決し、ネイガンの煙幕で視界を封じられた後シルエラに身ぐるみを剥がされ魔晶石を奪われて敗北した。 アルバート・ロアン ロゼリア王国軍第二部隊隊長。眼鏡をかけた男性。自称天才の自信家。 カイルと同系統の、光の剣を操作する魔術を用いる。また、東大陸では勇者に選ばれ、両刃の人造聖剣「ブリューナク」を使って長射程攻撃をすることができる。 かつてはカイルと同じ貴族学校に通っており、カイルに次ぐ成績の持ち主で二番目に優秀だったが、カイルがいる限り一番にはなれないため殺意を抱いている。 カイルへの憎悪が高じるあまり、カイルの学友や親しかった女性を、カイルよりも深い仲を築いた後で殺害するという歪んだ行いをしていた。 脱獄したカイルを殺害しようとしたが、過去にトウカに敗北したことで柔軟な発想力を得たカイルにはあらゆる攻撃を回避され、敗北した。 ゲーリング・ベニングス ロゼリア王国軍第三部隊隊長。仮面を被っている。 麻痺針を放つほか、指先から発動する毒の魔術を用いて悪魔を拷問にかけて地獄の門の場所を聞き出した。 仲間のヴィレンハイム・フリムゲルと共に、王子に拾われるまでは刑吏として斬首や拷問などを行っており、「人として生きていくためには与えられた役割を果たす義務がある」という持論を有している。そのため、マルグリットに王女としての立場を忘れてトウカ達の旅に衝動的に同行したことを非難している。 脱獄したユナをヴィレンハイムと協力して捕らえ、助けに来たマルグリットと対峙した。その際前述の持論をマルグリットに展開して精神的に追い詰め、ユナを見捨てて投降するよう告げたが、ユナに励まされて恐怖を乗り越えたマルグリットに反撃を受け、駆け付けたミリィに倒された。 ヴィレンハイム・フリムゲル ロゼリア王国軍第四部隊隊長。角付きのフードを被っている巨体の持ち主。性別不明だが女言葉を話す。 怪力を誇り、ユナが憑依したネズミを魔力も用いず握りつぶした。また、相手の足元から一瞬で鎖を作り出して拘束し、電撃を与える魔術を用いる。 元は生き物を愛する心優しい性格だったが、刑吏だった親に強制されて泣きながら人を処刑したことで頭がおかしくなってしまった。 実は魔導技術で悪魔と合成された人間であり、フードの下は異形の外見をしている。マルグリットに魔力中毒にさせられ人間の意識を失うも、代わりに悪魔の意識が目覚めてユナとマルグリットを追い詰めたが、駆け付けたフィエリに倒された。 マリア・アリアンヌ ロゼリア王国軍第五部隊隊長。髪をロール状にしている女性。メンタルが弱く、非常に落ち込みやすい。 妹のメリア・アリアンヌと共に合体の魔術を使用する。その際は巨体化して腕が4本という異形の姿になり、性格は自信過剰になる。 アラードの大迷宮を捜索していたトウカ達を追跡し、神殿内で襲撃するも、エセルに石化を解除されたディアナにより敗北し、崖から突き落とされた。 メリア・アリアンヌ ロゼリア王国軍第六部隊隊長。マリアの双子の妹で瓜二つの外見だが、姉と違い口元にホクロが無い。 マリアと共に合体の魔術を使用してディアナと戦闘するが、敗北して崖から突き落とされた。
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