ヤマトタケルの一味
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ヤマトタケルが王建の身体を乗っ取っていた際はカミガリを中心に活動していたが、オキノシマの戦い以降は身を隠しながらヤマトタケルの復活を待つ。 ヤマトタケル 姫神コダマの探し求めていた宿敵であり、本作品の全ての元凶(黒幕)。 古代(古墳時代)の天皇、景行天皇の次男で、当時の大和朝廷の第二皇子。当時はコウスノミコトと名乗っていた。自身の目的を果たすためならあらゆる犠牲を厭わない性格を持っており、身内でさえ邪魔者と見なせば簡単に切り捨ててしまう。 魂を自在に操る「魂の遊戯(ソウルコレクター)」という特殊な力を持ち、それと双璧を為す「魂の収束(ブラッドポインター)」を持つ兄・オオウスノミコトと共に海の先にある大陸の制覇を狙っていたが、それに賛同しなかった兄を邪魔者とみなして切り捨てた。 能力者を集め、神々から魔剣を奪う戦闘集団「カミガリ(神狩)」を組織し、姫神ヤツノ(ヤマタノオロチ)が持つ魔剣を狙ってオオウスノミコトとヤツノ(ヤマタノオロチ)を殺害するも、「ハバキリ」の力によって神の力を得たコダマの兄、姫神ヤビコの魔剣「カムド」の前に敗れ自身の身体は死亡するが、能力により魂を他者に乗り移し生きながらえていた。自身の魂が適合する身体を求め、一時的に魂を封印するが、大和王建がその封印を解いたために彼に乗り移った。オキノシマで王建の身体が死亡して以降は、彼の孫の剛建に乗り移っている。 自身の魂が適合する器としての身体を探し求め、クローンの開発も行っていた。王建の孫である大和剛建や乙媛なども彼の作り出したクローンである。 エスパダ・ラヴ カミガリに出向していた天日学園3年生。八マケンのオーナー。乙媛による洗脳を受けている。 制服はノンスリーブで、手袋をしている。髪はポニーテールにしてまとめている。 目にもとまらぬ速さで剣を振るう剣の達人で、その速さは鉄心ですら見切れぬほど。 露出狂で男女問わない好色家。そんな自分を律するために騎士道を学んでおり、普段は凛々しく冷静な態度を取っている。 強い相手と戦うことを好み、裏切り者の処刑の際にも拘束を外すように頼んでいる。魔研「フルノ」 八マケンの一つ。普段はレイピアの形をしている。切ったものの摩擦係数を自在に操ることができる。 しかし、フルノから300メートル圏内にいなければ効果はない。 星井 河世(ほしい かわせ) カミガリに出向していた天日学園3年生。乙媛による洗脳を受けている。 小柄。生意気な性格で口が悪い。好物は金とお菓子。普段から株やFX、ソーシャルゲームなどを行い大損を繰り返している。魔圏「ヤタ」 八マケンの一つ。「ヤタ」は宿主の本質を映し使用者によって能力を変える。星井の時の能力は、不幸な目に遭うたびに幸運を貯蓄し自在に引き出すこと。普段から株やFXで大損を繰り返している彼女はすさまじい量の幸運を蓄えている。 空野 カジル(そらの カジル) カミガリに出向していた天日学園3年生。八マケンのオーナー。乙媛による洗脳を受けている。 基本的に美人が多い本作において、ややデフォルメされた顔をした太った巨体の女子。敵でもできれば傷つけたくないと考えるような優しさを持つ。 エレメントによって自らの身体を自在に変形させ操る「操身術」の使い手。 本来の姿は細身の美少女だが、軟体術を使うために普段は筋肉と脂肪の鎧をまとっている。魔堅「カナヤゴ」 八マケンの一つ。普段は首輪の形をしている。筋肉と脂肪を凝縮させ、常人以上の筋力を得る。また体をダイヤのように硬くすることもできる。 夢宮 翠(ゆめみや すい) カミガリに出向していた天日学園3年生。乙媛による洗脳を受けている。 大きな本を抱えた無口な女子。前髪が長く、目を隠している。魔権「フタツラ」 八マケンの一つ。普段は本の形をしている。対象からあらゆる権利を剥奪できるが、同じ相手には半月に1回しか使えない。 イダテン ヤマトタケルのクローンの一人。ヤマトタケルに似た外見の男。脚力を強化されている。 マケンは使用せず(のちに魔研フルノを扱うようになる)徒手空拳による肉弾戦を得意とする。耕志と赤耶を一撃で戦闘不能にし、ヤン・ミンと互角以上に戦うほどの力を持つが、カムドを継承したタケルに一撃で沈められる。 センリを殺しかけたヤマトタケルに対し憎悪感を抱き、タケルたちと共に共闘する。後に魔研フルノを扱うようになる。イダテンの場合フルノの形は竿の形をしている。 センリ ヤマトタケルのクローンの一人。女子高生風の外見をした少女。視力が高く、視力に自信があるタケル以上である。 マケンは使用せず、狙撃手のようにつけ爪や飴玉を飛ばして戦う。シュシュに内蔵されたヤタを扱う ジゴク ヤマトタケルのクローンの一人。白いスーツを着た猿のような頭の形をした男。聴力を強化されている。性格はクズのような性格で女好き(身体のみ)。 マケンは使用せず(のちに夢宮翠のフタツラを使用する)言弾を扱うことができる。前述したとおり、聴力が非常に高く、集中すれば100km先の話し声(1か所のみ)はおろか筆談ですら紙とペン残される音で何を書いているかわかるほど。のちにヤン・ミンらと会敵し、その圧倒的な力でヤン・ミンらを圧倒し、盗み聞きした作戦通りに動くヤン・ミンらを嘲笑った。しかし、実は筒抜けの作戦はフェイクで、当初ジゴクが知っていた作戦では、イナホはマケンの効果を跳ね返すマケン、玄はマケンを壊すマケン。であったが、その逆、玄が跳ね返すマケン、イナホが壊すマケンであった。 ジゴクが弦のマケン「コワセール」にフタツラを使い、「玄からマケンを扱う」権利を奪おうとしたが、その効果を跳ね返し、ジゴクはマケンを扱う権利を失った。そのあと、玄が説明を終わらした瞬間に言弾を放とうとしたがヤン・ミンに口に蹴りを入れられ、さらに嘲笑われる。 それに対し罵倒を浴びせ、隙を見て逃げようとするが、思いっきりヤン・ミンに下から蹴り上げられ、白いエレメントをまとったヤン・ミンの「雷拳」をくらい気絶、その瞬間に右腕をもがれ、傷口を焼かれ、泣きながら戦意喪失を伝えるが、その思い虚しく左足(膝下から)ももがれ、傷口を焼かれる。その後にヤン・ミンに土下座をし、命乞いをし、隙をついて言弾を打とうとしたが、頭を踏まれ、地面にヒビが入るほどの力で地面にこすりつけられ、必死に命乞いをするが、そのまま頭を踏み潰され、「ぶちッ」というおぞましいおとで潰されて死亡。 ゴウ ヤマトタケルのクローンの一人。腕力を強化されている。 一人称は「ゴウ」、容姿は金髪に深緑の瞳、猫耳のついたフードのパーカーにチェックのミニスカートを着用し、白とピンクの縞ニーソに白いブーツを履いている、幼い容姿だが、実力は高く、雅よりも強いという。「人が一生懸命作った積み木や砂のお城を壊すときが一番楽しい」など、何かを破壊することに強い快感を覚えている模様。マケンはカナヤゴを使用し、自身の体を巨大化する。 栗傘と会敵する、巨大なゴウに対し、栗傘の「フルメタル」で体の一部を金属にし、チャチャの「コンプレッサー」の力で金属の体を巨大化し、栗傘の体も巨大にした。(チャチャ曰く、鉄人栗傘93号)
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