モルモとは? わかりやすく解説

モルモー

(モルモ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/13 08:13 UTC 版)

モルモー古希: Μορμώ, Mormō)、モルモリュケー古希: Μορμολύκη, Mormolykē、「牝狼モルモー」の意)、あるいはモルモーン古希: Μορμών, Mormōn)は、ギリシア神話に登場する女性の姿をした怪物[1]吸血鬼の一種とされる[2]。冥界の住人で、冥府の女神ヘカテーエンプーサと共に仕えている[2]。ヘカテーに捧げられた祈祷文にもゴルゴーと共にその名が挙げられている[3]アケローン川神の乳母であったとされる[1]日本語では長母音を省略してモルモ[2]モルモリュケ[4]モルモン)とも呼ばれる。

元々神話中ではラミアーゲロー英語版と同類の女性の姿をした怪物とされており、元はライストリューゴーン族の女王で、己の子を失った悲しみのあまり他人の子を殺そうとするのだともいわれている[1]。しかし、民間においては母親が子供に語って聞かせる親しみ深いお化けの様な存在だった[2]。また、イソップ寓話の中には『狐とモルモーの面』という話があり、見た目だけで中身が無い人間を風刺する内容となっている[5]

脚注

出典

  1. ^ a b c 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店、1960年2月25日、291頁。ISBN 4-00-080013-2 
  2. ^ a b c d マシュー・バンソン著、松田和也訳『吸血鬼の事典』青土社、1994年12月30日、60,371頁。 ISBN 4-7917-5350-X 
  3. ^ 森野たくみ『ヴァンパイア 吸血鬼伝説の系譜』新紀元社〈Truth in fantasy〉、1997年12月24日、115,185頁。 ISBN 4-88317-296-1 
  4. ^ ジャン=クロード・ベルフィオール『ラルース ギリシア・ローマ神話大事典』大修館書店、2020年7月、841頁。 ISBN 978-4-469-01289-7 
  5. ^ 中務哲郎 訳『イソップ寓話集』岩波書店〈ワイド版岩波文庫211〉、2002年6月14日、42頁。 ISBN 4-00-007211-0 

モルモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/20 07:03 UTC 版)

ドキュンサーガ」の記事における「モルモ」の解説

下半身が馬のような異形女性東の街原型となる次世代集団まとめ役実力その中で最強だった。当初幹部に対して挑発的な態度取っていたが飛によってわからせられ、以降良き興行者・為政者として東の街をまとめたようだ。その功績から東の街終身市長として君臨していたが流石に終身やりすぎだったようで息子によって追い落とされた。現在の四天王であるユタは彼女の子孫にあたる。能力は「加速」だが、飛の能力には全く対応できなかった。

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