mezzanine
「mezzanine」の意味・「mezzanine」とは
「mezzanine」とは、建築における用語であり、主に2つのフロアの間に設けられた中間のフロアを指す。これは、一般的には、地上階と1階の間や、1階と2階の間などに設けられる。例えば、劇場やコンサートホールでは、観客席の一部としてメザニンが設けられることがある。また、商業施設やオフィスビルでも、空間を効率的に利用するためにメザニンが設けられることがある。「mezzanine」の発音・読み方
「mezzanine」の発音は、IPA表記では /ˈmɛzəˌniːn/ となる。カタカナ表記では「メザニーン」と読む。日本人が発音する際のカタカナ英語の読み方としては「メザニン」が近い。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「mezzanine」の定義を英語で解説
「mezzanine」は英語で"a low storey between two others in a building, typically between the ground and first floors."と定義される。これは、「建物の中で、通常は地上階と1階の間など、2つの階の間に設けられた低い階層」を意味する。「mezzanine」の類語
「mezzanine」の類語としては、「intermediate floor」や「entresol」がある。これらはいずれも、2つのフロアの間に設けられた中間のフロアを指す言葉である。「mezzanine」に関連する用語・表現
「mezzanine」に関連する用語としては、「balcony」や「gallery」がある。これらは、劇場やコンサートホールなどの観客席の一部を指す言葉であり、メザニンも含むことがある。「mezzanine」の例文
1. The mezzanine floor was added to increase the storage space.(メザニンフロアは、収納スペースを増やすために追加された。)2. The mezzanine provides a good view of the stage.(メザニンからは舞台がよく見える。)
3. The library has a mezzanine with additional reading areas.(その図書館には、追加の読書エリアがあるメザニンがある。)
4. The mezzanine level is accessible by stairs.(メザニンレベルは階段でアクセスできる。)
5. The mezzanine was used for private parties.(メザニンはプライベートパーティーに使われた。)
6. The mezzanine seats are cheaper than the orchestra seats.(メザニンの席はオーケストラ席よりも安い。)
7. The mezzanine has a separate entrance.(メザニンには別の入口がある。)
8. The mezzanine is a popular spot for taking photos.(メザニンは写真を撮るのに人気のスポットである。)
9. The mezzanine was designed for additional office space.(メザニンは追加のオフィススペースのために設計された。)
10. The mezzanine offers a panoramic view of the city.(メザニンからは市内の全景が見渡せる。)
メザニン
優先あるいは通常借り入れとエクイティの中間 (中二階) という意味。
メザニンデットは弁済順位がシニアデット (通常借入) より劣後する借入れで、金利は高い。しかしエクイティよりも残余財産分配権は優先されリスクが通常の借入れとエクイティの中間に位置することからこのように呼ばれる。
サブオーディネイテッドデット (劣後ローン) や残余財産分配権が普通株より優先する優先株等もこれに当たる (注1)。
メザニン債と呼ばれる債券は、原債権のポートフォリオより回収になる資金を原資とする回収の順位がシニア債 (優先債券) とジュニア債 (劣後債) の中間にあるもののことをいう。
注1:アメリカの投資ファンドの中には、従来からメザニンファンドと呼ばれるメザニンのリスクで資金提供するものが数多くある。
関連用語
中二階
(メザニン から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 03:30 UTC 版)
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中二階(ちゅうにかい)またはメザニン(mezzanine)は、建築物の主要な階層の中間にある床であり、通常は階数に数えない。中二階では天井が低く、バルコニーのような形状をしていることが多い。劇場では、一番低いバルコニーまたはそのバルコニーの最前列から数列の席をメザニンと呼ぶ。
概要
中二階は壁から張り出し、下の階を完全に覆っていないという形状のものが多い。つまり、中二階とすぐ下の階は天井を共有している。中二階は1階と2階の間にあることが多いため「中二階」と呼ぶが、それより上の階層に中二階構造がある建築物も珍しくない。
アンドレーア・パッラーディオの流れを汲む建築では、天井の低い上層階をメザニンと呼び、使用人の部屋や収納に使った。
スタジアムでは、観客席の中でも階層の先端数列をメザニンと呼ぶことがあり、遮るものがなくプレイを見やすいことから高めの金額設定になっている。
鉄道駅では、駅の出入り口のある階層とプラットホームのある階層の中間に中二階を設けることがあり、そこで各種サービスが行われる。それには、改札口やプラットホーム間の乗り換えアクセスが含まれる。特にプラットホームからその階層が見える構造のとき、中二階と言われることが多い。
エレベータ等の略号では、正規の階の間にある階には「M」を使う。例えば、1階と2階の間の中二階は「M2」、5階と6階の間のいわば「中6階」は「M6」、1階と地下1階の間の中地階(中地下1階)は「MB」または「MB1」、建物内の正規の最上階と屋上の間の階(いわば「中屋上階」)は「MR」と表す。
産業におけるメザニン
産業におけるメザニンあるいは中二階は、固定の階層の間に半固定の床を設置したものを言う。積層棚とも呼ぶ。メザニンは通常独立しており、解体したり再配置したりできることが多い。商用に販売されているメザニン構造は主に鋼やアルミニウムやファイバーグラスでできている。そのようなメザニンの床面の素材は用途によって異なるが、鋼鉄やアルミニウムやファイバーグラス製で穴あきのものや、木の板で覆ったものなどがある。
メザニンは小売店の陳列棚のように、器具や原材料などを保管する場所として使われる。メザニンを設置するには天井が高いほうがよい。倉庫、配送拠点、工場などでよく使われる。一般にそのような用途の建物は天井が高く、メザニンはその空間を上下方向に有効利用できるという利点がある。
関連項目
参考文献
- International Code Council - International Building Code 2006 (IBC 2006)
- Merriam-Webster Online
外部リンク
この記事にはアメリカ合衆国内で著作権が消滅した次の百科事典本文を含む: Chisholm, Hugh, ed. (1911). "Mezzanine". Encyclopædia Britannica (英語) (11th ed.). Cambridge University Press.
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