トリオ・ザ・マイナー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 00:46 UTC 版)
「スイートプリキュア♪」の記事における「トリオ・ザ・マイナー」の解説
バスドラ、バリトン、ファルセットからなるコーラス隊。紫色のマントを纏っている。元々はメイジャーランドを守る三銃士だったが、洗脳されたメフィストによって悪の心を植え付けられ、マイナーランドへと寝返った経歴を持つ。3人は鳥に捕食される両生類をイメージしてデザインされている 基本的に仲がいいために3人そろって行動し、声をあわせて歌ったりする。上司であるセイレーンには忠実だったが、内心では互いにその存在を疎ましく感じている。また、歌声には人々を悲しませる力があり、普段はネガトーンに戦闘を任せて指揮をしているが、3人で行う合体技「トリプル・マイナー・ボンバー」を持っており、戦闘自体を行うこともできる。 第22話以降はセイレーンが離脱したことを受け、だれか1人が代わりにリーダーを務めるようになるが、次第にリーダー役を決めることをやめて入れ替わりで担当するようになる。一応、任務の音符探しは行うが、3人とも雑念や煩悩に囚われやすく、任務を放棄することも多い。 第26話以降は失敗続きに煮やしたメフィストによって「悪のノイズ」を放つヘッドフォンを装着され、姿や力などが強制的に強化される。また、骨で構成された3人乗りの乗り物が登場する。 第36話以降はメフィストが離脱したことを受け、ファルセットの真の目的であるノイズの復活へとより表面的に動きだす。事情を知らなかったバスドラとバリトンはファルセットによってノイズの力を与えられ、強制的に怪物のような姿へと強化される。 第46話ではノイズに吸収されるが、最終回ではノイズが浄化されたことにより石化状態となって残され、さらにハミィが「幸福のメロディ」を歌うことにより石化が解かれて生還する。そして、元のメイジャーランドの三銃士の姿に戻り、最後はプリキュアたちに感謝して別れを告げてメイジャーランドに残った。 テレビシリーズの後日談にあたる『小説 スイートプリキュア♪』では3人とも人間界に移住しており、「加音町」にある楽器屋の店員として働いている。また、エレンのバックコーラスとしても活動しており、彼女とともにCDデビューをめざして奮闘している。人間界で住んでいる際には、髪型や服装を一般のものにしている。 バスドラ 声 - 斧アツシ トリオ・ザ・マイナーの低音域を担当している恰幅のいい中年男性。分厚い唇と緑色の大きな二股の顎髭と髪が特徴。一人称は「オレさま」。 非常に傲慢な人物として振る舞い、上司にあたるセイレーンへの反抗心は非常に強く、彼女を出し抜くために悪事を働かせて独断で行動をする大胆さを持つが、自惚れることが災いして敗北することが多い。また、自分のヒゲにこだわりを持ち、ヒゲが乱れた際には激しく動揺することがある。 セイレーンの離脱と同時に彼女の代理としてリーダーに昇進して以降はリーダーの座への執着心が人一倍強くなり、自分がリーダーでない時ですら口出しをして指揮権を奪うことも多々ある。そのため、バリトンに陰口されてはケンカの原因となる一方で、温情的かつ仲間想いな一面もある。 ファルセットの変貌後は彼の横暴な態度や指揮に不満をもつようになる。第42話では、ファルセットの横暴な態度に我慢の限界を超え、さらには「キュアモジューレ」に触れたことで悪の心が抜けるも、ノイズによって再度洗脳されるが、続く第43話ではメフィストによって悪の心が完全に抜かれ、本来の姿と優しい心を取り戻して改心する。 第46話では、ノイズに吸収されそうになったプリキュアを助けるが、結果的にノイズによって吸収される。 しかし、プリキュアたちの奮闘により最終話にて復活を果たした。強化形態 第26話から第36話での形態。悪のノイズでパワーアップした姿。 髭やヒゲが逆立ち、体型が筋肉質になり、骨のような肩の装飾と顔のヘ音記号のマークが両側に付いている。 最終形態 第36話から第43話での形態。ノイズの力で化け物と化した姿。 緑色の肌を強調したカエルような異形の姿。両手足に鋭い爪を、腰に白く短い尻尾をそれぞれもち、両肩には怪鳥の頭蓋のようなものが装備され、巨大な体となっている。しかし、バスドラ本人はこの形態を気に入っていない。 戦闘能力が大幅に上昇しており、「ビートバリア」を一撃で破壊できるほどのパワーをもつ。 バリトン 声 - 大林洋平 トリオ・ザ・マイナーの中音域を担当している美青年。水色の瞳と長髪が特徴。一人称は「わたし」で、少々気取った口調で話す。 自分の美貌に自信を持ち、日焼けによるシミの対策をする際には美容を気にすることがある。また、バスドラほどではないものの、内心では野心を抱いており、時にはリーダーの座を狙う大胆な行動に出る。そのため、バスドラと張り合っては彼に手柄を奪われたこともある一方で、自身も自己中心的な一面もある。 ファルセットの変貌後は彼の横暴な態度や指揮に不満をもつようになる。第42話では、ファルセットの横暴な態度に我慢の限界を超え、さらには「キュアモジューレ」に触れたことで悪の心が抜けるも、ノイズによって再度洗脳されるが、続く第43話ではメフィストによって悪の心が完全に抜かれ、本来の姿と優しい心を取り戻して改心する。 第46話では、ノイズに吸収されそうになったプリキュアを助けるが、、結果的にノイズによって吸収される。 しかし、プリキュアたちの奮闘により最終話にて復活を果たした。強化形態 第26話から第36話での形態。悪のノイズでパワーアップした姿。 体型に大きな変化はないが、服装は大きく変わり、丈の長い腰巻きのようなものをつけ、骨のような肩の装飾と顔のヘ音記号のマークが右側に付くようになり、念力などの超能力が使えるようになった。 最終形態 第36話から第43話での形態。ノイズの力で化け物と化した姿。 水色の肌を強調した半魚人のような異形の姿。両手足に鋭い爪を、腰に白く短い尻尾をそれぞれもち、身長は2倍ほど高くなっている。しかし、バリトン本人はこの形態を嘆いている。 戦闘能力が大幅に向上しており、その巨体とは裏腹に俊敏なスピードをもつ。 ファルセット 声 - 奈良徹 トリオ・ザ・マイナーの高音域を担当している男性。桃色の瞳と髪が特徴で、目の隈がある。一人称は「ボク」で、丁寧な口調で話す。 基本的に控えめな人物として振る舞い、仲間の傲慢さに対して呆れる表情を見せる一方で、楽しいことにはしゃぐというお調子者な一面もある。また、ケンカしている仲間の仲裁に入ることが多く、リーダー争いに交わることも少ないため、機会があってもリーダーの座を横取りされている。 自分の頭にセイレーンが乗ることが多く、彼女が憤慨している際には髪をよくむしられている。 普段は歌の音程を外しているが、実際には優れた歌唱力の持ち主であり、自分の高音域の声に誇りを持ち、自分の声を否定された際には露骨に嫌悪感を示すほどである。また、低音域の声を不快に感じ、もしもリーダーになった暁には同僚に低音域を禁止させるほどだが、バスドラによる低音域の歌唱を認める発言もある。 第36話では、メフィストの離脱と同時に凶悪な姿に変貌し、自身がノイズの内通者であることを明かす。そして、メフィストに「用済み」という意思を通告し、プリキュアたちに本来の目的がノイズの復活であることを宣言する。その後、2度にわたって「不幸のメロディ」を歌唱し、ノイズの完全復活に貢献する。 変貌後は一人称が「オレ」に変わり、トリオ・ザ・マイナーの新リーダーとして君臨し、同僚に自分を「さま」づけで呼ぶよう強要するなど、態度や言動が高圧的になる。その態度から嫌われていたが、ノイズの命令に忠実に従うところは評価されている。 ノイズには強い忠誠を誓っており、ノイズのための犠牲を当然と思っている。また、卑劣な手段も辞さない一方で、マヌケな一面もみせている。 第45話ではメイジャーランドへ向かうノイズに同行し、続く第46話ではプリキュアたちの猛攻で負傷したノイズを必要以上に気遣う行為をノイズに煩わしく思われたことで、結果的にノイズによって吸収される。しかし、最終話ではプリキュアたちの奮闘によりノイズの洗脳から解放され、元の人格と優しい口調に戻り、これまでの行為に対する謝罪を行った。強化形態 第26話から第36話での形態。悪のノイズでパワーアップした姿。 体型に大きな変化はないが、服装は大きく変わり、骨のような肩の装飾と顔のヘ音記号のマークが左側に付くようになり、手からピンク色の鞭状のエネルギーを出し、相手を拘束する能力を披露するようになった。 最終形態 第36話から第46話での形態。ノイズの力で更にパワーアップした姿。 体格は後ろ髪が伸びた以外に変化はないが、顔に奇妙な半仮面を着用している。コスチュームも体各部に巻きついた黒い骨状のパーツと、羽毛状のマントをつけた服装へと変化する。 戦闘能力が格段に上がっており、突風を起こしたり、複数にわかれるムチを駆使して攻撃する。また、プリキュアの必殺技を受け付けないほどの防御力をもつ。
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