テロ・ゲリラ闘争の激発とは? わかりやすく解説

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テロ・ゲリラ闘争の激発

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 10:39 UTC 版)

革命的共産主義者同盟全国委員会」の記事における「テロ・ゲリラ闘争の激発」の解説

全共闘運動当時のような大衆的な拡大勢い失った中核派は、その後1980年代入ってゲリラ闘争にその活路見出し数々テロリズムテロ活動)を引き起こした中核派非公然組織革命軍秘密部隊)」は、これまでに、運輸省現・国交通省幹部宅や新東京国際空港公団現・成国際空港株式会社幹部職員宅などに対す爆破放火放火未遂ゲリラ事件脅迫事件数十回も引き起こしたまた、中核派自分たちが敵とみなした人々住所等の個人情報弱み調べ上げ、「共有拡散」と称して不特定多数人々対し流出させて無用の紛議煽り事業続けることができないようにしたり、精神的なプレッシャーをかけて、中核派要求呑ませるという嫌がらせ問題起こしたまた、自由民主党本部自由民主党本部放火襲撃事件)や空港施設などを狙った火炎瓶火炎放射器用いた放火ゲリラ事件警察署襲撃事件警察官居宅への放火ゲリラ事件国電同時多発ゲリラ事件など、150件を超える事件引き起こした1985年昭和60年)頃からは、圧力釜爆弾時限発火装置製造や、飛距離が数キロメートルに及ぶ迫撃弾ロケット砲使用するようになった1985年昭和60年10月20日には、革労協などと共に10.20成田現地闘争機動隊大規模に衝突し1986年第12回先進国首脳会議では、新東京国際空港迎賓館向けて迫撃弾飛翔弾ロケット弾)を発射する事件放火事件皇居爆破未遂事件起こした1988年昭和63年9月21日には、千葉市内の路上で、当時千葉県収用委員会会長弁護士小川彰襲撃している(千葉県収用委員会会長襲撃事件)。小川弁護士全身革命軍から鉄パイプ殴られ両足左腕骨折するという重傷負ったその後小川弁護士2003年平成15年7月にこのテロ後遺症を苦に自殺する)。 このテロ行為中核派犯行声明出し、「収用委員会解体闘争」と称して電話手紙集中せよ」として、他の収用委員全員住所電話番号を、機関紙『前進』掲載した中核派収用委員およびその親族対し大量脅迫状脅迫電話送りつける手口で「家族と殺す」などと脅迫行いその結果翌月遂に収用委員全員辞任する事態となる(千葉県収用委員会2004年平成16年)に再建された)。 中核派による闘争が最も激しかったのは、昭和天皇崩御皇太子明仁天皇即位(現在は上皇)に関連して1989年昭和64年 / 平成元年)から約2年間の「天皇決戦であった中核派は、「大嘗祭粉砕」と称して、「一切軍事的決着として帰結する死闘戦」を行うことを宣言大山祇神社秋田県護国神社等の旧日本軍戦史に繋がる神社や、三千院仁和寺青蓮院など、皇室とゆかりの深い神社仏閣対す器物損壊放火事件起こした京都寺社等同時放火事件」を皮切りに伊勢神宮対す迫撃弾発射未遂事件伊勢神宮爆破未遂事件常陸宮正仁親王襲撃未遂事件往来妨害事件行政対象暴力事件企業恫喝事件新幹線線路爆破未遂事件造船所放火事件成田空港襲撃未遂事件新東京国際空港公団関係者脅迫事件成田空港行き京成電鉄列車への放火事件など、124件ものテロ・ゲリラ事件引き起こした。 これらの中核派による「ゲリラ闘争」に関連して複数ゲリラ事件一般人巻き添え犠牲者出している。1975年昭和50年9月4日中核派活動家横須賀緑荘アジト爆弾製造しているところ、誤って爆発させ、同アパート住人2名が死亡中核派活動家も3名死亡)した(横須賀緑荘誤爆事件)。 1983年昭和58年6月7日には、千葉県四街道市成田空港関連航空燃料パイプライン輸送敷設工事現場飯場放火して、労働者2名を焼死させている(東鉄工業作業員宿舎放火殺人事件)。1984年昭和59年10月1日には、佐原市にある成田用水事業請負業者社長宅を放火成田用水工事事業者連続放火事件)。社長宅のほかに成田空港問題とは無関係近接した住宅2棟全焼させた。これらの「ゲリラ闘争」における一般人巻き添えについて、中核派は、未だ一つとして被害者遺族らに謝罪賠償もしていない対立党派宿敵である革マル派との内ゲバも、1980年代に入ると両派ともに組織が「内ゲバ戦争」によって疲弊化したことで徐々に小康化していったが、国鉄分割民営化を巡る過程で、革マル派同盟員目されていた国鉄動力車労働組合真国鉄労組合真国労)、JR総連活動家襲撃するなどした。また、かつて革マル派が行ってきたような大学構内から他党派やノンセクト活動家暴力的に排除する党派による恐怖支配」を、中核派法政大学京都大学始め各地大学強めることになったと語る当時活動家存在する

※この「テロ・ゲリラ闘争の激発」の解説は、「革命的共産主義者同盟全国委員会」の解説の一部です。
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