真国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 04:00 UTC 版)
タオ 真国の第二王女。スウォンの配下と勘違いしてヨナたちを自分の邸宅へ連れてきた。斉国を属国とした高華国に兵を上げようとする姉コウレンとは違い軍事力の差を考え、属国になることで民の犠牲を避けようとする。童顔で若く見えるが19歳。ヨナからはお小さいのにしっかりしていると年下に見られていた。 ヴォルド タオの従者で五星の一人。23歳。ヨナたちを連れてくるために真国との国境の山道で接触を図る。ヨナたちには敬語だが、アルギラには少々口調が荒くなる。タオやコウレン各々の本質をよく理解しており、従うだけでなく時には諫める言葉もかけるなど側で支えつつ見守る。冷静沈着で生真面目な性格だが姫たち姉妹のことやバラバラになってしまった五星を想うなど情に厚く仲間想いな面もある。開戦派であるネグロも「あいつが(五星の中で)一番まともだった」と零したりと自由気質な他3人と比べ常識人とされ信頼されていた様子。 アルギラ タオの従者で五星の一人。19歳。猫好きでリスのアオも気に入る。長い三つ編みを背中に垂らしている。ハクも心中でいい腕だと称するほど腕が立つ。好意を感じた人物の名前の語尾に「にゃん」とつけ呼ぶ癖がある。15歳の時、五星を決める武術大会決勝にてヴォルドに勝ち優勝しているが出場理由も「コウレン姫に仕えるため」でなくいい加減なものであったりと性格は単純・自由奔放かつ好戦的。真面目なヴォルドとは反りが合わない。 コウレン 真国の第一王女。27歳。潸潸で偶然ヨナとハクに出会う。ヨナも見惚れるほど美しい顔立ちをしており、王の片鱗をのぞかせる振る舞いや高いカリスマ性の持ち主。17年前の戦で捕虜になった民や兵士がユホンによって首を刎ねられ、釈放すると言って真国の城門に投げ入れられたことで、ユホンの息子であるスウォンに屈してはならないと考えている。民への慈しみの心を持つ反面、高華国に対する強い憎悪や反感に囚われて生きる。潸潸にて戦の準備を進める。剣の腕は確かなものでありハクも「あの剣術は並大抵の努力ではない」と評している。 ネグロ コウレンの従者で五星の一人。35歳。総角のような髪型をしている。17年前の高華国との戦で生還するも顔に傷を負う。そのためコウレン同様、高華国に対して強い憎しみを抱いている。コウレンと出会ったのもこの戦から帰還した際でありそのころから忠臣として仕えている。五星の中ではリーダー的存在だったと見られる。 ヨタカ コウレンの従者で五星の一人。24歳。キジャに肌の手入れについて聞くなど、武人であるが美に対する意識が高い。錘のような武器は、振り下ろされた地面一帯がひび割れるほどの威力を持つ。幼いころから高華国に対し強い憎しみを抱いている。五星となってから4年後、タオ姫側についたヴォルドを裏切り者と思っている節がある。 ミザリ コウレンの従者で五星の一人。16歳。幼いころコウレンに拾われて以来、彼女を盲目的に慕い神と崇める。そのため開戦派の中で彼のみ高華国への憎悪でなく純粋な「コウレン様のため」という想いで動いている。目的のためなら手段を選ばない問題児で、コウレン以外に同じ開戦派であるネグロやヨタカを慕っているが彼らからは度々叱られている。タオの寝所に忍び込み殺害を試みる。四龍を馬鹿にした味方の兵士を斬りつけるなど、常軌を逸した行動をとったために幽閉される。 ゴビ 真国の神官。反戦派の貴族たちを率いて、国境に駆けつける。タオこそ神に選ばれた次期真国王であると国王に進言している。コウレンに「タオ姫はこの国に愛と平和をもたらす。国王様と貴女様はその神の声に聞く耳を持たず、己が憎しみのために民を地獄へと道連れに…」と言い放つが、コウレンには私よりタオを御しやすいと考え王にさせたがっていると、看破されている。タオに擦り寄っていたようだが、心の内を見抜かれており距離を置かれている。裏でネグロ、ヨタカ、ミザリを襲撃せさ、国境の野営地でコウレンへの不信感を煽るように画策する。 四龍に興味を示し、ヨナもろとも手に入れようとするも失敗。後に戒国にも四龍の素晴らしさを吹き込み、煽動したが、捕らえられた。
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