シ・ショウ

デジタル大辞泉

し‐しょう〔‐シヤウ〕【刺傷】

読み方：ししょう

［名］(スル)刃物などで人を刺して傷つけること。また、その傷。刺し傷。

し‐しょう【刺衝】

読み方：ししょう

［名］(スル)突き刺すこと。また、刺激すること。

「寒熱痛痒外より—して内よりこれに応じ」〈福沢・学問のすゝめ〉

し‐しょう〔‐シヤウ〕【史生】

読み方：ししょう

《「しじょう」とも》律令制で、中央諸官庁や諸国の主典(さかん)の下に属し、公文書の書写や修理などに従った下級の書記官。一分(いちぶ)の官。ふみびと。しせい。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【司掌】

読み方：ししょう

律令制で、諸官庁に置かれた最下級の職。官掌(かじょう)・省掌などの総称。使部の監督・設営などに当たった。

し‐しょう〔‐セウ〕【^×嗤笑】

読み方：ししょう

［名］(スル)あざけり笑うこと。嘲笑(ちょうしょう)。

「此言を聞く者、咸(みな)予を—して以て狂と為し」〈露伴・運命〉

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四声】

読み方：ししょう

⇒しせい（四声）

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四姓】

読み方：ししょう

⇒しせい（四姓）

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四生】

読み方：ししょう

仏語。生物をその生まれ方から4種に分類したもの。胎生(たいしょう)・卵生・湿生・化生(けしょう)。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四^▽聖】

読み方：ししょう

仏・菩薩(ぼさつ)・縁覚(えんがく)・声聞(しょうもん)。

阿弥陀仏・観世音菩薩・大勢至菩薩・大海衆(だいかいしゅう)菩薩。

鳩摩羅什(くまらじゅう)の弟子の、道生・僧肇(そうじょう)・道融・僧叡(そうえい)。

東大寺の、本願主の聖武天皇、開基の良弁(ろうべん)、勧進の行基、導師の菩提僊那(ぼだいせんな)。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四象】

読み方：ししょう

１ 4種の姿かたち。天体の、日・月・星・辰。

２ 易学で、少陽（春）・太陽（夏）・少陰（秋）・太陰（冬）。

３ 地中の、水・火・土・石。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【四障】

読み方：ししょう

仏語。仏道修行上の4種類の障害。ものにまどう惑障、悪業(あくごう)のさわりの業障、悪業のむくいの報障、邪見の見障。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【市章】

読み方：ししょう

その市のシンボルマーク。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【師匠】

読み方：ししょう

１ 学問または武術・芸術の師。先生。

２ 歌舞音曲などの遊芸を教える人。

３ 寄席芸人に対する敬称。

し‐しょう【師承】

読み方：ししょう

［名］(スル)弟子が師から教えを受け伝えること。師伝。「武道の奥義を—する」

し‐しょう〔‐シヤウ〕【志尚】

読み方：ししょう

こころざし。

「—の尊くして、品格の高き者」〈雪嶺・偽悪醜日本人〉

し‐しょう【支証】

読み方：ししょう

裏づけとなる証拠。あかし。

「合戦仕(つかまつ)って候ひつる—是にて候と」〈太平記・五〉

し‐しょう〔‐シヤウ〕【支障】

読み方：ししょう

さしつかえ。さしさわり。「運営に—をきたす」「少々の遅れなら—はない」

じ‐しょう〔‐シヤウ〕【次将】

読み方：じしょう

１ 大将の次に位するもの。

２ 《「ししょう」とも》近衛中将(このえのちゅうじょう)・少将の異称。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【死傷】

読み方：ししょう

［名］(スル)死ぬことと傷つくこと。「列車転覆事故で多数の人が—する」「—者」

し‐しょう〔‐シヤウ〕【死生】

読み方：ししょう

「しせい（死生）」に同じ。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【私傷】

読み方：ししょう

公務を離れたときに受けた傷。⇔公傷。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【私^×娼】

読み方：ししょう

公娼制度の認められていた時代に、公認されずに営業した売春婦。⇔公娼。

し‐しょう〔‐セウ〕【私消】

読み方：ししょう

［名］(スル)公共の金品を勝手に私用に消費すること。

「誤魔化すの—するのと云うのではなく」〈里見弴・多情仏心〉

し‐しょう〔‐セウ〕【^×翅^×鞘】

読み方：ししょう

甲虫類の、かたい前翅(まえばね)。たたむと上になるので上翅(じょうし)ともいう。鞘翅(しょうし・さやばね)。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【視唱】

読み方：ししょう

その楽譜を初めて見て、ただちに歌うこと。初見(しょけん)。→ソルフェージュ

し‐しょう〔‐シヤウ〕【視床】

読み方：ししょう

間脳にある大きな灰白質の部分。嗅覚(きゅうかく)以外の興奮伝導を大脳皮質へ中継し、痛覚の知覚や運動機能の調節、感情の働きにも関係する。視丘。

し‐しょう〔‐シヤウ〕【詞章】

読み方：ししょう

１ 文字によって表現された言葉。詩歌や文章。

２ 謡曲・浄瑠璃など音楽的要素のある演劇作品の文章。

し‐しょう〔‐セウ〕【詩抄／詩^×鈔】

読み方：ししょう

多くの詩の中から、ある目的のもとに抜き書きして書物にしたもの。

歴史民俗用語辞典

史生

読み方：シショウ（ｓｈｉｓｈｏｕ）

律令制で官位相当のない雑任の一。公文書の作製などに従事した。

四姓

読み方：シセイ（ｓｈｉｓｅｉ），　シショウ（ｓｈｉｓｈｏｕ）

源氏・平氏・藤原氏・橘氏の総称。

別名 源平藤橘(げんぺいとうきつ)

支証

読み方：シショウ（ｓｈｉｓｈｏｕ）

明白な証拠。

私娼

読み方：シショウ（ｓｈｉｓｈｏｕ）

公認されていない売春婦。

別名 湯女、芸者、飯盛、船饅頭、比久尼、夜鷹、辻君