ザ・ファイナルマッチ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 07:48 UTC 版)
「ザ・チャンス!」の記事における「ザ・ファイナルマッチ」の解説
TPIRにおける「ショーケース」。最終ゲーム後に残った3組(初期においては2組)の対戦形式で行われた。当初のコーナータイトルは「ザ・ビッグホイール 〜ボーナスゲーム〜」。のちに「ザ・ラストチャンス! ファイナルマッチ」を経て、最末期では「ザ・ファイナルマッチ ウルトラチャンス!」となった。この項目では便宜上、「ザ・ファイナルマッチ」の名称を使用する。 ザ・ビッグホイール TPIRでは「ショーケース・ショーダウン」で行われる巨大ルーレットゲーム。回転時には矢印が棒にあたり、ピッピッと音が鳴る。 ピンク・レディー司会時代には、5から100までの数字が書かれたルーレットを回し、1回目で100が出たら賞金30万円獲得。100が出なかった場合には点数状態によってはその場で止めるか、もう1度回して合計が100になれば賞金15万円獲得。ただし、100点をオーバーすると失格となる。双方とも100が出なかったら、100以内の点数で一番高かった組が点数×1000円の賞金を貰う。 伊東司会時代には通常のゲームとして行われ、100の代わりに伊東の似顔絵が描かれた。2回回転し、数字の合計が80以上100以下、または伊東の似顔絵に止まったら賞品獲得。それ以外(75以下、105以上)は失敗になる。ホイール回転中、観客が「伊東さん」コールで煽るのが恒例だった。 期首特番『4・10月だョ!全員集合』でも行われたことがあり、ピンク・レディー時代には、2番組の代表者が通常と同じルールで行っていた。伊東時代には、出場全番組名(+レポーター)が書かれたルーレットをパートナー(宮崎美子など)と共に回し、当たった番組に「1等賞」「2等賞」「3等賞」がそれぞれ送られた。余談だが、中期以後毎回坂上二郎一人しか来ない(1回だけ藤村俊二も出た)『ぴったし カン・カン』の幅は、「レポーター」の幅よりも猛烈に狭いのが恒例だった。 小切手ゲーム・パート2 パート1と似ているが、賞品の金額を、50万から100万の小切手ボードにマークするゲーム。ただし、マークできるのは3万円圏内。司会の伊東が「正解矢印ドン」の掛け声の後に、最後に電子音と共に一番左から↓マークが出てきて右へ動かす判定で有名だった。80万円以上は会場の人が賞品を獲得できた。矢印マークで賞品の金額を指して当てれば正解で賞品獲得。なお、賞品獲得失敗の場合、司会の伊東がくやしそうに直すのがお約束だった。小切手ボードにマークする際の音楽は、パート1同様。50万の小切手ボードの色は黄色。100万の小切手ボードの色は水色。矢印マークの色は赤。別名は安岡力也の小切手ゲーム。 ナンバーボードゲーム 賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。左右側にある0 - 9の数字が書いてあり、1桁ずつ選んだ数字のボードが出てくる。数字のボードが上昇し、セット上部まで隠し入ると当り、下へ落ちるとはずれとなる。3つとも数字のボードがセット上部まで隠し入れば成功で賞品獲得。 ナンバーリングゲーム 賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。1 - 9の数字のパネルに輪をマークするゲーム。 モンスターハウス 賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。0 - 9の数字の書かれた棺桶があり、短剣の箱を開けて、10本の短剣が出てくる。棺桶の剣穴に短剣を刺して棺桶を開くと、「○」(3つ)・「×」(3つ)・「モンスター」(ドラキュラ・フランケンシュタイン・狼男・半魚人、各1つ)のいずれかが出る。モンスターの場合は記号のない生地がなく、棺桶の剣穴に短剣を刺して、棺桶を開いて出現する仕掛けとなっていた(計4つ)。モンスターは引いた時点で失格となり、そのモンスターの人形が手渡される。順番に棺桶を開き、最終的に生き残って、○を全て開けたチームが賞品獲得となる。モンスターを全て開けるとゲームオーバーとなる。棺桶の剣穴は縦。 海賊船ゲーム 賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。伊東は骸骨のマスクを被るというコスプレをしていた。モンスターハウスと同じ要領のゲームで、棺桶の代わりに0 - 9の数字の書かれた樽を使用。樽の剣穴に短剣を刺すと、「○」(3つ)・「×」(5つ)・「海賊」(2つ)のいずれかが出る。樽の剣穴に短剣を刺して、1回目の海賊を出すと大砲をイメージした火薬が爆発し、全チームが失格となってしまう。また、2回目の海賊を出すと大砲をイメージした火薬が爆発し、ゲームオーバーで2回誤答したチームも失格になる。やはり最後に○を全て開けたチームが賞品獲得となる。 全組失格後、会場から1組選び、引き続き挑戦できたケースもあった。 ドラキュラゲーム 賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。伊東はドラキュラの衣装を着るというコスプレをしていた。開始前に「DRACULAGAME」の文字の扉が開いて、「ドラキュラ物語」なるものが行われていた。ゲームがモンスターハウスのリメイク版だが、ルールは海賊船ゲームに近い。0 - 9の数字の書かれた棺桶があり、棺桶の剣穴に短剣を刺して棺桶を開くと、「○」(3つ)・「×」(5つ)・「ドラキュラ」(2つ)のいずれかが出る。棺桶の中には、緑の生地が張ってあり、通常は○(計3つ)×(計5つ)が書かれているが、ドラキュラの場合は記号がなく、その生地を破って出現する仕掛けとなっていた(計2つ)。1回目のドラキュラが出現すると全チームが失格となってしまう。また、2回目のドラキュラが出現するとゲームオーバーで2回誤答したチームも失格になる。やはり最後に○を全て開けたチームが賞品獲得となる。 こちらも全組失格後、会場に対してのラストチャンスがあり、会場から1組選び、引き続き挑戦できたケースもあった。棺桶の剣穴は横。 海星ゲーム 賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。0 - 9の数字の書かれた海星を使う。 お化けゲーム お化け屋敷と似ているゲーム。賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。海星ゲームと同じ要領のゲームでルールは海星ゲームに近い。墓場にお化けが出現。 パニック・ナンバーゼロ 0 - 9の数字が隠されたボールを各組3個ずつ引き、ポイントの積が大きいチームが勝ち。ただし、0を引くと、いくら掛けても0なので失格。しかも0に限って、一度引いてもまたボックスに戻され、他のチームが引く危険もある。なお、ボーナスとして数字が続いた場合には賞金10万円が貰えた。最高ポイント7×8×9=504で無条件で賞品と10万円を獲得した組もいた。 カラーダービー 会場から3組が抽選されるが、先に選ばれた組ほど豪華な賞品になっている。各チームの代表者が順番にボックスからボールを1個ずつ引き、いち早く自分のチームのボールがすべて選ばれると賞品獲得となる。勝利に必要なボール数は青(1組目)が5個、黄(2組目)が4個、赤(3組目)が3個。他に銀のボールが2個あり、1個目は全チームが1個ずつボールを獲得した扱いになるが(この時に限り複数チームが勝利する可能性もあった)、2個目を引いた時点で即ゲーム終了となり、勝者なしとなってしまう。 (ゲーム名不明) 選ばれた3組が、3ステージからなるパネルゲームに挑戦する。勝ち残っているチームが1枚ずつパネルを選び、財宝のパネルならば次のステージに進めるが、骸骨のパネルならば失格となる。第1ステージはA - Dのパネルを開けると、鍵(3つ)・骸骨(1つ)のいずれかが出る。第2ステージはA - Dのパネルを開けると、ダイヤモンド(2つ)・骸骨(2つ)のいずれかが出る。第3ステージはA - Cのパネルを開けると、王冠(1つ)・骸骨(2つ)のいずれかが出る。王冠のパネルを当てられれば賞品獲得となる。 ゴールデンコールゲーム それぞれ3つのチームで賞品の金額の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。1 - 9の数字のパネルを選び、はずれたら、×を付ける。各チームの十万、一万、千の桁が当たれば賞品獲得となる。3チームとも十万、一万、千の桁が当たれば全チームとも賞品獲得となる。 (ゲーム名不明) 数字を答えるチームとゲームに挑戦するチームに分かれて、それぞれ二つのチームで競争するゲーム。その物の答えの値段が分かっていて、万、千、百、十、一の単位の数字がそれぞれ赤、橙、黄、緑、青色(?)の覆いで隠れており、それぞれゲームに挑戦する二つのチームに渡される風船をその前の椅子で割っていく。そうすると、上から一つずつ、隠れているところが、現れてきて、全ての風船を割ると、隠れている数字が全てわかるゲーム。ただ、その途中でその数字が分かり、答えるチームが、早押しボタンを押して数字を答えれば勝ち。不評だったのか、1回で終了した。 (ゲーム名不明) AからGまでのボックスのもぐらをハンマーで叩くと、花(2つ、または3つ)・宝箱(1つ、または0)・お化け(4つ)のいずれかが出る(花及び宝箱の場合には同時に紙吹雪が、お化けの場合には同時に炭酸ガスの煙が出る)。宝箱ならば賞品獲得となり、お化けならば失格となる。「ナウ ゲッタ チャンス!」の掛け声で、もぐらをハンマーで叩く。 狼と子豚ゲーム 賞品の金額(国内旅行、海外旅行)の十万、一万、千の桁の数字を当てるゲーム。子豚は3匹いて、誤答時には狼が子豚を1匹ずつ踏んで子豚は無くなる。狼が子豚を3匹踏んで、子豚がいなくなったら失格。子豚が残っていれば成功で、背景が朝に変わり賞品獲得となる。
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