早押しボタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 14:59 UTC 版)
「アメリカ横断ウルトラクイズ」の記事における「早押しボタン」の解説
早押しクイズで使用されるボタンは、ハットと同色(第4回までは白のみ)のボックスに小さなクリックボタンが付いたものであった。ボタン自体の色は第11回までは特定の色に決まっておらず、ボックスの色とは無関係に様々な色が使われていたが、第12回からは赤に統一された。このボタンは早押しテーブル上の挑戦者の右手の位置に固定されていたため、左利きの挑戦者に対しては考慮されておらず、不自然な体勢で左手でボタンを押す挑戦者もいた(第15回の準優勝者等。左手の肘をテーブルに乗せてボタンを押す挑戦者が多かった)。 第7回から手のひら全体で押すタイプの新型ボタンが登場した(第7回では全編でこのボタンが使われ、ボタンは右側でなく、テーブルの中央に配置されていた。さらにボタンを押すまでは両端に付いているバーを両手で握っていなくてはならなかった)。この新型ボタンは第7回以降も、ダイビングクイズやマラソンクイズなど、『ボタンを押す体勢が安定しないクイズ』や、遠方から走ってきてボタンを押すような体力系のクイズ形式に多い、『強い力でボタンを叩く事が多いクイズ』で使われた。ウルトラクイズ終了後にこの新型ボタンは、押す部分全体がゴムで覆われている防水性タイプに発展し、現在の『高校生クイズ』などでも使用されている。 クイズを行う場所や形式の関係上、早押しテーブルを設置することが困難な場合は、早押しボタンのボックスを挑戦者の手に持たせる、多人数が参加する国内予選の敗者復活戦や、第15回ハワイの対決早押しクイズで、早押しボタンを頭の上部にくくり付ける、第12回のアラスカ鉄道の列車内での早押しクイズで、早押しの大型ボタンをベルトで太ももにくくり付けるなど、体の一部に早押しボタンをくくりつける方式があり、主に団体戦などの特殊なクイズ形式では、ボタンの代わりに足で踏むことによって解答権が得られるマット式のものが使われることもあった。
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